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三年寝太郎女史、基本的にぼんやり暗さ全開ここにあるのは残骸のようなもの

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三年寝太郎女史、基本的にぼんやり暗さ全開ここにあるのは残骸のようなもの

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2023年2月17日、東葛スポーツ「ユキコ」を見た

前回上演の「パチンコ(上)」が二度目の岸田戯曲賞候補となり、今回きっとすぐ売り切れてしまうだろうなと思っていた東葛スポーツ。もたもたしてたら案の定予定枚数終了になってしまっていた。 期間も5日間と短く、劇場として使っている北千住ルミネ上にある「シアター1010/稽古場1」は稽古場という名前通りのやや広いスペースに椅子を置いてるだけなので席数も少ない(100人いるのかな…)日にちがたてば話題になって絶対当日券もなくなってしまいそうなので初日しかないと2/17 17時の当日券を狙

    • 2022年2月8日、スタバのBGM

      先日、お世話になった同僚が赤ちゃんを産んだとのことで会いにいった。お祝いを持っていったら、お返しにデジタルのスタバギフトカードを送ってくれた。だいぶ年下(8-9歳下)なので、気を遣わないくらいの金額にしたつもりだったのに気を遣わせてしまったなあ…と思いながら受け取ったら、500円のスタバカードが6枚送られていた。 この同僚は当時から菩薩みたいな女の子だったのだけど、この500円のスタバカード6枚というところにすごい!と思った。 というのも、同じカードの「700円分」を少し前に

      • ペ・スアの「遠きにありて、ウルは遅れるだろう」すごい話。話というべきか、表現というべきか。

        • 2023年1月27日、青年団「日本文学盛衰史」を見た@吉祥寺シアター

          元同僚の子が見て楽しかった!と言っていて、話が面白そうだなと横目にしていたら30日で千秋楽だった。ちょうど金曜日お昼の回で追加公演が出ており、当日券で見た。平田オリザの著作は持っていたものの初青年団。 1時間前に会場に着いて当日券が購入でき、ホッとしてお昼を食べようと隣のカフェでカレーをがっつり食べてデザートまでいったところで上演時間が2時間20分あると知る。パンフレットを見ると4幕まである。知ってたらこんな食べなかった。トイレ行きたくなったらどうしよう。 原作者高橋源一郎

        2023年2月17日、東葛スポーツ「ユキコ」を見た

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        • 日記みたいなの
          38本
        • 短文
          10本

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          2023年1月24日、ほろびて「あでな//いある」を見た

          以前見たロロの「ロミオとジュリエット」に出ていた伊東紗保さんという俳優さんの演技が素敵だったのを覚えていて、見てみたいなとフォローしていた劇団「ほろびて」で出演すると見かけたのでとりあえずチケットを取っていた。そのまま前日までほぼ忘れていて、前情報なしで駒場アゴラ劇場へ行った。 上演時間が2時間10分と聞いて、そんなに?!となる。フライヤーはポップで何か若者の現代劇みたいな感じなのかなと思う。大寒波がくるとニュースでやっていた1/24、チケット結構あると流れていたけどお席は

          2023年1月24日、ほろびて「あでな//いある」を見た

          2023年1月16日、「福岡」三部作を見た

          正月あけ、チャン・リュル監督の「福岡三部作」を見に行った。「柳川」公開記念で、三部作の残りのふたつである「群山」「福岡」も期間限定で公開されていたのだ。 公開順で見たかったけど時間の都合で1/4に「福岡」→「群山」、1/14に「柳川」をみる(公開は群山2018→福岡2020→柳川2021)。以下は個人的な印象や感想 福岡(2020)韓国からおじさんと女子大生がおじさんの先輩を訪ねてやってきて、福岡の街を観光する話。私は九州出身なので見知った場所をいくつか見つけられた。中国

          2023年1月16日、「福岡」三部作を見た

          2021年8月3日火曜日、パラレルワールド

          コロナ禍だけど、2日に一回は外に出るようにしている。だいたい最寄駅近くのフードコートみたいなとこでお茶を飲みながら仕事をし、晩御飯の買い物をして帰るルーティン。平日の空いてるフードコートにいる奇特な人はすべからく観察対象になる。私もなっているかもしれない。 今日見つけたのは本を交換している60代とおぼしきカップル(たぶん夫婦じゃない)。YouTubeの話をずっとしている安倍元首相のシンパだ。男性が熱心に語って女性がそうよね、とうなずいている。ネタはともかく年齢問わずこういう

          2021年8月3日火曜日、パラレルワールド

          2020年5月26日火曜日、私がみている画面の先の人のことを考える

          悲しい話なので、たまたまこのテキストを開いてしまった人はそっ閉じしてください。 リアリティーショーは見ない(それどころかドラマもあまり見ない)ので、出演者の女性がSNSでの酷い酷い嫌がらせを受けて亡くなってしまったというニュースで、その人となりを調べて知った。とても魅力的だし、プロレスラーとしてもきっと期待されていた方なんだろうというのがプロレスファンの方の投稿でわかった。そしてとても若かった。酷いことを言われるきっかけ(?)になった事件も、文面だけだとなぜこんなことになる

          2020年5月26日火曜日、私がみている画面の先の人のことを考える

          2020年5月15日金曜日、この気持ちはたぶん同族嫌悪だなと思う

          ずっと落ち着かない、やることたくさんあって時間をかけてるのに終わってない。原因はわかってて見通しが立たないことをやり続けてるから。 ふられる仕事をこなし続けるのはつらい。全体把握したい。いつまで何をするのか自分で決めたい。それがまあまあストレスになってる…あと受けると増えていくし、仕事。 落ち着かなさが非効率な仕事にも現れてて、ふわふわしてる。どっしりしてない。逆に気を抜くと水の中に沈んで知らない間に飲まれそうになる。 カッコイイデザインを見た。海外にいる日本のデザイナー

          2020年5月15日金曜日、この気持ちはたぶん同族嫌悪だなと思う

          2020年4月27日月曜日、雨はあなたにとってどうですか。私にはまあまあいいものです。

          東京も最近温暖化が進んできたから、春の雨が多い気がする。 もう少し前までは、三寒四温と一緒かその少しだけあとにくるものでしたよね。寒い日が続く隙間に、あれ、今日は少し暖かいかも……?でも次の日になるとやっぱさむーってなる。そのうち段々暖かい日が増えてくる。気づいたらずっと暖かい。春がきている。 それは薬を飲んで痛みが収まってくる過程に少し似ている。生理痛でリングルアイビーを飲んで我慢しているときにいつも思う。春を待っているんだな私は。もちろん逆(冬少し暖かい日があると、生理

          2020年4月27日月曜日、雨はあなたにとってどうですか。私にはまあまあいいものです。

          2020年4月17日金曜日、誰かに何かをしてもらうことが嬉しいと思えるようになった

          朝起きたら家族からお誕生日おめでとうのLINEがきていた。お父さんスタンプ連打で嬉しそう。ありがとー!とテンション高く返したけどわりと誕生日もクリスマスも結婚した日も、記念日に興味がなくなってきている。いちばん気になった誕生日は25歳の時…仕事で離島にいて、恋人はいたがあまり好きでもない人と付き合ってしまっていてただ焦ってた。焦ってやばいってなってピアスを開けた。それ以外は特に思い出に残る記念日がない。 夫はわたしの誕生日を忘れてるようだった。ちょっと面白いのでそのままにし

          2020年4月17日金曜日、誰かに何かをしてもらうことが嬉しいと思えるようになった

          2020年4月16日木曜日、繭のなかにいる

          絶賛マンション大規模修繕中。バスガス爆発みたいになったけど絶賛修繕中。 ベランダ側を工事しているから、薄いカーテンだけにするのも憚れるので少しだけ様子をみたら、ビニールが貼ってあった。 たぶん養生しているのだな、と思った。これなら外から中は見えないしカーテン開けてしまえ。 日の光は入るが窓の外は見えない、不思議な感じ。サナギか何かになっているのかもしれない。 何日かに一回買い出しにいく以外はほとんど外に出ていない。出たらもしかすると世界が変わってるかもしれない、と思うけど

          2020年4月16日木曜日、繭のなかにいる

          2020年4月15日、大きな音は静けさを生む

          マンション大規模修繕の工事、日曜日以外は毎日行われており、ほぼ17時ごろに終わる。ルーティンの日々。 地響きのような音を聞きづけているため、終わったあとは、普段よりもしんとしている気がする。耳がしばらくキーンとしている。 静けさに敏感になっているので、小さなガラスのコップに入れた炭酸水がしゅわ、ぱち、ぱちという音まで大きく聞こえる深夜。 毎日何を食べようかなってことと、政治への苛立ちと諦めみたいなことが根底にあるので、仕事をしていてもふわふわしている気がする。心もとな

          2020年4月15日、大きな音は静けさを生む

          4月14日、通勤がないから睡眠時間が確保できている

          Web業界で働いてます。去年の夏から大きめのプロジェクトに入ってて、やっと公開予定です。 コロナ禍でクライアントも自分たちも在宅勤務になったとはいえ、そんなに進行に影響はなく、むしろ通勤時間がない分ゆとりがあるはずなんですが、ただただたくさん働いてる気がします。 こんなご時世なので、フリーランスの自分にとってはありがたい限りですが、もしこれ、普段通りだったら通勤2時間分の作業時間はどこで確保されてたんだとやや恐ろしいです。 今日のタスクもギリギリ終わってませんが寝ます。

          4月14日、通勤がないから睡眠時間が確保できている

          2020年4月13日、好きなものは少ないけどめちゃくちゃに大事

          コロナ禍のせいで、申し込んでいたライブやお芝居がもう五本くらい中止になっている。 不急不要で、娯楽と言われていて、それはなくても死にはしないけどと思っていたけど、だいすきな劇団がYouTubeを使った劇をすると発表があって、ほんとにちょっと涙が出た…嬉しくて。ありがたくて。 自分は26歳で東京に出てきてから、クラブで夜遊びしたりフェスやライブに行くことを覚えた…小劇団のお芝居は30すぎてから。それからつらいときにたくさん音楽やお芝居に支えてもらった。これは大袈裟でもなんで

          2020年4月13日、好きなものは少ないけどめちゃくちゃに大事

          2019年5月7日火曜日、声で覚えてくれていたひと

          ランチで1年半ぶりくらいに行ったお店。当時近くで働いていて、そのお店はオーナーさんが知り合いだったので、たまにご飯を食べに行っていた。 オーナーのAさんはもともと飲食をやりたい美容師さん兼美容室のオーナーで、私は髪を切ってもらっていた。Aさんは飲食店を出すために美容師仕事のかたわら飲食の修行もしていた。そして念願のカフェバーをオープンさせた。 カフェバーは少し辺鄙なところにあったけど、職場が近かったので時々通っていた。ちゃんとお客さんも入っていて、料理が美味しかった。夜行

          2019年5月7日火曜日、声で覚えてくれていたひと