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未来に向けた積読|仕事は楽しいが仕事を辞めたい

最近、今までになく仕事に打ち込むことができていて、疲れはしますが充実した日々を過ごすことができています。

しかしその一方で「仕事を辞めたい」とも思っています。典型的な矛盾した考えを持っているのです。

これは本を読む時間が取れないことが原因で起こっている心理状況です。普段から本を読む生活を送っているのですが、読むのが遅いこともあり忙しくしながらでは読みたい本を読み切ることができません。

もちろん休みがないわけではないし、移動も多いのでその間に読書は可能なのですが、今は仕事で必要な知識を得るためのビジネス書を読んでいるため、個人的に読みたいと思っている本を読む暇が全くもってないのです。

だからいっそのこと仕事を辞めて一時的に無職状態となり、ただひたすら溜まっていた積読本を消化する、読書に耽るだけの日々を過ごしたい、こういう妄想に駆られてしまいます。

もしそうなった場合に「本を読んでいる場合ではない」と思ってしまったり「本の中の登場人物は必死に働いているのに自分は働かずに本ばかり読んでいる」と思ってしまったりするリスクはひとまず棚に置いて妄想を続けています。

この本を読めない状況においても書店には足を運ぶし、出版社の新刊情報はネットでチェックしているので、読みたい本はどんどん発売されてしまい、自分の欲望に現実が置いてけぼりになってしまっている状態です。

こういう時にその本を買うかどうかは意見が分かれるところだと思いますが、「どうせ読まないし」と思って買わない賢明な判断もあれば「いつか読むから」といって買ってしまう判断もあるでしょう。

合理的に考えれば「いつか読むから」といったケースでも、読みたくなったその時に買えばよいので今買う必要はないのでは?とも思います。やはり人は金銭を支払って「いつか読む」という気持ちと一緒にその本を所有したいのでしょうか。

こんなことをグダグダと考えながら変えられない多忙な現実を過ごしていたので、これからは思い切って読みたいと感じた本はできる限り買うことにしました。読める時間がなくても買っておくのです。

なぜそんな判断をするのかというと、それらを読む耽る時を楽しみにしながら今の仕事に打ち込むことができるのではないかと考えたからです。

仕事を辞めるまではいかなくとも、忙しさというのは永遠に続くものではないことが多いですし、永遠に続きそうだったら自らその環境を変える必要があります。

そう考えれば今後の人生においても時間を持て余すような日々が来る可能性は充分にあります。思えばコロナウイルスが到来した時も、暮らしが突然変わって仕事の時間も減り、人と会うこともほとんどなく、ひとりで本ばかり読んでいたのでした。

だからこれからは忙しくしながらも「読みたい」と思った本は積極的に買うこととします。「買っただけで読んだ気になる」という点だけ注意して、未来の自分の楽しみを積んでいくのです。

未来の楽しみがあることによって、今を積極的に生きることにも繋がるはずです。積読は損失ではなく投資だと思い、これからも楽しんでいこうと思います。

今までにも積読を正当化した記事を書いていました。よろしければお読みください。

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