時代を超えて息づく聖書の教え
いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。
今回は時代を超えて息づく
聖書の教えをテーマに
遥か古代のストーリーを
ご紹介していきます。
ガリラヤの地は、見た目には豊かでも
人々の苦しみに満ちた土地でした。
美しい風景の中でひしめき合い
苦しみ続ける人たちの姿は
2000年経った現代を生きる
私たちの苦しみそのもの。
イエスはなお2000年を超えた後、
苦しみを抱き、生き続ける人類の姿を
察知して、慰めの福音を送り続けて
おられるのです。
ガリラヤの地が現世的な欲望に
渦巻いていた如く、いまの世に生きる
人々も、またイエスの願いとは大きく
かけ離れた状態にあります。
聖書に記された様々な逸話は、
決して遠い昔話ではないです。
人間は本来素晴らしい存在であり、
試練を乗り越え慾望に打ち克つ愛の力が
生まれつき与えられているというイエス
の福音を、いま一度かみしめるべきだと
思います。
認知症の医師が、重い病気や認知症の人
でさえ、口をそろえて、
「人のお役に立ちたい。
いま人のお役に立たないでいることが
一番辛い」と話すと言っていました。
お役に立ちたいは、「人を愛したい」
という衝動です。まず愛に生きたい
という希望があります。
私たちは、人間の中に眠っている
素晴らしさを引き出し、
育てていくことこそが重要です。
罪とはそれを阻む行為に
ほかならないです。
人の素晴らしさを引き出すには、
その人の苦しみや辛さを理解し、
受け入れていこうという姿勢が
まず大事です。
たとえば、空腹に苦しむ人がいた場合、
自分のおにぎりを与えるのも
大切なことです。
しかし、1つしかない自分のおにぎりを
半分に割って一緒に食べながら、
その人の苦しみに静かに耳を傾けて
「あなたがどんなに苦しくても
人間としての人格は
少しも損なわれていないよ。
神様に愛される大切な人なんです。」
と伝えていくことが愛の福音です。
イエスはまさに、
それを実践されたのです。
もちろん2000年前といまとでは
時代背景や人間が抱える悩み、
苦しみの中身は
変わっていることでしょう。
しかし、ただ病気がよくなればいい、
お金持ちになればいいという願いを
超えて、私たちの中にある人間として
の尊さを引き出す愛の生き方は
時代を超えて貫かれる真理です。
前回紹介した2人の盲目の青年が
「目を開けていただきたいのです。」と
イエスに言ったのは、そういう人間の中
にある尊さがいつも見えるようにという
叫びだったのです。
愛の喜びの訪れが
今を生きる1人ひとりの心に
もたされることを願ってやまないのです。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。
今回ご紹介したのは、
シスターの鈴木秀子さんの著書
「自分を生き抜く聖書のことば」
について、ジェンダーのLGBTQ種族や
ADHD・HSPなどの繊細敏感種族、
いわゆる繊細感覚派が
生きづらい世の中から生きやすくなる
ために感銘を受けた思想を
私の主張も絡めながらご紹介しています。
ぜひ一度、読んでみてくださいね。
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