ホットフラッシュに豆腐チャンプルー
こんにちは。Saraです。
【ホットフラッシュ】
更年期障害のひとつの症状としてホットフラッシュがありますね。
突然ほてって体が熱くなり、汗が吹き出すんですね。
実は、ホットフラッシュは更年期だけでなく、
働く女性の30代からその症状が現れる人が多いといいます。
つまり年齢によるものじゃないんです。
現に、アラフィフになってもそのような症状が出ない人もいるわけですから。
これは自律神経の乱れや、
ホルモンバランスが崩れることによると考えられています。
体内で何が起きているかというと、
津液(しんえき)=体内の水分と血液が不足している状態なのです。
【体の陰陽のバランスが大事】
人の体は「気」「血」「水」の3つの要素から成り立っていて、
そのバランスが崩れたときに病気となって現れます。
津液=水とは、血液以外の水分をさします。
リンパ液、唾液、汗、胃液、腸液など。
この津液が不足した状態を「陰虚(いんきょ)」と呼びます。
万物は陰陽から成り立っています。
昼と夜、男と女、静と動、熱い寒い、など。
同様に人間の体も陰陽のバランスが大事なのですが、
陰虚(いんきょ)のときは文字通り、陰が不足している状態をいいます。
つまり、津液の不足状態です。
このように体の陰が不足するとどうなるのでしょう?
陽を抑えることができなくなるのです。
車にたとえると、陰(水分)はエンジンを冷やすラジエーターの役割もしていると考えるといいかもしれません。
冷却水ですね。
冷却水がないとエンジンは熱くなり、熱を発します。
それがいわゆるホットフラッシュの状態です。
熱といっても実際に熱があるわけではないのが特徴です。
ホットフラッシュのときに体温計で熱を計っても熱は出ていないのです。
でも体は高熱が出たときのような熱さを感じているんですね。
実熱はないので、体を冷まそうと冷たいものを飲んだり、
クーラーをガンガンかけると体が冷えすぎてしまうのです。
体が冷えてしまうと、
陰虚もすすみ、ますます陽を抑えることができなくなるという
悪循環におちいってしまうんです・・・。
それがホットフラッシュのつらいところですね。
バランスを回復するのが難しいのです。
さらに寝汗をかく症状もあると、
ただでさえ不足している津液が汗として体外に出ていってしまうんです。
すると、さらに冷却水が不足したことにより陽が暴走して
体が熱くなるということになってしまいます・・・。
【どうしたらいいの?】
体の水分を増やすことです。
そういうと、お水をいっぱい飲めばいいと思ってしまいますが、
実は、このような症状に陥っている多くの場合、
体が水を吸収できない状態になっていることがあるんです。
原因は、胃腸が弱ってしまっているからです。
ふだん胃が痛くなることがないから胃腸は大丈夫と思っている方でも、
意外にも消化吸収が弱いということがあるんですね。
消化吸収がうまく働いていないと、
体内に水分をたっぷりと吸収することも保持することも難しくなるんですよ。
では、どうしたらいいのでしょう?
このような時は漢方薬を飲むのが良いですね。
(処方は自己判断ではなく漢方薬局の専門家に相談するのがベストです)
【豆腐のはたらき】
漢方薬以外でできる補助的なことは薬膳などの食養生です。
体に潤いを与えてくれる食材のひとつに豆腐があります。
豆腐は五性のなかの「涼」に属するので、
やや体を冷やす性質を持っています。
なので火を加えていただくと体を冷やす作用も少し減ります。
ということで、きょうは沖縄料理でおなじみの豆腐チャンプルーをご紹介します。
大豆には女性ホルモン様のはたらきがあるので、
積極的にとりたいですね。
豆腐チャンプルーにツナ缶も使用しているので、
ツナ(陽)と豆腐(陰)のバランスもとれますよ。
作り方はこちらの動画でどうぞ♪
今後とりあげてほしい体質や体の不調があればコメントくださいね☆
たとえば、イライラが止まらないとか、不眠で困っているなど・・・。
読んでくださる方の心と体の健康に役立つ記事をシェアしていきたいと思っています★