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コンテンツ東京2022年@東京ビッグサイト〜展示会初出展までの戦略【資料公開】

サンキャクの代表Ryuです。2022年初めての展示会へ初出展いたしました。
めちゃくちゃ楽しく終了できましたが、めちゃくちゃ大変でした笑
展示会に向けての準備や失敗談、結果についてまとめてみました。これから出展を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

コンテンツ東京@ビッグサイトとは?

デジタルコンテンツの日本最大級展示会。という理解でOKです。弊社は映像制作・WEB制作・SNS支援などを行っていますのでドンピシャの「広告クリエイティブ・マーケティングEXPO」に出展しました。

コンテンツ制作、映像・CG制作・広告デザイン・ブランディング、権利・IT・最先端デジタルテクノロジーなどが出展

公式サイトより


なぜ出展しようと思ったの?

結論から申し上げますと「リアルでの偶然の出会いを増やしたかった」
「実績が溜まってきたので多くの方に知っていただきたかった」
です。

弊社は2022年の6月で5期目となりましたが、これまで営業という営業をすることなく、ご紹介からお仕事をいただいていました。
コロナ禍では一部のtoC事業(英語スクール)が打撃を受けましたが、動画制作、WEB制作事業が下支えをしたことで増収増益をキープできておりました。

これは自分の感覚でしかないのですが、企業は3年がひとつのサイクルで、それを何度繰り返せるか?=生き残れる年数。だと思っています。

1年目でたくさんの人に会い知ってもらう(少しだけお仕事をもらえる)
2年目で1年目にやった仕事が成果となって芽を出す
3年目で芽から花が咲いて拡大成長、4年目から1年目に戻る。

この繰り返し。

ちなみに4年目は原点回帰ということで、ブランディングデザインの会社にお願いして、ブランディングを施し、自社の理念や価値を再認識できました。

はじめにやったこと

とにかく妄想でOKなので、展示会に必要なことを思いつく限りの情報を書き出して、情報整理を行いました(下記がそのマインドマップ)。
いかにして自分たちらしいブースを出してファンになってもらうか。これが空間をデザインする種となります。
自分なりに思考をまとめ、社内でディスカッションをしていくと。自分たちがやられたくない営業活動を避けようという方針が固まって来ます。

戦略マインドマップ

準備が必要なモノ・コト

場所を予約

一般的なの展示会では1小間が3m×3mとなっているようですが。コンテンツ東京では0.5小間と呼びます。当初1小間で出展を検討していましたが、事務局の方におすすめされて1.5小間(3m×9m)で出展しました。

これは出展後に分かったのですが、初出展で1.5小間は勝負しすぎ(広すぎ)ですw
初出展でおすすめは0.5か1小間です。

設計、施工、ブースデザインしてくれる人を探す

全体のプロデュースを、ブランディングデザインを手掛けるパートナー企業セルワールディングさんに、設計はお友達でもあり、セルさんとも通じ合ってるオンデザインパートナーズさん、彼らは展示会そのものもプロデュースしているすごい方たち。施工はアトリエ工務店ルーヴィスさん。とにかくサンキャクや僕を良く知ってくれている方々に作っていただきました。模型はこんな感じ

こだわった他社との差別化ポイント

一般的な展示会ブースの場合「〇〇で課題解決!」「短納期で制作!」といった文字情報によるアピールと、ディスプレイで動画を流すといった手法が主流かと思いますが、とある別の展示会にスタッフと赴いた時に、ディスプレイで放映している動画はあんまり見ておらず、飾ってある写真には目が行くことに気づき、思い切って映像をディスプレイで流すことを止め、パネルに書いて展示する手法をとってみました。

こんな感じ。パネルを指差しながらお客様とコミュニケーションできたのはGOODでした。

費用ってどのぐらい?

開催前後に来年のブースを予約すればもっと安いと思うのですが、会場の費用は1.5小間(3m×9m)で170万円ちょいでした。設計や施工等はあまり詳細をお伝えするのは関係者に迷惑をかけることもあるのでざっくりお伝えしますが、場所代の倍以上はかかると思ってください。

ここに掲示物のデザイン料、当日配布するパンフレット、名刺、スタッフ用ステッカー等のデザイン、スタッフの人件費はもちろん、弊社の場合はビッグサイト近辺に宿泊組もいましたので旅費交通費もかかります。現地に行ったら装飾したくなって追加購入したものもありました。

これはだいぶプロジェクトが進んでから知り合った方に「展示会向けの助成金とか補助金もあるんので次回ぜひご活用を」と言われました。次回頑張りますw

開催中はどうだった?

開催前(設営の2日間)・・・他のどのブースよりも準備が遅く、初日で壁床がやっとできて、2日目は届くはずの展示物が届かず、なんとか形にw
結局完成したのは初日の午前中w これも初出展らしくて良い

初日・・・周囲のブースがめちゃくちゃ呼び込みと客引きのチラシ配りを始める。スタッフのひとりが「Ryuさん、他みたいに呼び込みやらなくて良いんですか?」と質問されるがジッと我慢。午前中で手応えあり「ブースがかわいくて良い」「客引きしないブースなので気になって来ました」といった反応。そういう方々が結構大手企業さんで驚く。

2日目・・・午前中、既存のお客様から追加の映像制作の発注をいただく、そして既存のお客様が次々来てくれる!これ意外だったのですが、展示会を出すのって新規顧客獲得だけでなく、既存顧客への信用アップも期待できます「ほー、他にもこういう仕事やってるのね」とか
某上場企業のお客様から「Ryuさん、他のブースどこおすすめ?」と聞かれたので「〇〇さんのセンスを刺激するならbird and insect.さんです」と言って、ブースにお連れする途中でクライアントは「え!?shuntaroさんに写真のお仕事お願いしたことある!」となりまして、良い関係づくりもできちゃいました。

3日目・・・最終日はやはり一番来場者が多かった気がします。大手企業さんや、制作会社さんでパートナー探しをしている方、自社でコンテンツづくりをやっているけど限界を感じていらっしゃって外注されたい社長さん等々。ちなみに最終日後半で声が潰れました。呼び込みしてないけど賑やかな場所なので声張ってるんですね。あとはシンプルに疲労ですw

開催後〜サンクスメール送信

サンクスメールは、当日か翌日に送ろうかと考えていたのですが、他社のブースの方が「みんな考えることは同じで即日にメールを送る。埋もれる可能性があるから、ずらしたほうが良い」とアドバイスくださったので、翌週の木曜日にお送りしました。テンプレート文章になってしまわぬよう、会話した内容、お客様が求めていらっしゃった事、例えば映像制作なら、作っていくプロセスを話しているYouTube限定動画を撮影しておき、それを配信させていただきました。

また、ブースも忘れられている可能性があるので、写真も添えて。「あー、キャンプ仕様のような動画制作やWEB制作、YouTubeプロデュースする企業があったなぁ」と思い返していただけるように。

成果はどうだったの?

この記事のパートを書いているのが2週後の月曜日で、動画制作の受注1件、具体的な商談が1件、今後ミーティングは3件ほど控えております。

意外だったのが、3年ほど前にお会いした方から「会社好調そうですね!」ということで会食のアポイントなどをいただいております。

「展示会でかかった費用を回収できたか」という考え方はもともと無く、この無名な会社を知っていただくこと、偶然のつながりを作らせていただいたことに意味があると思っております。

というわけで燃えるようなコンテンツ東京のまとめは終わりです。お読みいただきありがとうございました!

コンテンツ東京でお配りしていたパンフレット(資料)は下記WEBサイトからダウンロード可能です。


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