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これから学べることも楽しみ | 漫画の絵の勉強 まとめ

 だいたい100日、漫画の作画ターンを楽しくするために勉強をしてきました。走り切ったのでまとめの記事を作りました。
 今回一番よかったのは、いろんな本(参考資料)に手を出せたことです。短期間だったので、読むか迷っている時間がないし、そのときの自分に必要な分野が明確でした。ちなみに毎回noteにまとめるときに参考資料の項目があったのは、復習用と、買ってはないけど良かった本を購入するための記録用でした。

100日間の軽い振り返り

1~10日目

 チャレンジの方向性を決め、苦手を洗い出しました。練習のお供にキャラクターを作りました。土台を作るため、本を読む時間が多めでした。クイックスケッチを始め、これ以降もずっと続けています。
 ここで方向性をちゃんと練ってたので、最後までぶれなかったと思います。「音のイメージを決めて描く」と「肩の力を抜いて軽いタッチで長い線を引く」はすっかり忘れてましたね。後者は今後も意識したいです。

11~20日目

 顔の勉強をしました。キャラクター2人目も作って、2人に名前をつけました。細かい設定も練りました。
 早めに顔と向き合ったのはとてもいい判断でした。

21~30日目

 表情の勉強のためにお題リストを作り、消化を始めました。
 この回で「描けなくて時間を取られそうなときは、固執せずその動作のクイックスケッチを挟む。」と言ってたんですが、今なら、そうも言ってられないのよ…!と思います。例えば「座る動作」が描けないのではなく「片足に体重をかけて座るときの、体重のかかってない方の足の角度」が描けないわけで、それは似た動作を見つけるのが難しいじゃないですか…!自撮りできるポーズなら自撮りするんですけど。まあたぶん、「前にクイックスケッチで描いていたことが、後に活きるかもしれない」という意味もあってそう書いたのだと思いますが…。

31~40日目

 首~肩~手の勉強をしました。
 忙しさと肩への苦手意識で筆が進まないターンでした。

41~50日目

 胴体の勉強をしました。
 軽く勉強して、結局肩だな?と思った回でした。あと、だらだら続けないことを最優先にして、休日を作ったり締めの絵をマストにするのをやめたり、改めて体制を整えたりしました。

51~60日目

 別件で忙しかったので、クイックスケッチに専念しました。
 本当に、忙しかったです。

61~70日目

 脚の勉強をしました。時間が余ったので肩の勉強もしました。
 脚は軽く流してしまって、逆に不安になってきました。改めて時間を取っていろんな角度からのスケッチをするつもりです。

71~80日目

 全身の勉強のために、本を読んでお題リストを作りました。
 ここにきて新しくお題リストを作り、なおかつ残りの時間を考えて優先順位(ポーズ>表情)を決めたのでとても偉いです。

81~90日目

 前回作ったポーズのお題リストを消化しました。
 結局このときの「1つのポーズを別のアングルから描く」が効いたなと思います。あと、基本編の10個だけやることにしていたので、良い感じの緊張感で頑張れました。

91~100日目

 ポーズのお題リストの残りを終わらせました。肩のアタリを改めて考えたり、やり残したことを消化しました。
 もうちょっとちゃんと締めるべきだったかもしれません。笑 肩も力尽きた締めの絵も、結構心残りだったので区切りをつけられて良かったです。

期間内にやり残したこと・他のやりたいこと

折を見て勉強して、またまとめたいので自分用のリストを作っておきます。

表情お題リストの消化

1.喜び
①口を開けて笑う  ②微笑み  ③狂喜(大喜び)  ④嬉しい
⑤押し殺した笑み  ⑥作り笑い  ⑦媚びる  ⑧ずる賢い
⑨誘惑  ⑩目を閉じた笑い  ⑪快感
2.怒り
⑫いらだち  ⑬口を閉じた怒り  ⑭激怒  ⑮おだやかな怒り
3.悲しみ
⑯口を閉じて泣いている  ⑰口を開けて泣いている
⑱泣きだしそう  ⑲寂しい  ⑳落ち込む
4.驚く
㉑嬉しい驚き  ㉒動揺  ㉓ショック
5.嫌悪
㉔困る  ㉕軽蔑  ㉖憎しみ  ㉗身体的嫌悪(吐き気など)
6.恐怖
㉘ゾッとする  ㉙怯える  ㉚心配  ㉛焦る
7.その他
㉜照れ  ㉝ときめき  ㉞嫉妬  ㉟切ない  ㊱疲れた
㊲寝ている  ㊳寝起き  ㊴真剣  ㊵おどけ  ㊶ドヤ顔
㊷感動  ㊸呆れる  ㊹誤魔化す  ㊺狂気

参考:
デジタルイラストの「表情」描き方事典 想いが伝わる感情表現53
表情 顔の微妙な表情を描く

 途中までは描いたけど、まだ残っているもの。どれがどの表情かの一覧も作っていないので、完走したら併せて作成したいです。リストを作ったのは21~30日目のとき。一応描き方の方向性もあります。

  • 本のとおりの方向性でなくても良い(キャラらしくないなと思ったらニュアンスを変えてもよい)。

  • ニュアンスを変えた結果、他と被っても気にしない。

  • 極力2人が均一になるようにする。

  • ペン入れなどして仕上げまで描く。

  • 角度を変えつつ肩まで入るようにする。

全身のポーズお題リスト(応用編)の消化

・基本編
①歩く ②走る ③座る ④立ち上がる ⑤寝転ぶ
⑥片足で立つ ⑦重い荷物を持つ ⑧強風に向かって歩く
⑨座って振り返る ⑩ドアの開け閉め
※歩く・走るは可能なら数パターン描く

参考:
「アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術」
「ポーズの定理」

・いつかやる応用編
①飛ぶ ②落下 ③着地 ④回転 ⑤スーパーマンパンチ
⑥アッパーカット ⑦腰の位置の低いパンチ ⑧手のひらを突き出す
⑨ビンタ ⑩チョップ ⑪裏拳 ⑫ヒジ打ち ⑬地面を割る
⑭回し蹴り ⑮ハイキック ⑯飛び蹴り ⑰ドロップキック
⑱ソバット ⑲決めポーズ ⑳背中合わせ ㉑掴みかかる
㉒首を絞める ㉓頭突き ㉔柔道技 ㉕タックル ㉖噛みつく
㉗ハイタッチ ㉘回避 ㉙ガード ㉚攻撃を受ける

参考:
「ダイナミックな動きはこう描く! !」

 基本編は完走したので、応用編の方を。基本編は81~90日目91~100日目。リストを作ったのは71~80日目のとき。こちらも描き方の方向性があります。

  • ラフで良い(ペン入れや仕上げにこだわらない)

  • 勉強しながら描いて、そのあと思い出しながら描く(本を読み返してもよい)

  • 同じポーズを複数アングルで描いてみる

  • 思い出しながら描くときは、「全身を入れる」ことに拘らなくてもよい

  • 余力があれば添削をする

背景

 そもそも今回の勉強は今年の頭の思いつきから始まったのですが、この中で背景だけ注力できなかったのが心残りです。背景の勉強も時間を取ってやりたいなあと思っています。

 自分の癖を把握しきれていないのではないかと不安になったので。短期間で良いので改めて時間を取って、いろんな角度からのスケッチをします。

その他-複数人のときとアタリの取り方

 同じ画面に複数人がいると気が滅入るので、少し意識しておきたいです。
 あと、人体をもう少し図形の集まりのようにとらえられるようになりたい(81~90日目の「次に向けて」で書いていたこと)ので、モルフォ人体デッサン ミニシリーズの「箱と円筒で描く」が気になります。あんまりいうほど図形ではないと思うんですけど…。

終わりに

 締めはヘッダー用に描いた絵です。気分を変えてカラーにしました(二人のカラーリングは全く決めてなかったので、苦戦しました)。

くゆる風待、あてどなし

 好きなものを詰めようと思い、クチナシとクスノキを。季節は先取りしました。完成させた日は、今年初のクチナシの花を見つけた日でもあります。
 祖父母の家のクチナシの生垣が私のクチナシ好きのルーツです。高さにファンタジーが入っているかもしれませんが、幼少期に見たときのままの印象で描きました。


 振り返ってて気づいたんですが、期間中、たくさんの方に見ていただいていたようです。ありがとうございました!
 しばらくは(応募用か同人誌用かは未定ですが)また漫画を描くつもりなので、あんまりこっちには来ないと思いますが、また興味を引くものがあった際には見ていただけると嬉しいです。

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