見出し画像

【782球目】10人中何人?

先日、とある同業他社の方とお話をさせていただきました。
今日はそのお話です。


製造派遣業界

製造派遣業界においての一般常識的なことがあります。
私はそれがずっと違和感でした。その違和感から生産推進グループを創りました。どんな事かと言うと、面接に来ない、工場見学に来ない、何なら入社日に来ない、そんなことがあっても驚かない。慣れてしまっているのです。以前、私の周りの同業他社の営業担当や役員の方に『今日10名入社があったとすると、連絡も無しに来ない人は何名いますか?』そんな質問をさせていただいたことがあります。

その時の結果は、平均すると『3名』でした。
10人の入社が決まっていて、3名が当日連絡も無しにこない。3割の確率です。野球では3割バッターは優秀なバッターとされています。3割は結構な確率でヒットを打つバッターです。結構な確率で入社当日に連絡もなく来ないことがある訳です。

そんなことに慣れてしまってはいけない。そして、その違和感をずっと持ち続けていました。今の三陽工業の生産推進グループでは10名の入社があれば10名来ます。もちろん、人間ですから100%ということはありませんが、原則来ます。決して3名来ないということはありません。

先日

先日、久しぶりにこの10名入社で何人来ませんか?の質問をさせていただきました。同業他社でそれなりに経験のある方です。
その答えは3-5名でした。業種によって偏りはあるけれどその程度だと。

生産推進グループが当たり前になると、来ないことがイレギュラーであり、来ることが当たり前になってきます。

それでもまだまだ一般的な製造派遣においては昔と変わっていない現状がそこにはあります。製造現場は大変ですよ。定着のお話もお聴きしましたが、なかなかの定着率でした。これもまた製造現場は困ってしまいます

いま、三陽工業の生産推進グループがお客様から認めていただいているのは偶然ではありません。やるべきことをやっているからこそ、その価値を認めていただいているのです。その上でより価値を高めていく必要があります。三陽工業で考える採用や定着の考え方が、この業界のスタンダードになれば良い。いや、最終的にはスタンダードにしていきます。

三方良し

派遣先、派遣元、そこで働く人。
この3者がhappyになる必要があります。どれか一つが欠けてもダメです。必ず3者が同時にhappyになっていく必要があります。いや、派遣元は最後で良い。それが三陽工業の考え方です。

でも、派遣でしょ。そんな言葉を聞くこともあります。
その、でも、派遣でしょ。という言葉が出てくる本質は何でしょうか?派遣で嫌な思いをしたことがあるという経験でしょうか、それとも何となく派遣にネガティブなイメージを持っているだけでしょうか。

派遣というスキームを使って、自身を成長させていき豊かになっていくという働き方と、派遣ではないが、コンプライアンスという言葉が無いような企業で働く働き方とどちらがその人は幸せになるでしょうか??

派遣は手段です。
その使える手段を最大限利用しながら、そこで働く人の人生が豊かになっていけば良い、そう考えています。まだまだ試行錯誤の部分もあります。
ただ、生産推進グループができた8年前からすると格段とシンカしています。このシンカを継続していきながら、もっともっと働く人にとって良い環境を創っていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!