パンの香り
ここで外を眺めながらパンを食べる時間がいい。
温められたショコラパン。
薄茶色の袋を開けると温められた優しいパンの香りとチョコレートの甘い香り。
私のひとときの始まり。
そこから見える景色はとてもアコーディオンの音に合っていて、街を行き交う人たちはまるでその音楽に合わせて歩いているようだ。
入り口の扉が開くと、外の世界とつながる音が入って来る。車の音や人が歩く音話し声いろんな音が流れ込んでくる。
ここは優しい空間。ここでこうやってnoteを書いている。この間もこうやって書いていたのを思い出す。
私にはここから見える人たちが、音楽に合わせた登場人物に見える。いろんな役者さんたち。学生さんサラリーマンOLさん荷物を配達する人、自転車の人ゆっくり階段を降りて来るおじいちゃん海外の人金髪のお姉さん…どの人も登場人物に見えて来る。
不思議なキリトリセカイ。
音楽が変わると自分の頭の中の物語も変わったように感じる。登場人物(外を歩く人)も音楽に合わせて出てくる人が分けられている気にさえなる♪
こちら向きの眺めもいいもんだ。この間は背中を向けていた。
その自動ドアはゆっくり開く。そしてゆっくり閉じる。
さて、私も行かなくちゃ♪
ごちそうさまでした!
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