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花椒がビリリ!未知の痺れを体感してみて。「175°DENO担担麺」【札幌ラーメン屋めぐりvol.8】

175°DENO担担麺(札幌市中央区)

担担麺 汁なし 850円

札幌では有名な、痺れ系担々麺の名店だ。もちろん名前は知っていたが、今回は満を辞しての初来店。看板メニューの担担麺汁なしを注文した。

なんだこれは! かつて食べたことがない、衝撃的な味。これが四川料理ならではの、辛味・旨味・酸味・甘味・塩味が複雑に絡み合った「怪味」というものか。花椒の独特の香りと痺れ、ラー油の辛さが舌にガツンとくる

実は意外にも、一口目はそこまで痺れを感じなかった。
……が、二口目から急にビリリとくる。どうやら徐々に痺れを増してくるタイプのようだ。舌がヒリついて、刺激を紛らわそうと飲んた水がしょっぱく感じたほど。
だが、ナッツがいい仕事をしている。濃い味付けの肉そぼろと花椒のパンチを、香ばしくまろやかなナッツが和らげる。合間にシャキシャキの水菜を口に運び、痺れをさらに中和。

麺はうどんのように極太の縮れ麺で、食べ応えがある。麺の量はスタンダードな260gを選んだ。少食の身にはやや多めだったが、それより下の小サイズは175gとかなり少なめ。なお、麺は無料で350gに増量することもできるので、たくさん食べたい人にはおすすめだ。

ちなみに辛さ・痺れは5段階から選べる。今回はいずれも一番下のレベル1(1倍辛・花椒2フリ)を選んだが、十分すぎるほど辛かった。花椒1フリがあれば、それでもよかったかもしれない。
辛いのが苦手な人は、辛さ・痺れの両方を抜くことも可能。辛さをマイルドにしたいなら、トッピングに温泉卵やナッツ増しなどを選ぶのもいいだろう。
スープは比較的あっさりめの「創業の味」と、こってりした白湯ベースの「濃厚」から選択できた。「濃厚」はかなりパンチの効いた味だったので、次は「創業の味」にしよう。

とにかく未知の味に衝撃を受けた。どのラーメンにも例えられず、どの店とも似ていない、「175°DENO担担麺」ならではの1品。今度は汁あり担担麺も食べてみたい。ごちそうさまでした。

2022年8月来店


175°DENO担担麺
札幌市中央区南1条西6丁目20 KYビル1F


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