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「映画感想」月の満ち欠け(言いたい放題)


どうしても観たかった映画(ならば映画館へ行けば?)
なにしろ大好きな「目黒蓮」と「大泉洋」が出演している。しかし、一人で映画館へ行けない私は、ひたすら待った、Amazonプライムで無料で観られる日を!!(お金を払えば、どうでしょう?)

遂に、その日がやって来た!首を長くしてお待ちしていましたよ、目黒蓮くん♡



ハイハイ、タイトルにでっかく書きましたが、もちろんこちらでございます ↓



まぁ、何だ~(急にテンションが…)
簡単に言うと「輪廻転生」のお話ね。
目黒蓮出演だから、あまり厳しくは言いたくないが、ツッコミどころ満載。

小山内 堅(大泉洋)は実によく泣き、よく怒る。
そりゃ、幸せな日々を一瞬にしてもぎ取られたのだから分かる、分かるよ~。
私だって主人が亡くなった時は本当に行き場のない哀しみと怒りで、どうにかなるかと思ったもの。それが「妻と娘」を一瞬にしてダブルで亡くしたのだから哀しみもするだろう、怒るだろう。

でもね、ふと矛先が違うのじゃないか?と思った。
本当に怒るべきは、事故の原因となった正木竜之介(田中圭)にだろう?
それに対する「怒り」は殆ど描かれていない。

二人の遺体に対面した時の大泉洋の演技は秀悦。あぁ、男性もきっと、こう泣くだろうと物凄く共感を覚えた。幸せの絶頂からどん底へ突き落とされた男の悲しみを実に上手く演じている。
「もう明日はない」
そんな絶望をあの号泣だけで、納得させる。

しかし、しかしだ!

「生まれ変わり」ではないか?と訪ねてきた三角 哲彦(目黒蓮)に何故、あんなに怒りをぶつけたのだろう?亡くなってから数年の月日が経っているのに…
まぁ、ここは譲ろう。目黒蓮推しの私が何を言っても説得力に欠ける(言ってるからw)

娘の友人であった緑坂ゆい(伊藤沙莉)にまで、あんなに怒ることは、ありますまい。
あ〜、伊藤沙莉は上手いね~。あのハスキーボイスが彼女の魅力の一つだが、真剣な時の目つきもいい。

ちょっと男性陣に怒られそうなのは、今回の有村架純の配役だ。
うーん、絶世の一目惚れする程の美女?
実に可愛い女優さんだとは思うが北川景子なら、一瞬にして惚れるだろうが無理が……みなまで言いますまい(自粛、自粛)

「ジョン・レノンが死んだ日」に大泉洋と柴咲コウちゃん(好き)は結婚式を挙げる。そして、その日に目黒蓮と有村架純は出逢う。
まぁ、ここまでは甘ったるいラブストーリーで許せる(何様?)

だけど、だけどだよ!
「輪廻転生」が、あんなにボコボコあっちゃ、私の喪失感って何だったのよ?!
もうさ、直ぐに産まれ変わっちゃうって事でしょ?それも回覧板回せるようなご近所や娘の友達のところに?
子役も上手いし、確かにいい映画だよ。いい映画だけど、ラストが想像出来ちゃったんだよね。
「やっぱり、そうくるんだよね〜」
って。

いい映画で眠くならないし、観せるが原作がこうだったのか、ちょっと疑問。
田中圭のキレっぷりは上手い。こういう狂気の役も出来るんだなと関心した(結局、三人共、君のエゴのせいで亡くなっているんだよ)

そんなに周りの人が「生まれ変わり」ばっかりだったら、「死」への哀しみはどうなっちゃうんだ?と思った映画。

娯楽としては申し分ないから、また観るかもしれない(目黒蓮と大泉洋出てるしね)


大泉洋と柴咲コウの夫婦の紡ぐ「愛」には、物凄く共感を覚えたが、目黒蓮と有村架純の衝動的な恋愛が何度も「生まれ変わる」、何年も待つ程のものだったのか…

運命って、もっと深くて違うと私は思っている。


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