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N1-フランスに住む移民の話

フランス、と聞くとまず誰もがイメージするのは、
食の都、芸術の都、ファッション、などであろう。
そして、何よりも、フランス=白人の国だと思うだろう。

しかし、実際にフランスに住むと、フランスがいかにたくさんの移民がいるか分かる。
ヨーロッパの移民だけでなく、アフリカ系、マグレブ系(北アフリカ)、アジア系などなど、本当にいろんな人種がフランスにコミュニティを持ち、生活している。
それはやはり、フランスが植民地の歴史を持っているからだ。

私は高校生の時に1年間交換留学でフランスに留学した。将来は人道支援の仕事がしたいと思い、日本の高校を卒業した後、19歳でフランスの大学に入学し、国際政治学部修士課程を卒業した後、現在はパリ郊外にあるNGOで保護者のいない未成年の移民の自立支援の仕事をしている。

私の住むパリ郊外の小さな街は、45%の住民が外国人、そしてさらにその外国人の中でも50%がインド系の移民だ。

きっと、私は日本人が想像するオシャレなパリ、とは程遠い生活をしている。ただ、移民のコミュニティが多々存在するのも、フランスなのだ。

私は、ソーシャルメディアなどでみる「おしゃれなフランス」や、去年Netflixのドラマで流行った「Emily in Paris」に疑問を感じる。なぜならそれはフランスのほんの一部でしかなく、まるで移民の人たちがいないように写っているからだ。

いろんな移民が共存しているフランス、その一コマをここでは紹介したいと思う。

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