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辰巳芳子『味覚日乗』

五目ずし、貝のぬた、美味しい清汁、むし鰈の焼きもの、雛あられ、桜餅、白酒、手巻きずし、椎茸の含め煮、薄焼き玉子、嫁菜、よもぎ、土筆つくし、草団子、白玉、胡麻よごし、酢のもの、煮豆、ミックス豆サラダ、早春の蕗のとうの胡麻和え、芹、三ツ葉、菜の花、うこぎ、小蕗、あした葉、防風とゆで玉子の白身の酢味噌、菜の花とこんにゃくの辛子酢味噌、あさりの干もの、厚焼玉子、かき餅、よもぎ麩、新わかめ、カリフラワーのポタージュ、生ハム、パリッとしたサラダとチーズ、冷えたぶどう酒、玉子焼き、うどの胡麻酢、大根の千六本のふくさ味噌仕立て、蓼、山椒、田楽の木の芽、柚子の吸口、宍道湖のしじみの味噌汁、能登の岩海苔の二杯酢わさび和え、椎茸のステーキ、蕾御飯、奈良漬、鳥そぼろ、ふわふわ玉子、野菜のばらずし、鯛鍋……。

――ごちそうさまでした。

参考:辰巳芳子『味覚日乗』(ちくま文庫)、筑摩書房。二〇〇二年五月八日第一刷発行。二〇〇五年一月三十日第四刷発行。
カバー写真 「名物鶴ヶ丘間道」初代龍村平蔵復元によるもの((株)龍村美術織物所蔵)。
カバーデザイン 多田進。

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