よく見る夢からわかる自分の弱み
僕がよく見る夢に「たばこを吸っている夢」と「遅刻してしまう夢」の2つがあります。
この2つは本当にしょっちゅう見る夢で、どちらも目が覚めた時にホッとする類の夢です。
たばこは10年以上前に辞めたにも関わらず、未だに根強く夢に出てきます。僕はがんになってたばこを辞めたので、たばこを吸ってしまったら、せっかく治したがんにまた罹ってしまうかもしれない。
だからこそ、夢の中ではひどくゾッとします。「また吸ってしまった…」「早く辞めなきゃ…」といったことを考えています。
もうひとつの「遅刻してしまう夢」も結構苦しい内容が多く、待ち合わせに間に合わなそうな状況にも関わらず、忘れ物をしてしまったり、電車を乗り間違えてしまったり、足が思う様に動かなかったり、どんどん焦りが募っていく設定で夢のなかのストーリーは繰り広げられていきます。
どちらも目を覚ました時に「あ~良かった」と思うほど、うなされているように眠っています。
この夢を見る理由を自分なりに考えてみると、やはり辛かった時に戻りたくない心理が影響しているのではないかと思います。
たばこを吸う夢を見る理由はシンプルで、もう一度がんに罹りたくないとか、当時たばこを吸っていたことを後悔していたとか、そういった心理的な要素だと思えます。
一方で、なぜ遅刻をする夢を見るのかというと、遅刻というのは信頼を失う事象であるため、社会人としてあってはならないことです。
僕はがんになった後に無職期間を経ていたので、社会からの信頼がなく仕事が貰えない状況の精神的辛さを痛感しているのだと思います。だから、これまで何とか積み上げてきた社会的信頼を失いたくない。失いたくないからこそ、遅刻することを恐れており、それが夢となって表れてくるのだと思います。
昔の受験勉強がトラウマとなり、試験前日になっても何の勉強もしていない夢を見る人がいると言います。ライブ当日に曲の構成をすっかり忘れてしまう夢をみるミュージシャンもいるようです。
夢は、こういった恐れていることが表れてくるものなのでしょう。
そう考えると、僕はこの2つの夢を見なくなった時こそが、病気の過去を乗り越えることを意味するのかもしれません。
まだまだ先は長そうだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?