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SansanプロダクトマネジメントでのNotion活用術[7] -DB編6- OKRと個人目標管理のデータベースの紹介[利用頻度:30%]

Sansanプロダクト室でプロダクトオペレーションを担当しているPMOの尾部です。これまで連載してきた「SansanプロダクトマネジメントでのNotion活用術 -DB編-」の最終回となります。今回は、OKRと個人目標管理のデータベースについて詳しく解説します。


参考:Sansanプロダクト室メンバーが共通して読んでいる本はこちらです。

参考:OKRのデータベースは、これらのテンプレートを参考にして作成しました。

OKR、個人目標

ObjectiveとKR、個人目標は、それぞれ個別のDBに分けてリレーションしています。
これにより、自分の個人目標がどのOKRに関連しているのか、またOKRから見てどの個人目標が配下にあるのかが一目瞭然です。もちろん、プロジェクトやPBI/TaskのDBもリレーションしています。
現在、プロダクト室でのみ管理していますが、全社でOKRマネジメントを行うことが可能です。その際は、上位に事業部のObjectiveとKRのDB、さらに上位に会社のObjectiveとKRのDBを紐づければ良いだけです。

アウトプット・アウトカムのレポート

目標だけでなく、半期ごとのアウトプット・アウトカムを報告する専用のページも設けています。

課題はNotionの設計よりも目標設計と管理

目標管理における最大の課題は、Notionの設計よりも、目標の設定とその管理にあります。我々は上記の運用を始めてから半年が経過し、Notionの設計にさほど課題はなく、運用も滞りなく行われています。
目標管理の成功における鍵は、「適切な指標の設定」、「有効なモニタリングと分析」、「組織全体での学習とアクションの実施」です。モニタリングと分析は問題なく行われていますが、指標の設定と組織全体での学習とアクションの部分で課題を感じています。
たとえば、OKRの設定において、プロジェクトの必達目標がオブジェクティブとして列挙されてしまうと、結果としてMBOに近い形になってしまいます。これがプロジェクトメンバーにとどまり、プロジェクトを超えた組織全体の改善アクションを検討する機会を失ってしまいます。これは非常にもったいないことです。
上司からは、「たとえMBOになってしまったとしても、組織を強化する目標があるのだから、それをうまくOKRに活用すれば良い」というアドバイスを受けています。しかし、私個人としては、より野心的な目標を設定し、メンバー全員が一致団結して挑戦することができれば、それこそが真のOKRの価値を発揮するのではないかと考えています。

参考:



SansanプロダクトマネジメントでのNotion活用術シリーズ



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