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【経理の人も経理以外の人も】意外と知らない隣の人の経歴

 転職も普通になり、自分が転職したり、誰かが入社してきたりすることが普通になってきたと思います。そんな中、疑問だったのが、皆さんは周りの人がどんな経歴で、何をしてきた人なのかを知ってるのでしょうか?というものです。

 正直私は、同じチームの人がどんな経歴の持ち主なのかを知らずに業務をしていました。特に、転職して自分が入社する側の場合、軽い自己紹介のみで、しかも口頭で終わることが多く、結局、どんな人なのかが全然わかっていないのです。面接の場にいる人に対しては、職務経歴書を見てもらっていますが、他のチームの人はほぼ何も知らない状態で業務をしています。

 また、私の周りの人に聞いても、転職などで入社してくる人の情報をもっておらず、そのまま業務を行っている、という方ばかりでした。

 このような状況は『一緒に働く上でどうなのかな?』と思ったので、まず自分の職務経歴書を共有するという取り組みを始めました。

職務経歴書の共有

 職務経歴書の共有は最近始めたばかりなので、具体的な効果があるかはわかりませんが、次のような目的・効果を狙っています。

 目的:
  一緒に働く人の経験・スキルなどを知ることで、相手の理解を深める
 効果:
  話すレベル(どこまで知っていて、どのような単語を使ってコミュニケーションを取ればよいのか)がイメージできる。
  業務分担時のヒントにできる。(特に経理は、業務内容から経験・スキルを判断しやすいです)

 まずは自己開示として自分の職務経歴書を共有するところから始めています。経歴を見ることで、今まで知らなかった実はその人が出来ることを見つけて、協力してもらうことができるんじゃないかと思ってたりします。

 この取り組みは、コミュニケーションの入り口としても入りやすいと思いますし、できる限り続けてみようかなと思っています。

※なお、職務経歴書の公開は、個人情報として重要なものだと思うので、相手に共有を強制するようなものではないと考えます。相手から合意を得て、お互いにシェアできるとよいと思います。

部署ミーティングのあり方

 コミュニケーションを取るうえでもう一つ重要なものに部署で行うミーティングがあります。
 ミーティングは以下のようなタイミングで行っていますが、それぞれ目的をはっきりしたうえで、行うことを意識しています。参加する人全員が『なにをするミーティングなのか』を認識することで、ミーティングへの向き合い方が変わればいいなと思っています。

<ミーティングの種類>
 ①日次、週次ミーティング

  目的:業務進捗の確認
  内容:月次スケジュールをもとに、当日・今週やることの確認
  準備するもの:スケジュール表
  所要時間:10分~30分

 ②月次締め前ミーティング
  目的:月次決算締切の確認(処理漏れ、処理誤りの点検)
  内容:
   ・月次業績のサマリー確認(予実差異や当月のトピックスの共有)
   ・各勘定科目にかかる証憑等の確認、処理に不安のあるものの確認
  準備するもの:
   ・試算表
   ・経営陣への報告レポート(ドラフト)
   ・各科目にかかる資料(各科目の残高内訳や個別の証憑)
  所要時間:1時間~2時間

 ③税理士ミーティング
  目的:税務上の論点整理
  内容:
   ・税務上影響のありそうな科目の共有(固定資産、在庫)
   ・利益着地見込みの確認、税額確認
  準備するもの:②の資料と同様
  所要時間:30分~1時間

 ④1on1ミーティング
  目的:メンバーのコンディション確認、目標と進捗確認
  内容:
   ・メンバーの目標に対して、現状の進捗がどこまで進んでいるかを確認
   ・業務上気になっていることの共有
  準備するもの:メンバーの目標管理シート
  所要時間:30分~1時間

最後に

 会社の規模に関わらず、複数名で経理業務を行っている場合は、一緒に働いている人の経歴は知っておいたほうが良いと思います。そのための動きとして、職務経歴書の共有を始めています。意外とこの取り組みに共感してくれる人も多いので、チームとしてパフォーマンスを上げることにもつながればいいなと思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
少しでも何かの参考になれば幸いです。

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