こうゆらばつま(ふるさと納税研究室所属)

はじめまして。若年性認知症だった母との思い出や子育てのこと、好きな料理、旅、最近はまっ…

こうゆらばつま(ふるさと納税研究室所属)

はじめまして。若年性認知症だった母との思い出や子育てのこと、好きな料理、旅、最近はまっているふるさと納税…徒然なくつづっています。どうそよろしくお願いします。

最近の記事

苗木城と認知症

山城ランキング1位!苗木城 えっ?もう一度見る。やっぱり苗木城だ。岐阜県中津川市の山城、苗木城。 週末どこに行こうか探すために何気なく開いたサイトの一番上にその文字はあった。 なぜびっくりしたかというと、私は苗木城の近くで生まれ育ったからだ。 私が子どもの頃、苗木城は荒れ放題の山城。訪れる人もなくひっそりと木曽川のほとりの丘の上にあった。 苗木城には母との思い出がある。 ずっと昔、母と苗木城にふらっと出かけた時のこと。 苗木城へ向かう山道を歩きながら母が言った。

    • お前が死んだら誰が喪主やる?

      「お前が死んだら誰が喪主やる?おばあちゃん、それが心配で死ねん」 99歳の祖母はずっ私の葬式の心配をしていた。 こんなピンピンしている孫娘のことを。 「おばあちゃん、私はまだ40歳やよ。私のことは私が考える。おばあちゃんは自分の葬式の心配して!」 「おばあちゃんの葬式はお前にあげてもらう。でもお前には葬式してくれる人がおらんやないか。今から役所に行って、死んだ時に焼いてもらうように頼んでこい!」 帰省のたびに繰り返されるやり取り。さすがに私も心配になる。 「私の葬式

      • 【ふるさと納税と私】干物で胃がんを防ぐ方法?

        「がんで殺す気かー!」 ある日の朝ごはん。隅が焦げた干物を見て夫が叫ぶ。 ある日…というよりいつもの光景だ。 パンも然り。焼きすぎて、ところどころ黒焦げの食パン。 さすがにこのまま出すのはしのびないと、キッチンの片隅で焦げたところを包丁で削る。ガリガリガリ… 「ばれませんように…」 そんな願いもむなしく、夫の耳がピクリと動くのが分かる。 「胃がんで死ぬわ!」 ハイ…焦げたものは胃がんの原因ということは私も知ってます… ガスコンロもトースターもタイマーのはずな

        • 【ふるさと納税と私】もつ鍋と立ち○●○

          「3か月待ち…?」 ふるさと納税のサイトで返礼品を探していると、「訳あり:博多の人気もつ鍋:若杉10人前=納税金額10000円。3か月待ち」の文字を発見した。最近、忘れっぽさに磨きがかかった私。3か月たつ頃には頼んだことも忘れてしまっているだろう… が、この商品をクリックした。 理由はただお得だから! がっつりもつ鍋を食べたいから! 相変わらず単純な私だ。 初めて博多のもつ鍋を食べたのは10年ほど前。私の住んでいる長野ではもつと言えば、噛みきれない筋のような茶色い

          走り始めれば人生が変わる!

          「具合の悪い時ほど走った方がいいですよ」  入ったばかりのマラソンサークル。「今日は風邪で今日休みます」と電話した私にサークルの代表は明るい声で言った。そして「看護師さんにこんなこと言ってごめんね」と付け加えた。  子どもの頃から運動が大嫌いだった私。障害物競争ではハードルを全部倒し、バスケットをやればトラベリング連発…こんな運動音痴はそうそういない。そんな私がひょんなことからランニングサークルに参加することになった。  当時、私は看護師をしながら若年性認知症の母の介護