パスタから学ぶ「好き」と「得意」の重なるところ
私のパートナーはパスタ料理が得意です。
ごはんの献立に悩んでいると冷蔵庫の材料を見て
「なんか適当に作るわ」と言って、ちゃちゃっと作ってくれます。
これがまた美味しい。
【得意を伸ばすことが良い】とは遥か昔から言われているようなことですが
パートナーが作るパスタを通して改めて腑に落ちた話をします。
パスタが美味しい2つの理由
彼の作るパスタが美味しい理由は大きく分けて以下の2つです。
①何度も作る(練習する)
②材料や道具にこだわる
シンプルではありますが、これが究極の理由だと考えています。
①何度も作る(練習する)
決して努力をしているのではなく、単純に楽しいから何度も作るのだそうです。
Youtubeでイタリアンシェフの料理動画を見ては「次はこれを作りたい!」と話すこともしばしば。
②材料や道具にこだわる
彼はシェフが使うアルミパンやチーズグレーター(塊のチーズを削る道具)、生のイタリアンパセリやトマトペーストなどを揃えます。
私だったら手持ちのティファールのフライパンで問題ないし
イタリアンパセリもそんなに使用頻度が高くなさそうなので、
省略するか安価な乾燥パセリで代用しそうです。
料理も仕事も上達する仕組みは同じ
先ほどの2点を仕事に置き換えるとこんな感じ。
①何度も作る
例:ビジネス向けの文章を何度も書いて練習する
②材料や道具にこだわる
例:正しい文章の書き方や日本語を学ぶために書籍や資料を揃える
得意が磨かれるフローを順序立てて説明すると、
●ビジネス向けの文章を何度も書く
→書くことに慣れて得意・好きになる
→より美しい文章が書けるようになりたいと考える
→正しい文章の書き方、日本語を学ぶために書籍や資料を揃える
→さらに文章を書く練習をする→文章の精度が上がる(結果)
となります。
子どもの頃異様に虫に詳しい子、いませんでしたか?
単純に好きだから何度も図鑑を読んだりテレビを見たりして詳しくなるんですよね。
努力して虫の種類を覚えるのとは少し違う。
仕事の場合は好きな気持ちよりも
先にDoすることで「これ得意かも」という感覚が生まれ
回数を重ねる気もしています。
何が幸せにつながっているのか
結局好きで得意なことをすること自体が楽しいです。
料理だろうと仕事だろうと、当てはまれば苦になるとは捉えにくい。
さらにいうと、周りから頼られることが増えます。
そこで承認欲求が満たされることになります。
人間は承認欲求を持つ生き物なので
これが満たされることは自分の幸福につながる。
好きで得意なことをすること、周りに頼られることは
それほどに大きな力を持っていると言えます。
その好きと得意の恩恵を受ける人も絶対幸せ。
だって、私は料理の手間が省ける上にプロ並みに味にこだわった料理が食べられるし、文章を書くのが苦手な人はサッと整った文章を書いてもらえて、自分の仕事時間確保にもなる。
そういえば、前職の上司によくお客様向けのメール文作成や添削を頼まれていました。
仕事の精度には定評のある方だったのですが
「自分よりも○○(私)さんの文章力が高いので…」と度々任せてくれていました。
任せてもらえると「もっと頑張ろう」と嬉しい気持ちになるし
期待に応えたい想いで学ぶようにもなるのでさらに得意を加速させることになります。
仕事もこれにならえば良い
次仕事を探す際には
言うまでもなく得意と好きが重なるところを探せばいい。
でも仕事において文書作成が得意で好きな人なんてきっとごまんと居るのですが。笑
当たり前のことを長々書き連ねましたが
まずは【好き】な気持ちを大切に。
そうしたら、どこかで役に立つ日が来ると思うのです。
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