マガジンのカバー画像

御教え

394
金光大神(こんこうだいじん、金光教の教祖)の御教えを,毎日頂きます。
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

ある信者が右の話を聞いて

ある信者が右の話を聞いて、「信心して、余分にできたら、それをみなお供えすると、自分で願って稲を作ったが、平年より少ないのでお供えすることができない」と参って話した。

 金光教教典
 321頁
 佐藤範雄
 18

おはようございます。

右の話とは、「お供え物とおかげは、つきものではないぞ」という御教えのことです。

*

余分にできても、平年より少なくても、できるということは神様のおかげ、神

もっとみる

つきものではない

お供え物とおかげは、つきものではないぞ。

 金光教教典
 321頁
 佐藤範雄
 18

おはようございます。

100円お供えした人はおかげが少なくて、100万円お供えした人はおかげが多い、ということはありません。

おかげと釣り合うのは和賀心です。どれだけ和賀心が磨かれたかにります。

*

「つきものではない」と言って、お供えを適当に考える

もっとみる

西の方の者が供えた

西の方の者が供えた。

これは、虫がついて、とても当たり前の取り実はないと思い、神様にお願いしたところ、当たり前より余分にできたから、それだけお供えすると申して持って参ったのである。

 金光教教典
 321頁
 佐藤範雄
 18

おはようございます。

明治11年秋、米俵3三俵がお供えしてあったので、佐藤範雄先生が「どこの者がお供えしましたか」とおたずね申しあげた時のお言葉が上のお言葉です。

もっとみる
それをやりきれば

それをやりきれば

此方は一年(ひととし)拾うてからであったが、氏子は若いから困ることが多かろうが、それをやりきれば徳もいただける、力もつく

 金光教教典
 321頁
 佐藤範雄
 17

おはようございます。

「一年(ひととし)拾うてから」の意味がよく分かりませんが、信心の苦労を始めたのが百姓としての人生を一通り経験したあと、ということではないかと頂いております。

*

知識もない、経験もない、徳もない、力

もっとみる
押し売りはせぬ

押し売りはせぬ

此方はおかげの押し売りはせぬ。

 金光教教典
 321頁
 佐藤範雄
 16

こんにちは。

めざましいおかげは確かにあります。

自分がそのおかげを頂くと、つい、子どもや孫に「おまえも頂け」とばかりにあれこれと言いたくなるものです。

しかし、それはしてはならないというお考えです。
信心はわが心が神に向かうものという大原則、根本原則がどこまでも貫かれています。

初代西村道雄先生は、「後ろ姿

もっとみる
家を建てる時は、ご神座はいいずれにするか

家を建てる時は、ご神座はいいずれにするか

信者は新たに家を建てる時は、ご神座はいいずれにするか、まずこのことより考えて後、床(とこ)や座敷を考えるようにすれば、子孫も家も繁盛するなり。

 金光教教典
 321頁
 佐藤範雄
 15

こんにちは。

新築する時、神様をお祀りする部屋の位置や神様の設えを先に考えて設計をすると、おかげを頂くとの御教えです。

先日は稚内のお宅の例をお話ししましたが、札幌にもそういうお家はあります。
いつもに

もっとみる
二十二日は日本祭り

二十二日は日本祭り

二十二日は日本祭り、家ごとにお提灯を掲げるようになる。

 金光教教典
 320頁
 佐藤範雄
 14

こんにちは。

「教祖生神のご神意は、氏子の家々がみな、神の社、神の広前となるを本願たり」と佐藤範雄先生が述べられたあと、このご裁伝が伝えられています。

「日本祭り」とは、旧暦9月21日、22日について、いずれこの日を日本中が祝うようになるという意味で使われているお言葉です。

出さぬ道を立てておる

此方は出さぬ道を立てておるのぞ。宮寺にするようなまねはすな。

 金光教教典
 320頁
 佐藤範雄
 13

こんにちは。

「明治十三年より版刷(はんずり)のお札を信者に授けたるものを教祖にお目にかけたら、生神ご祈念くだされて、ご裁伝に」とあって、このお言葉が下がったとのことです。

「ご裁伝」とは、神様から教祖様へのお知らせのことです。
ですからこれは、神様のお言葉です。

*

神社名を書

もっとみる
天理が許さぬ時は、神もしかたがないぞ

天理が許さぬ時は、神もしかたがないぞ

神は親子であるから氏子のことは許してやるが、天理(道理とも教えらる)が許さぬ時は、どうする。

天理が許さぬ時は、神もしかたがないぞ。

 金光教教典
 320頁
 佐藤範雄
 12

おはようございます。

今日わたしたちが「天地の道理」と言っていることについての御教えです。

人は一年一年、歳を取ります。これが天地の道理の一つです。
「アンチエイジング」という言葉がありますが、文字通りのアンチ

もっとみる
此方の道は一代仏を嫌う

此方の道は一代仏を嫌う

此方の道は一代仏(いちだいぼとけ)を嫌うぞ。此方の道は子孫繁盛家繁盛を守る道ぞ。

 金光教教典
 319頁
 佐藤範雄
 11

おはようございます。

血縁で続く、なんらかのご縁で続くなど、続き方はいろいろあるかと思いますが、自分が亡くなったあと、霊を拝んでくれる人があるということが大切だとおっしゃいます。

信心は、命をつながりの中で捉えます。
ご先祖様を大切にし、子孫の繁栄を願います。そ

もっとみる
そういうことでおかげを受けられると思うか

そういうことでおかげを受けられると思うか

氏子のうちには神をにわ(土間)の隅にまつっておるぞ。そういうことでおかげを受けられると思うか。

 金光教教典
 319頁
 佐藤範雄
 10

おはようございます。

理想的には神様は、家の最もよい場所に神様専用の部屋を作り、そこにお祀りするのが最高です。

わたしが毎年お祭りに行かせていただく稚内のお宅は、そのようにして神様をお祀りしておられます。
窓からは利尻が西南に見えるという、日本最北端

もっとみる

神は氏子に物を頼まぬ

神は氏子に物を頼まぬ。氏子は何なりとも頼め。助けてやる。

 金光教教典
 319頁
 佐藤範雄
 8

おはようございます。

神様の御用は、「させてください」と自分からお願いしてさせていただくものです。

昨日は函館親教会の129年の布教記念祭でした。このお祭りに限らず、どんな時でも「あれをしてください」「これをしてください」と言われることはありません。御用は自分で探してさせていただきます。

もっとみる

道は取次の心による

道は取次の心による。

 金光教教典
 319頁
 佐藤範雄
 8

おはようございます。

天地金乃神様の御威徳が輝いて難儀な人が次々と助けられていくかどうかは、取次者の信心、日々のあり方に依るということです。

取次の御用を頂く者にとっては厳しい御教えです。
日々、心していかねばなりません。

*

また、道のあり方、教団のあり方としても、このことが根本になります。

布教のあり方について、色

もっとみる

一寸先は闇と思え

人の命を請け合うたか。人の命は請け合われぬぞ。一寸先は闇と思え。医者は絶体絶命と言うが、神にも天命限りということがあるぞ。信者一人の命に辰の年(佐藤範雄)の命はかえられぬぞ。一人は死んでも、その一心の力で多くの人を助けよ

 金光教教典
 318頁
 佐藤範雄
 7

おはようございます。

もいわ教会・江種登喜雄先生のことば既に書いております。

今年1月からリンパ腫で入院しておられました。6月

もっとみる