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【381球目】重要度が高く、緊急度が低い

今日は重要度が高くて緊急度が低いことのお話です。

なんのこと?と思われるかもしれませんが、会社の中には様々な業務があります。その中で、重要度が高いけれど緊急度が低い仕事があります。

そう、広報のお仕事です。今日はそんなお話です。

三陽工業の広報

2016年から三陽工業には広報という部署が出来ました。

HPの大改修からスタートし、ブログやTwitterがその始まりです。広報の重要性は理解をしていましたが、そこに力を入れていこうと具体的な計画があった訳ではありません。まさに、表題の通り、重要性は高いが緊急度が低い、それを地でいっているような状態でした。私が、そして、三陽工業が幸運だったのは、そんな広報の仕事を試行錯誤しながら進めてくれる社員がいたことです。

感謝です。

PR会社とのお付き合い

三陽工業がお付き合いをしているPR会社があります。

この会社とのお付き合いの中で、広報グループのシンカが加速していっています。定期的な面談をしている中で、三陽工業がやっている広報業務やその想いをお伝えさせて頂き共感して頂いています。表題はその面談の中で出てきた言葉です。中小企業はこういう重要度が低い仕事を後回し、もしくはやらない傾向にあります。大企業と比べると人やお金に余裕がないことも理由の1つですが、全ては経営者の想いから来るものです。

その想いを行動に移す。それが出来た私たちはとても幸運です。そして、何のために広報が存在するのか。シンプルです。仲間を増やす為です。

中小企業の広報

三陽工業においては売上高に対して0.7%から1%を広報業務に使っています。

広報グループが行う全てのこと、スポンサー活動や情報発信、看板作成やデザイン等々、全てひっくるめての金額です。中小企業では広報活動を行っている企業が少ないです。仮に当社と同じ0.7%と仮定して、専任者を置こうとする時に必要は売上高は(専任者の給与を400万円として、法定福利費等で合計500万と仮定をします)、約5億7千万円になります。5.7億円の売り上げがあれば、広報専任者を置いて、情報発信をしていく必要があるというのが私の考え方です。

そもそも、500万円の接待交際費を計上している中小企業は数多くあるでしょうから、それくらいの金額は捻出できる企業が多いです。それくらい専任者を置いて広報活動するハードルは低いのにも関わらず、やらない企業が多い。だからこそ、やっている企業との差が付きやすくなります。こう書くと、いやいや、専任者なんか簡単に見つからないという声が聞こえてきそうですが、いなければ経営者がやればいい。何でも同じことですが、やらない理由や否定することは簡単です。やる方法を考えてそこに向かっていくことが仕事です。

やったことがないことをやってみる。それが三陽工業らしさだと考えています。

最後に

重要度が高くて緊急度が低いこと、ここにどれくらい力を入れているかでそのその会社の価値を計ることが出来ますね。それ以外の物差しも存在はしますが、ひとつの見方としては面白いです。

もう1つ。

今の世の中で、重要度が高くて緊急度が低い、だから先延ばしになっていることがあります。事業承継です。社長が75才なのに、後継者がいない。こうなると緊急度が高いはずなのに、緊急度が低いと判断してすぐに動かない。60才で後継者がいなければ、緊急性が高いと考えています。

やるべきことをやっていく。

正しい思考と行動が成果へと繋がる。その為にはやったことがないことをやってみるしかありません。この考え方が全てではありません。異なる考えで成果を出せる、出し続けることができるのであれば教えてください。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!