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【344球目】ターニングポイント②

昨日の【343球目】ターニングポイント①からの続きになります。
【343球目】がまだの人はそちらからご覧ください。

では、本日もよろしくお願いします。

自社工場拡大

最初の自社工場を取得したのは現在の森友工場です。

その後、西神戸LCを取得しました。この取得は1つの取引としては当時、とても痺れる金額でした。今では何とも思わないですが、その当時は大きく重たく感じたものですチャンスがあれば、物件取得して拡大していく。もちろん無茶なことはしませんが、その思考が出来たのも西神戸LC取得の経験からです。その後は本社、西河原工場、魚住工場、玉津第2工場、長野工場(M&A後吸収)、福岡営業所、佐賀営業所と物件を取得していますが、西神戸LCの様な痺れる金額ではないですね。
金額は同等の物件もありますが、痺れないのは三陽工業が成長した証です。

全ての工場を1つにすると、どれくらいの規模の工場がいるだろう。それは痺れる金額になりそうですね。

M&A

2018年6月1日のサンテックのM&Aが最初です。

そこから5年で6件。3件は三陽工業に吸収しているので、現在は子会社が3社あります。レーザー加工のサンテック、技術者派遣の極東ブレイン、パイプ加工の太田工業所。お客様は三陽工業と被っていることはほとんどなく、業種の分散エリアの分散がHR事業と同様に少しずつ始まっています。生産推進グループ社員が活躍する場が増えると共に、そこに元々いる既存の社員が、三陽工業の仲間になり、心の軸と技術の軸を伸ばそうと思考して行動してくれることは、日本の製造現場を元気にすることに直結していきます。

派遣事業の様なスピード感は難しいですが、着実にその歩みを進めています。これからもM&Aは三陽工業の成長戦略の1つとしての位置づけです。

IPOを目指す

説明がいらない位のターニングポイントですね。

目指す前と後では全く別の会社と言っても良いくらいです。その為に、無理言って当時の会長にも引退して頂いています。コロナで一旦ストップしましたが、改めて再開していきます。三陽工業で働く人達がもっと、この会社で良かったと思ってもらえるように、会社もIPOを経て、もっと強くなって、もっと優しい施策を打っていけるように、必ずやりきります。

まとめ

大きなターニングポイントを挙げてみました。小さなことを入れるともっともっとあります。

そして、この大きなターニングポイントに共通していることは、やったことがないことをやってみようという思考と、当時で言うと背伸びしているということ。ここで挙げた全てにリスクが当初はありました。

自社工場から有用な社員を派遣先現場へ連れて行くリスク。
県外が上手く行かずに経費だけ嵩むリスク。
よく知らないindeedという検索エンジンが機能せず効果が出ないリスク。
工場拡大するも売上拡大しないリスク。
子会社化した会社が全体の業績を押し下げるリスク。
IPO目指すことによる経費の増加、社内の混乱。

全てその時点では、経験したことのないリスクに直面していますし、この全てのことを行わずに、昔ながらの三陽工業であっても会社は存続はしているでしょう。もちろん今とは全く別の形で。不安、リスクは全て自分たちの問題だと理解しています。乗り越えるか乗り越えないかは、自分たちの問題です。外部環境の責任転嫁は簡単にできます。

川重以外はやりません、新しいことはリスクだから。これはある意味正しいです。成長指向が無いのであれば、やらなくていい。不必要なコストもかかりません。未来の仕事はしないのですから、今のコストはかかりませんが、未来の不安は大きくなります。自分の会社を社会に必要不可欠なものにしようとしないならば、変にリスクを取ることもないでしょう。

私たちのビジョンは日本の製造現場を元気にすることです。そこには大きな、大きな壁があります。その大きな壁を乗り越えることはリスクの塊です。リスクの塊から逃げていては成長できません。

昨日と今日挙げたターニングポイント、全てにおいて不安がありましたし、やり始めはこれでいいのかな?と思ったこともあります。

大切なのはやり切るかどうか

もちろん仲間と共にです。1人ではできませんでした。私は運が良いんです。良い仲間との縁がそのタイミングでやってくるから。やったことがないことをやってみよう。三陽工業の中心にある言葉です。もっと定着、実践をしていきます。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!