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「道」を意識して写真を撮ってみる

こんにちは。
散歩写真運営担当のYoshiです。

今回は、タイトルの通り、意識して「道」を写真に収めることについて記事にしてみたいと思います。

日々皆様からいただく投稿や、コメント、ご要望を見返しながら、
「おでかけと写真を組み合わせることができるテーマは何があるだろう」と考えております。
まずは、様々なご意見やご要望を頂き本当に感謝でございます。

改めて皆さんのお写真を振り返り、今回タイトルにある「道」をテーマに
写真を撮ってみてはどうだろうか。となった次第です。

そんなテーマ策定に刺激を与えてくださった、過去の投稿写真のご紹介を交えて、「道」というテーマについて整理をしてみようと思います。
ご一読いただけますと幸いです。


1.「道」が写る写真

言わずもがな、日常の生活・おでかけで欠かすことのできない「道」というインフラ。
写真を撮影する際にも、背景として写り込んだり、
メインの被写体として写したりと、実はとても撮られている対象です。
皆さんの過去の撮影フォルダなどを見返してみると、
結構な数、道が写り込んでいると思います。

過去の投稿写真を見返してカテゴリ毎に整理すると、
以下のような用法にまとまりました。

①何気ない一瞬に写り込む「道」
②乗り物とともに写る「道」
③歴史や時代を感じる「道」
④雨とともに写る「道」
⑤影が写る「道」
⑥被写体としての「路地」
⑦生き物とともに写る「道」
⑧夜の「道」

また、撮影された道が訴える感情も様々で、

「その先に希望を感じる一直線に伸びる道」
「複雑な都会のカオスな感情を表現する道」
「時代を感じ、歴史を感じ取れる道」
「柔らかく、いつもの日常を支えてくれる道」
「喧騒から離れ静寂を感じる道」
「自分の歴史を感じ取る事ができる、いつも使っている道」

受け取り方は様々ですが、改めて意識すると「道」は様々な感情や表現を支えてくれる存在であると感じる次第です。

2.「道」が写る過去の投稿写真のご紹介

皆様の投稿写真のご紹介です。
過去のテーマ内でも、かなりの数「道」が写る写真がありました。
今回は14件の写真をご紹介させていただきます。

①何気ない一瞬に写り込む「道」

別の主題に対して、副題として「道」を捉えることができるお写真です。
伝えたいことの下支えをするような役割になっております。

ごっつんさん「同じ歩幅で」

何か、胸がぎゅっとなる写真です。
いつもの散歩道でしょうか。愛犬と一緒にゆっくり散歩されているお写真。
タイトル・コメントも相まって、撮影者様の思いを感じ取ってしまう1枚です。

yossiさん「昼の飲み屋街」

夜の喧騒と対比し、昼の飲み屋街を撮影された1枚。
賑わう夜を勝手に想像してしまいますが、誰も歩いていない道がこの場所での時間のコントラストを表現されておられ、道自体に何か意味をもたせるような写真となっているかと思います。

②乗り物とともに写る「道」

日頃から人が行き交う道。副題として道が存在し、主題として乗り物を撮影される写真も多くございました。

khnopffさん「京都嵐山 人力車」

人力車と石畳の道。
観光としてこの場所を楽しみ、アスファルトではない石畳の道が、より写真に時代感を出してくれるような写真でございます。

デクさん「橋と空と海と赤いかわいいの」

まっすぐ伸びる道と疾走する車。
主題の車の躍動感が、道の伸びとブレで、躍動表現が増すような1枚でございます。

③歴史や時代を感じる「道」

道自体に歴史があり、昔に想いを馳せる。過去どんな人が利用して、どんなストーリーがそこにあったのか。想像を掻き立てるような道の写真も面白いかと思います。

khnopffさん「京都の路地」

歴史を感じるという点は、京都の小路地の写真を選ばせていただきました。
以前もご紹介しておりますが、この路地には古くからの歴史があり、意味を持っていると考えると、この場所でどんな物語があったのか。そんな想像も楽しめる道の写真です。

④雨とともに写る「道」

雨に濡れた道もまた、情緒を感じさせる、そんな写真が撮影できます。
しっとりとした表現で、雨粒が道に落ちる音なども感じることができるのではないでしょうか。

しろしろさん「桜散る春雨の参道」

散るさくらの花びらが敷き詰められた参道の写真。
雨がしみる参道が静けさと、散った桜が少しの物悲しさも感じる写真です。

ykawai47さん「静寂」

境内の参道から伸びる道を撮影された写真。
タイトルの通り、雨に濡れる夜の道は静寂を感じます。
モノクロで撮影されることで、道に落ちる該当の光がとてもキレイにコントラストを作っています。誰も居ない、夜の道。ぐっと引き寄せられるような道の写真です。

⑤影が写る「道」

主題の影を写し出すために利用される道。
道と影を組み合わせて撮影することも一つの撮影用法かと思います。

Romi。さん「共同作業!」

影遊びの写真。
道に伸びる、お二人の影がハートを作り、思い出となるような1枚。
幼い頃、道で影遊びをしていたことを思い出します。
決して道はメインの存在ではないですが、このような写り込み方もまた道の用法かと思います。

nabeさん「contrast」

主題は影ですが、その主題を支えている道。
乱れること無く道に表現される影がキレイな1枚でございます。

⑥被写体としての「路地」

なぜか、路地・裏路地と呼ばれる道は、写真に納めたくなる場所です。
生活感が漂い、整然と整備されているわけでもない。
しかし味のある写真が取れるそんな路地の写真も一つの道の写真です。

アルマジロさん「店主の出勤」

雨上がり、飲食店が並ぶ裏路地。
道自体が細く、ギュッとビルや電線が詰まっている。
この後、喧騒の時間帯が待つ、そんな一瞬を撮影された裏路地の写真です。

江州カメラさん「路地裏」

時代を感じる路地裏の写真。
トーンも物悲しく仕上げられていますが、昔は活気があったのか、寂れたという表現がとても、感情を訴える1枚です。
何気なくパシャリ。同感に感じるような路地の写真。

⑦生き物とともに映る「道」

何も人だけが使うものではないと改めて思わせてくれるような、ペットや生き物と一緒に撮影される。そんな写真を支える道という存在も一つの視点かと思います。

還暦ランナーさん「整列してお散歩」

気持ちがほっこりするという表現がピッタリな鴨の散歩の写真。
いつもの散歩道で、こんなシーンに出会うと写真に納めたくなる。
そんなお写真です。

ぱーこさん「秋の匂いがするよ」

いつもの散歩道、一緒に散歩をしているわんちゃん。
秋の写真のテーマでご投稿を頂いており、季節感も感じる写真です。
このいつもの散歩道は、いろんな思い出があるのだろうなと感じてしまう1枚です。

⑧夜の「道」

日中とはまた違い、静けさを感じる道もまた、写真に納めたくなる。
夜の影を潜めた道が入る1枚は、いつもと違う景色を映し出してくれます。

ryouさん「ひっそりとした温泉街」

温泉街の夜の写真。
伸びる道に差す街灯の光が、温泉街の静けさを助長する1枚です。
人の存在有無の対比を想像させる1枚です。

以上、14作品のご紹介でございました。

まず、目にしないことは無い「道」という存在ですが、
主題にせよ副題にせよ、その存在自体を意識して撮影することで、
また新たな撮影の感覚につながるような気がしています。
ぜひ、皆様の今後の撮影の参考になればと思います。

過去のご投稿写真で、道が入る写真はとても多く、今回ご紹介できなかった作品もぜひご覧いただければと思います。


3.現在開催中のテーマ

現在開催中の2テーマについても、是非、ご参加いただければと思います!

引き続き散歩写真をよろしくお願いいたします。

散歩写真運営担当
Yoshi


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