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2.1 検索キーワードの発掘 - 「自分でできるSEO対策」

今回からLEVEL2に突入します。

LEVEL1では、自分の会社やお店の名前で検索にヒットするための基本施策についてお伝えしてきました。たとえば、あなたのお店の名前が「あおぞらカフェ」だとするなら、「あおぞらカフェ」でGoogleやYahoo!で検索したときに、あなたのホームページが一番上に出て来るための設定です。お店の名前で検索できるようになっていれば、すでにあなたのお店の名前を知っている人が、あなたのホームページを発見することは簡単になります。

LEVEL2では、もう一歩、SEO対策を本格的にやっていきたいと思います。あなたの会社やお店の名前を知らない人が、検索をきっかけとしてあなたのホームページと出会うための施策です。
「新規アクセスを増やすための下準備」と題して、検索経由で、あなたのホームページに訪問してもらいやすくするための対策を紹介していきます。

LEVEL2の1記事目は、「検索キーワードの選定」です。
検索キーワードの選び方は、SEO対策として、とても重要な項目です。ここがうまくできるかどうかで、あなたのホームページが、新規のお客様を連れてきてくれるものになれるかどうかが左右されると言っても過言ではないですので、しっかりと取り組みましょう。

検索する側の人になってみる

突然ですが、まず「検索する側の人」になってみたいと思います。

あなたの家のエアコンが壊れてしまったようです。電源スイッチを入れても涼しい風が出てこなくなってしまいました。目の前にはインターネットに接続されたパソコンがあり、Googleの画面が出ています。さてどんな言葉で検索をしますか?

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「エアコン修理」「エアコン復旧」「エアコン業者」「エアコン復活」

あたりが出てきそうですね。あるいは「エアコン」ではなくて「クーラ」で検索する人もいるかもしれません。さらに「エアコン故障原因」や「ダイキン修理」などもあるかもしれませんね。

この問いには、正解はありません。あえて言うならば、あなたが思いついた言葉は、「すべて正解」とも言えます。

もし、あなたが、エアコンの修理店を営んでいて、ホームページで新規のお客様から修理依頼を獲得しようと考えるなら、上記のようなキーワードで検索をする人は、すべて見込み顧客になります。つまり、あなたのお店の名前を知らなくても、上記のような検索をする人が、検索結果を通じてあなたのホームページを知った場合、新しいお客様になってくれる可能性が高いということになるわけです。

SEO対策は、あなたの会社やお店の名前だけではなく、「見込み顧客が検索していそうなキーワード」でヒットさせることが大切になります。そのための下準備をご紹介していきたいと思います。

1. 業種を表すキーワードを書き出す

先ほどの例では、「エアコン修理業」となります。あなたの会社やお店が取り扱っているサービス・商品を示すキーワードです。他には「コーヒー豆販売」「ピアノ教室」「学習塾」「インテリアコーディネート」「取材ライター」「行政書士」「ネイルサロン」などです。

2. 得意・長所・特徴を表すキーワードを書き出す

あなたの会社やお店が得意とすることや、長所・特徴について、あらためて考えてみましょう。先ほどの例でいえば、エアコン修理業者の中でも、特に得意としていることを考えてみます。「スピード対応」「業務用エアコン対応」「ダイキンエアコン全機種」など。

教室の場合は、誰に向けたどんな教室かです。「子供向けピアノ教室」「大人向けジャズピアノ教室」など、なるべく具体的な特徴を表す言葉を探してみましょう。

3. お客様が知りたがっているキーワードを書き出す

Googleには、実際にお客様が検索している可能性の高いキーワードを探すための便利な機能があります。以下をご覧ください。

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これは、Googleの検索窓に「エアコン修理」と入力した直後に出てきたものです。Googleでは、このように、よく検索されている関連キーワードを表示してくれる機能があります。「エアコン修理 即日」は、その日中に来てくれる業者を探しているということが伺えますし、「エアコン修理 車」は、カーエアコンの修理を頼める業者を探していると思われます。

このように実際にあなたの業種を入力してみて、どのような関連キーワードが示されるかは、とても有効な情報になります。SEO対策にとどまらず、あなたの会社やお店が今後、何を強みにしていくといいかなど、事業やサービスの改善にも役立てることもできそうですね。

4.同じ意味や似ているキーワードを書き出す

もうひとつ、SEO対策の独特な部分になりますが、「同じ意味を表すけど、違う言葉」を探しておきます。たとえば、「エアコン修理」と「エアコン復旧」は、意味合いはほとんど同じですが、実際にGoogleで検索すると異なる検索結果が表示されます。

つまり、人間にとっては同じ意味だとしても、Googleにとっては違う言葉と認識されるということがあります。このことを理解しておき、「あなたの業種を示す、似ている言葉」を書き出しておくと、後で役に立ちます。

探し方ですが、以下に紹介する「類語辞典」を使うと便利です。
https://thesaurus.weblio.jp/

たとえば「修理」で検索すると、以下のように様々な類語を表示してくれます。

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「エアコン」と組み合わせると、「エアコン修復」「エアコン改修」「エアコン復元」「エアコンリペア」などは、実際に検索されそうなキーワードですので、これらを書き出しておきましょう。

5.営業エリアを表すキーワードを書き出す

最後に、あなたのビジネスが、地域を限定するものであれば、そのエリアを表すキーワードを書き出しておきます。

都道府県だけではなく、市区町村名、東西南北なども含めて、あなたのビジネスの対応範囲を的確に示すキーワードを探します。たとえば、「東京都世田谷区」や「宮城県仙台市」、「神奈川県 西部」や「北海道 道南」など、サービスを提供できるエリアを示すことと、実際にお客様が検索しそうなキーワードを書き出しましょう。

これで、検索キーワードは、かなり発掘できたはずです。1〜5で、できれば40ワード以上、最低でも20ワードくらいは書き出しておきたいところです。これからこの発掘した検索キーワードを使って、まだ出会えていない新規のお客様と出会うためのSEO対策を実施していきます。

次は、「新規アクセスを増やすタイトルタグ」についてです。

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