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参観日に思い出す、子どもの成長を見守るための選択

昨日は長男の参観日だった。

小学校に入って5ヶ月。ようやく生活スタイルにも慣れてきたけど、予想外だったのが平日参加の行事が結構多いこと。

保護者向けのお知らせのプリントで、「あれ?今度、参観日あるの?」「このイベントは保護者も参加……?」などと驚くのだ。

保護者が参加するイベントは、数ヶ月前から周知がある保育園のスタイルと比べると、急だなと正直感じることも。

でも自分はフリーランス、在宅ワーカーなので、こういうときでも、割と柔軟に子どもの予定に合わせられる。(ただ、この日は原稿締切日だったので、朝4時起きで必死に朝活した)

もし、以前のように会社に通っていたならば、その度に休みを取る手続きをしたり、諸々と周りと相談したりして調整しなければいけなかっただろう。2歳の次男も急に病気して、休むことも多々あるある中で。

「なんだかわたし、人に謝ってばかりだな……」

その度に心を占める憂鬱さと申し訳なさ。私にとっては、こういう調整が度々発生するのが大きなストレスだったので、えいっと働き方を変えたのだ。

「今日、ママが来るの楽しみ!」

と朝、元気に学校に向かっていった後ろ姿を見て、今がいまでよかった、と思った。

教室の外で私を見つけると、とびきりの笑顔を向けてくれ、授業中では、はりきって手を挙げてたくさん発表していた。ニコニコとして、たまに後ろを向いて私の姿を探す様子が愛おしい。

その様子を見て、あらためて5年前に、思い切って働き方を変えるために動いた自分に、心の中で感謝した。楽なことばかりではないけれど、周りに恵まれているのか、不思議と乗り越えられる。自分で選んでいる苦労だからかもしれない。楽しく、毎回新たな発見がある。

帰り道、長男と並んで歩きながら、少し成長した姿に気づいた。少しだけ背が伸びて、ランドセルも体に馴染んできたようだ。

「あっつーい!早く家に着きたい」と文句を言いながらも、いつもよりおしゃべりが弾む。あっという間に過ぎていくこの貴重な時間、少しでも楽しくてうれしい思い出として心に刻んでほしい。たとえ私がいなくなったとしても、残るであろう子どもの頃の記憶は、なるべく温かなものであってほしい。

子どもは毎日少しずつ、親のもとを離れていく準備をしている。それが成長であり、親として見守るべきことだ。

次の社会見学では、長男の好きなおかずをたくさん詰めたお弁当を作ってあげるつもりだ。最近は次男のイヤイヤ期でついイライラしてしまうことも多いけれど、そんな気持ちを少しだけ和らげる、ささやかな罪滅ぼしとして。

最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。