【LGBTQの「Q」って何かちゃんとわかってる?】LGBTQについての読解力問題(高校生レベル)#読解力 #LGBT #LBGTQ

はじめに:LGBT法案について


LGBT理解増進法案が、2023年6月16日の参議院本会議で賛成多数で可決・成立しました。



立憲民主党と共産党、れいわ新選組などは、おととし超党派の議員連盟でまとめた法案より内容が後退しているとしたうえで、「理解の増進ではなく、排除するための法律になるおそれがあり、当事者からも失望の声があがっている」などとして反対しました。

みなさんは、LGBTについてちゃんと理解できていますか?

ここでは、LGBTQとは何かについてまとめ、その読解ができているかどうかを問題として出していきます。


問題文:LGBTQとは


LGBTという言葉はなじみ深くなってきましたが、「LGBTQ」という言葉については、知らない人も多いかもしれません。

以下、『東京レインボープライド2023』という団体がまとめた文章を引用しますので、ご一読ください。

LGBTQとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがあります。

※Qを表す「クイア」は、もともと「不思議な」「風変わりな」「奇妙な」などを表す言葉で、同性愛者への侮蔑語でしたが、現代では、規範的な性のあり方以外を包括する言葉としても使われています。「クエスチョニング」は、自らの性のあり方について、特定の枠に属さない人、わからない人等を表す言葉です。 日本におけるLGBTQの割合は、調査機関・調査方法によってデータにバラつきがありますが、現在では約3%〜10%と言われています。

※大阪市で行われた調査ではLGBTが3.3%、決めたくない・決めていない等の回答を合わせると8.2%、電通ダイバーシティ・ラボの2018年の調べでは約8.9%、LGBT総合研究所「LGBT意識行動調査2019」では約10.0%、名古屋市総務局総合調整部男女平等参画推進室の調査では1.6% トランスジェンダーは、生まれた時に性別を「男性」と割り当てられ、性自認が「女性」の人を「トランスジェンダー女性(トランス女性/Trans woman)」、出生時に性別を「女性」と割り当てられ、性自認が「男性」の人を「トランスジェンダー男性(トランス男性/Trans man)」と表現することもあります。

https://tokyorainbowpride.com/lgbt/


問題と選択肢:LGBTQのの「Q」について


上記、LGBTQの「Q」についての説明について、最も不適切な選択肢を2つ選べ

1.LGBTQの「Q」は、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがあるため、Transgender(トランスジェンダー)を含むこともあり得る。

2.LGBTQの「Q」は、もともと同性愛者への侮蔑語でしたが、現代では、規範的な性のあり方以外を包括する言葉としても使われている。

3.名古屋市総務局総合調整部男女平等参画推進室の調査では1.6%が、LGBTQの「Q」に当たると回答している。

4.LGBTQの「Q」は、自らの性のあり方について、特定の枠に属さない人、わからない人等を表す言葉で、調査機関・調査方法によってデータにバラつきがありますが、現在では人口の約10%以下と言われています。


正解


正解は、


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