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このnoteについて

2023年、新しい試み

2022年が終わろうとしている。
年女だった2022年はその始まりからなんだかワクワクしていてた。今その終わりに立って、全てが願い通りかというとそうではないけれど、いくつもマインドセットの変化があった年であったことは確かだ。

知らなかった世界に飛び込み、知らなかった自分を発見し、もう知っていると思っていた世界でも、新しい自分を見つけることができた。そして、今後もまだまだ変わりそうな予感があって、我ながらびっくりしている。

世間的にはもう「いい大人」になってなお、これだけ色々な変化があるのだから、先のことは何もわからないのだ。それは怖いことでもあるけれど、きっと楽しいことでもある。自分を諦めずに、やりたいことをやってみよう。

そんな気持ちでいた時に友人から勧められたのが、このnoteだった。
「ひとまず動いてみたら?」というその言葉の通り、なりたい自分を勝手に諦めず、前に進んでみようと思う。エッセイを書くという、長年の夢に向かって。

エッセイを書くということ

子供の頃からいわゆる「本の虫」だった。
伝記、推理小説、女流作家もの、純文学、海外小説・・・なんでも読む子供だったのだけど、大人になるにつれて比重が増えていったのが「エッセイ」だった。好きなエッセイストと言われてすぐに名前が浮かぶのは、須賀敦子、米原万里、岸恵子。

共通点は海外との関係がある女性、ということだろうか。
子供の頃からなんとなく自分が周りから浮いている自覚があった女子には、彼女たちの「誰がなんと言おうと私は私」という姿勢が眩しく、憧れだったのだと思う。彼らの文章を読みながら、海外生活への憧れも募らせることになった。

そしてここからが人生の不思議なところ。お三方のエッセイを貪るように読んでいた私の興味は、なぜかイタリアにも、ロシアにも、フランスにも向かわなかった。

私とドイツ

初めてドイツに降り立ったのは2007年。田舎で生まれ育った私にとって、それは初めての海外だった。そしてこの1年の留学生活は文字通り私の人生を大きく変えた。人生というより、価値観を変えたと言った方が正しいかもしれない。

今でも、あのタイミングで海外に行けたことは僥倖だったと思う。20-21歳という最も多感な時期を海外で、一人で過ごせたことはその後の私を支えてくれた。そして15年経った今また、私は新たなドイツとの関係を模索したいと感じている。これもまた、15年前には考え付かなかったことだ。

縁は異なもの味なもの。ドイツを通じて考える色々なこと、人生について、思いを巡らせてみたい。

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