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【443球目】第二次成長期⑭

とうとう、生産推進グループが誕生します。これまで数日に渡って生産推進グループが誕生したきっかけを振り返って来ました。纏めてみると、

●負のスパイラルに感じ続けて来た違和感
●それを正のスパイラルに反転させたいという想い
●自社工場を活用しての派遣事業
●採用費の増加
●大手同業他社と同じことをやっていても勝てないという想い
●構内請負での経験
●魚住ロジスティクスセンターでの雑談

こういった経験や想いが重なり合って生産推進グループが誕生しています。

生産推進グループの誕生

会議をやった訳ではありません。ただ、当時は仕事のこと、それ以外のこと、明石支店の中や外の喫煙所でよく話をしていました。当時、私の隣には淵上さんが座っていました。様々な想い、そして経験。そこから来る未来予想図。そして、そこへ辿り着くまでの方法。色んなことを考えていました。どんな状況でそれを口にしたかは覚えていませんが、正社員雇用でやってみますか?と話をしたはずです。

派遣社員としてではなく、正社員として扱う。正社員の面接なので当然スーツで来てもらう。昇給や賞与、退職金があるのは当然の事として福利厚生も充実させていかないといけない。そんな想いを持って、生産推進グループを明石支店でスタートします。初めに思ったのは、スーツで面接に来てくれるかな?です。本当にこれはそう思いました。一般の派遣の経験がある人は理解できると思いますが、派遣業界での登録に来る人はそのほとんどが私服での来社になります。私服で来られることに違和感がなかったので、スーツというアナウンスをすることにとても抵抗、違和感を感じました。その感覚は今でもよく覚えています。

一般的な派遣社員から正社員雇用である生産推進グループに変化すること。

文章にすると一行ですが、その際には様々な部分で違和感がありました。当初は転勤可能なことが条件でした。これはすぐに変更になります。社員の採用面接を行いますから、挨拶や言葉使いについてもとても気にするようになりました。これも今では、その時にできなくても三陽工業に入社して出来る様にする、指導をしていくという感性に変化をしています。とにかく、違和感の塊だった生産推進グループ誕生の瞬間です。考えながら前に進んで行きました。変化が必要であれば、即時変えていきました。そこには様々な変化が発生しました。魚住ロジスティクスセンターという場所があったからこそ生まれたものでもあります。誕生した瞬間はもちろん0名です。0名だった生産推進グループがもうすぐで1500名に到達しようとしています。

そして、この生産推進グループはこれからの数年間で様々なシンカを遂げてくれます。


生産推進グループ主任

まずは、生産推進グループ8%という名前で役職者を募りました。

生産推進グループの仲間を増やしていく思考と行動に強く共感してくれる仲間たちです。そして、この40期の下期から生産推進グループ主任という正式な役職が誕生し、給与形態も変更になっています。この給与形態の変更。HR営業の一般社員の入口と同等です。なので、拠点から見ると、拠点の人数だけHR営業が存在することになります。費用が嵩む?そんな質問をされたこともあります。でも、それは一般的な製造派遣業界においてのことですよね。一般的な製造派遣業界においてはあり得ない形です。

例えば、100人の拠点があったとします。そこには3名から4名のHR営業(拠点長含む)と8名程度の生産推進グループ主任がいることになります。一般的な製造派遣業界の拠点だと非常識です。それを私たち三陽工業は当たり前として行っています。結果、生産推進グループ主任を筆頭にした1500名弱のメンバーが全国津々浦々の拠点で仕事をしてくれています。生産活動はもちろんの事、仲間を増やす為の行動を取ってくれています。彼らは私にとても大きな勇気を与えてくれます。日々、生産活動を行いながらの仲間を増やす為の思考と行動はとても大変なことです。その職場において、自分が与えられた役割をこなしながら、プラスで仲間を増やす為の思考と行動を取る訳ですからね。これこそがHR事業部の本質です。

研磨だけをやっていればいい。
間接業務だけをやっているればいい。
営業だけをやっていればいい。
作業だけをやっていればいい。

普通の会社、多くの会社ではそれでも良いかもしれません。私達はそうではありません。三陽工業の本質はHR=人への考え方に集約されています。そして、それは三陽スタンダードに書いてあります。
三陽スタンダードについてはまた後程書くのでここでは多くを触れません。会社全体でHRの感性を持つ。それが三陽工業の強みになって来ています。生産推進グループはもう少し続きます。

そして、本年のnoteの投稿は本日が最後になります。みなさま、1年間ありがとうございました。
来年はこのnoteを読んでいるみなさんにとって、史上最高の年になるようにお祈り申し上げます。

本年もありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!