【204球目】2021年最終
本日が稼働日としては最終日になります。
2021年色々ありましたね。
昨日に引き続き今年のトピックスを書いていきます。
役員退任
これを書かない訳にはいかないと思い書きます。
2021年、2名の役員が退任をしました。
私も人間なので役員の退任については様々な葛藤があり、そんなお話を少ししていきますね。
会社の全ての最終の意思決定及び責任は、社長である私にあります。
役員が退任する際に、私の思考がどうなっていたか。
一言で表すことができます。
その決定が三陽工業の為になるのかどうか。
この一言です。
中小企業のオーナーは得てして、個人と会社を混同します。
なんならそれが当たり前なのかもしれません。
4年前、IPOを目指すと決めた時、多くの意思決定をしました。
私自身の行動も随分変化をしました。
会長にも退任をして頂きました。
全てはの判断基準は三陽工業の為になるかどうかです。
オーナーと会社ではよく利益相反が起きます。
会社が損してオーナーが得する。
そんな思考を一切捨てて、思考のど真ん中に三陽工業を置いています。
そんな思考で考えた時に、2021年に起きた2人の役員の退任は寂しさや情はあれど、スッと自分自身の腹に落ちてきました。
三陽工業の未来のために。
三陽工業がより良くなるために。
今日明日ではなく、半年後、1年後、3年後、もっと先を考えた時にこの選択肢は正しい行動だと自負しています。
私自身の存在も三陽工業にとっては戦力の1つだと考えています。
私よりも戦闘力が高い人が現れたなら、いつでも会長になりますし、オーナー業に専念します。それも、思考のど真ん中に三陽工業があるからです。
昨年、10ヶ月に渡り、役員・拠点長・課長・グループリーダー以上に黒字確保のために、給与のカットをお願いしました。
先日、そのカット分をこの42期中に返還するお話をみなさんにしました。
三陽工業が黒字である必要がある。
その為にできることは全て昨年やりました。
そこに協力をして頂いたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、本来貰うべきものですから、この足元の数字が回復した状況においてはお返ししようと。
三陽工業という会社が昨年は苦しかった、だから協力をお願いしました。
そして、今期はコロナ前の数字にほぼ戻っています。
余裕がある訳ではありませんが、下がった分くらいは十分に出せる。
その状況においては、ありがとうという言葉と共に、返すべきだと考えたのは、私の中ではすごく自然な流れでした。
三陽工業という1つの擬人化された存在が、私の中にいるイメージです。
この存在が生まれて、育って、いま大きく羽ばたく手前にいます。
その羽がどれくらいの大きさでストロークしながら羽ばたいていくのかは、三陽工業で働く1人1人の思考と行動にかかっています。
この文章を兵庫県明石市の本社で書いていますが、この瞬間にも島根や栃木や熊本といった物理的距離のある場所やもちろん近くても同じですが、1,500名の三陽工業の社員がその看板を背負って仕事をしてくれていることに感謝です。
よちよち歩きだった三陽工業を私は知っています。
私とほぼ同じ年の三陽工業がこれからどうなっていくのか。
私の責任として、日本の製造現場を元気にする会社として確立させていきます。
2021年は、トンネルの中から明るい光が見えてトンネルを抜けた、そんな年でした。
2022年はトンネルを抜けた状態で、加速していきます。
2022年の年末に1年を振り返った際に、楽しい気持ちになれるような、そんな1年にしていきます。
感謝
2021年から始まったこのnote。
本日で204球目になります。
本日までこのnoteを読んでいただいたみなさま、誠にありがとうございます。
三陽工業の社員も読んでくれています。
役職者のみならず、生産推進グループ主任、一般社員に至るまで読んで頂いていることに感謝です。
社員でない方も読んで頂いていると思います。
まだまだ1年目。
何を書けばいいのか、何を伝えたいのか、試行錯誤の連続ではありますが、やったことがないことをやってみようの精神で始めたこのnote。
2022年も試行錯誤しながら、より良いものにしていきます。
本年1年、誠にありがとうございました。
そして、来年も引き続きよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!