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頭がモヤモヤ、グルグル…考えがまとまらない時のセルフコーチング
こんにちは。このページを見つけていただき、ありがとうございます。菅野と申します。
私はこれまでライターの仕事で、様々な方にインタビューをさせていただきました。より深い質問をして良い記事にしたいなという思いから、コーチングを学び資格も取得しました。
「学んで良かったな~」と思ったポイントが2つあります。
一つは、インタビューの仕事にコーチング技術を応用することで、取材先の方に「自分の振り返りになりました」と言ってもらえたこと。
もう一つは、セルフコーチングができるようになったことです。悩みやすい自分には合っていたようです。
今回は、セルフコーチングをどのように行っているかをご紹介します。グルグルと考えてしまいがちな方に、スッキリするヒントにしていただけたら嬉しいです。
気づきを引き出すコーチング
「コーチングとは?」を説明すると、団体によってさまざまな解釈があると思います。
私は、「コーチが質問を通してクライアントの気づきを引き出し、自発的な行動を促し、最高のパフォーマンスが発揮できるよう応援し、目標達成まで伴走すること」と認識しています。
コーチは「答えはクライアントの中にある!」と信じて質問をするので、答えや解決方法を差し出すことはありません。
例えば、他人から「勉強しなさい」と言われても、やる気がなければやりたくないですよね。でも自発的に「勉強しよう!」と思うことができれば、誰かに強制されなくてもどんどんやっちゃいます。コーチは後者のように行動を促します。
ではなぜ「勉強しよう!」とやる気が出たのか? それはコーチの質問によって、クライアントが、勉強した先にある「ありたい姿」に気づけたからだと思います。
「ありたい姿」とは、「価値観」のようなものではないかなと私はとらえています。
自分にとって何が大切で、何が自分らしくて、何に喜びを感じるのか…といったこと。潜在意識にある本音の本音だと思います。
そこが明確になるだけでも相当スッキリします。明確になれば自然に自発的に行動したくなる、というパターンが多いようです。
客観的に自分を眺めるセルフコーチング
セルフコーチングをする場合は、自分が自分に質問を投げかけて対話します。プロのコーチングほどではないと思いますが、それでも、考えすぎて苦しい状況から抜け出すヒントの一つとして、参考にしていただけたら嬉しいです。
さて、悩んだり、落ち込んでいる時は、どのような思考状態でしょうか。グルグルと同じことを考えて、堂々巡りになっていることはありませんか?
悲劇のヒロインみたいになっちゃって、考えても考えても抜け出せない…と、もがいている感じ。私もよく思考の沼にハマります。それを「悲劇のヒロイン沼」と呼びます。
そんな時は、次のようなことを試しています。
【1】もう一人の自分を登場させる
まずは、「グルグル考える私」から強制的に「それを眺める私」をひっぺがして、もう一人の自分を登場させます。
もう一人の自分は、何も考えなくて良いです。「グルグル考えているんだね~」と遠くから眺めるだけ。
客観的な自分が「悲劇のヒロインになりたい時期なんだね」と眺めることが、悲劇のヒロイン沼から抜け出すロープのようなものになるのだと思います。
ロープがあるから安心して悲劇のヒロイン沼におぼれていられます。悩みの深さにもよりますが、そのうち悲劇のヒロイン沼にいることに飽きる自分に気づきます。
【2】空の上から眺めて見る
悩みにとらわれている時は、視野が狭くなっていることが多いと思います。
もう一人の自分の視野を、目の前のズームから、広く、空の上に飛ばします。周りの人や前後の出来事も俯瞰して見ることで、違った考えが出てくるかもしれません。
【3】視点を過去や未来に飛ばす
「今ここ」にいる自分を、もう一人の自分が過去と未来から俯瞰して眺めます。未来の場合は、「◎年後に望みが実現した自分から、今の自分にアドバイスするなら?」という視点で質問します。
【4】自分以外の誰かになって考えてみる
別の第三者ならどう考えるか?という視点で見てみます。
第三者は、関係する人でもいいし、まったく関係しない人でも。「尊敬するあの人ならどうするだろうか?」と考えてみるのも良いと思います。
【おまけ】
私は、自問自答で考えたこと、感情の動き、罵詈雑言など、なんでもかんでもノートに書きなぐりながらセルフコーチングします。すると、気づきのような言葉が出てくることがあります。
その気づきを声に出して読んで、脳にインプットするのも良いでしょう。「自分で話したことを脳が聞いて気づく」というオートクライン効果にもなります。
そして、どうしても思考の沼からスッキリ抜け出せない場合は、もう一人の自分に、「今日は沼の日だから仕方ない!」と言ってもらいます。美味しいものを食べて、ゆっくりお風呂に入って、早寝しましょう。体調や低気圧で、どうにもならない日ってありますよね。
プロのコーチングはより深い気づきを得られる
感情に振り回されるほど、一方向の視点でしか物事を見られないし、いつまでも悲劇のヒロイン沼におぼれてしまいます。しかし、冷静に、客観的に、多角度から自分を俯瞰することができると、感情の波にのまれることが抑えられるのかなと思います。
セルフコーチングで気づきを得ることもありますが、質問は自分の脳で考えているので、どうしても自分の枠から出ることは少ないでしょう。
目からウロコの気づき体験をするには、やはりプロのコーチングを受けてみると良いと思います。「こんな気づきが自分の中から出てくるとは!」という発見があるでしょう。
気づきは、頭の中のモヤモヤを一掃するパワーがある。
だから私はコーチングが好きです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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