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ご協力のお願い - 働く人の料理に関するアンケート

データ分析の学校に通う社会人、さのちひろです。
学校の卒業課題で「AIの力で働く人の料理を応援するアプリ」を制作中です。

「働く人の料理」に関する事前調査として、以下のアンケートを実施しております。

ご回答いただける方は、調査期間の2024/5/19(日)までに、ぜひご回答をお願いいたします!

…と言ってご協力いただける方は、すぐに上記のアンケートをクリックしてご回答いただきたいのですが、「働く人の料理を応援するアプリって何?」「もうちょっと詳細知ってから回答したい」という方は、以下の記事をお読みください。

なお、このアンケートは「働く人」に関するアンケートで、回答者を女性に限定していません。

以下のような方も、ぜひアンケートにご協力いただけたら嬉しいです。

  • 働いてはいるけど、(働いているからこそ)料理なんて全然してないし・・・という女性&男性の方

  • いつか仕事に復帰したいと思っているが、現在は休職中の方

  • 雇われて仕事をしている方だけでなく、起業家、個人事業主の方

どんなアプリを作ろうと思っているか

今回の課題では、使いたい食材を入力すると、その食材を使った最小の手間で作れる料理のレシピを推薦してくれるアプリを作ろうと考えています。

「その料理を作るのにどれくらいの手間がかかるか」は、レシピに記載された調理時間をベースにしつつ、それ以外の要素(洗い物の多さや、買い物の要否など)も考慮して計算します。

「ネットすればたくさんのレシピを探せるのに、そんなアプリ必要?」と思われるかもしれませんが、今回は「レシピから手間が少ない料理を探す行為すら面倒」と感じる人を主なターゲットにしています。

同じ一人の人の中でも、「今日は料理を楽しめる」というときと、「今日は全然料理を楽しむ気になれない」というときと、二つのモードを行ったり来たりすることがあると思います。

そんな「料理楽しめないモード」のときに、外食をしたり、Uber Eats やお惣菜で済ませるという選択肢は全然アリだと思います。

一方で、健康や節約、おいしさなどさまざまな理由で、「料理を楽しむまではいかないけど、やっぱり自分で作ったものが食べたい」と考える日もあるでしょう。

そんなニーズに応えるために、このアプリを作ろうと思いました。

アプリを作りたい、もうひとつの理由


このアプリを作ろうと最初に思い立ったのは、私自身が極度の面倒くさがりで、手抜きレシピを一発で探せたら便利だと思ったからです。

とはいえ私自身は、家事の90%以上を旦那さんにやってもらっていて、料理は月に1〜2回作るか作らないか、それ以外は外食するか、旦那さんに買ってきてもらった/作ってもらったごはんを食べるかの生活をしています。
(だからこそ、仕事をしながらデータ分析の学校にも通い、こんなアプリを作ろうとか思える時間の余裕があるわけです)

私のように、「めんどくさい」とか「料理はあんまり好きじゃない」と言える人はまだ楽ですが、世の中にはきっと、そうじゃない人もたくさんいるはずです。

「本当は料理をしたくない」と思っても、そう思うことに罪悪感を感じたり、そんな気持ちを大きな声では言えなかったり。

女性は、男性は、と切り分けるような言い方はあまり好まない私ですが、「料理がめんどうだなんて大きな声では言えない」という感覚を持っている割合が高いのは、圧倒的に女性の方だと思います。

このアプリを通じて、働く人を応援したい

そんなわけで、せっかくこのアプリを作るなら、面倒くさがりの自分自身のニーズにこたえるだけでなく、このアプリがもっと広い意味で「働く人を応援する」役割を担えればいいと思いました。

前章で女性の話に触れましたが、応援したいのはあくまで「働く人」であって「働く女性(だけ)」ではありません。

それには、以下の理由があります。

  • 料理は女性だけの問題じゃないから

  • 男性もこのアプリを使って、「これなら自分でも作れるかも」という料理を見つけてほしい

  • 「女性が工夫をして料理をする時間を減らす」だけじゃなく、「料理ができる男性が世の中に増えて、女性が料理をしなければいけない回数が減る」ということも重要だから

アプリ自体はもちろん、女性にも男性にも使ってほしいです。
でも、「女性」に閉じた問題解決にしたくなかったのはそういう理由です。

女性も男性も、料理をすることのめんどくささを認めながら、建設的に協力しあえる世の中へ


「ジェンダーギャップの解消!」という正面を切った叫びを苦手と感じる人もいることは理解しつつ(何を隠そう私もそんなに得意ではない)、それでも触れずにおけないポイントだけ、簡単にお伝えしておきます。

  1. 日本の男女の家事時間は、共働きでも女性の方が圧倒的に多い(女性側が正社員でも)

  2. 男女の賃金格差はある

  3. 先進国の中でも、日本は男女の賃金格差解消が遅れている。イギリスは1970年代には日本とどっこいどっこいの状況だったが、今は日本がそんなイギリスに遅れをとっている状況。

このアプリが解消したいのは、直接的には上記の「1」の問題です。

「家の仕事」は誰のもの?

アメリカやシンガポールなどでは、料理や掃除などの家事のためにヘルパーさんを雇う文化が、共働きの家庭を中心に浸透しています。

一方、日本では「家事のために人を雇うなんて、一部の超お金持ちだけがすること」という認識がまだ一般的だと思います。

そうなると、「家事は家の誰かがやるもの」となり、その「誰か」の役割を、女性が主に担っている家庭が多いというのが現状でしょう。

  • 女性の家事の負担を減らす

  • 男性が家事にもっと参画できるようになる

これを同時にやっていかないと、いくら企業が「女性の活躍推進」を掲げて会社の中の仕組みを変えても、片手落ちの取り組みになってしまいます。

外で働く時間と家で過ごす時間は、誰もがセットで持っている

「外で過ごす時間」と「家過ごす時間」は、女性も男性も、みんなセットで持っています。

「外の時間」と「家の時間」は、みんなセットで持っている

先ほど挙げたいくつかの統計が示しているのは、「外の仕事」にかける時間の男女差は埋まってきているものの、「家の仕事」にかける時間は、まだまだ女性が多く担っているという現状です。

女性にとっても男性にとっても生きやすい世の中にするためには、この割合をお互いにフェアにしていくことが重要です。

「外の時間」と「家の時間」をお互いフェアに

「分担の割合を変えていく」という論点はもちろん大切ですが、「そもそもやるべき仕事の量を減らす」という観点も忘れてはなりません。

「やるべきこと」をさばくのに必要な時間をできるだけ減らし、「やりたいこと」を叶えたり、ゆっくりくつろぐ時間を増やすことは、家という場が誰にとっても居心地よく、幸せな場所となるためにとても大切なことです。

家の中の「やるべきこと」を減らして、「やりたいこと」に時間を使えるように

・・・というわけで

自分自身がズボラなゆえに思いついたアプリから、こんな壮大な世の中のビジョンを語るに至ってしまいました。

私はこれから6月の課題提出までに、そんなアプリを必死で作っていきます。そもそも期限までに作れるのか、どこまでのクオリティに仕上がるのか、正直、不安もいっぱいです。

ですが、せっかく作るからには、私一人の思いだけを基準にするのではなく、世の中の多くの人の声を取り入れて、いいものにしていきたいと思います。

もしよろしければ、そんなアプリ制作のためのアンケートにご協力をよろしくお願いいたします。

※アンケートの最後にメールアドレスの記入欄があります。こちらの記入は任意ですが、記入いただいた方には、アンケートの分析結果や成果報告を2024年6月中にお送りいたします。

ご家族や知人・友人の方への拡散も大歓迎ですので、そちらもご協力いただける方はぜひお願いします。

長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!


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