第8回 妊活ブログ「東洋医学でみる妊活って?排卵期編」

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私のもっとも得意な東洋医学からみる「女性のみかた」です。

私は、東洋医学の見方でも西洋医学と同じように3つの時期にわけて考えております。

それは、低温期―排卵期―高温期―月経期です。

ですから4つにわけて東洋医学的に解説していきます。

※西洋的な解説とは少し違う可能性もあります。ご了承ください。

今回は「排卵期」編です。

排卵期って東洋医学ではどのようにとらえるのでしょうか?

ちょっと今回は独特の考え方になるとおもいます。

排卵というのは、卵胞(もしくは卵巣)から卵子が飛び出す事です。

飛び出す過程で排卵をさせる力を発揚といい、排卵を止めておく力を固摂といいます。

止めておく力と飛び出そうとする力でバランスをとっています。

発揚は肝(かん)の力、固摂を腎(じん)の力です。

話がややこしくなるので、例で表したいと思います。

例えば肝が強すぎると発揚が強すぎで排卵が早くなる、つまり月経が早くきます。もしくは肝が弱っていると発揚しないので排卵しない、つまり月経が1周期飛ぶことになります。

どういうことかというと、肝(かん)というのはストレス、感情などで高まったり、弱まったりするところなんです。

つまり、ストレスがおおい時は月経が早まったり、遅くなったりするということなんです。女性なら当たり前のようにあるのではないでしょうか?

次に腎(じん)が弱すぎると固摂が弱すぎて、排卵がとめられずもれていくイメージです。

腎が弱いとはどういうことかというと、老化です。

例えば、老化がすすんで更年期くらいになると1か月に2回月経が起こったりします。これは老化で排卵や月経を止めておけないと考えます。

このような感じで、対応する漢方を選んだりするわけです。

肝に多いのは加味逍遥散など有名です。

腎に多いのは腎気丸などが有名です。

今回はちょっと東洋医学に慣れてない方はわかりにくかったかもしれないです。

次回は高温期についてです。

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