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旅だから出会えた感情②

コンセプトの重要性について

旅に出ました。行き先は、山形県鶴岡市。主目的は坂茂氏が設計した、スイデンテラスに宿泊すること。「木をふんだんに取り入れた、このホテルに決めてよかった」。そう思えたのは、ホテルでチェックインした際にもらった冊子に記載されていた坂茂氏のコンセプトだった。

「水田にお邪魔させてもらいました」

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ただ単に目立った建物を建てるのではなく、土地を読み込み、そこに合わせた建物を作る。自然と環境に配慮した考え方は、ボクが好きな建築士さんの発想とも重なる。デザインに強く惹かれたけど、実際は坂茂氏のコンセプトに共感していたのでした。たからこそ、ここに泊まりたい!と思えたことが何だかうれしく、夫婦で妙に納得してしまいました。

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大事な高さ、明るさ

ブックディレクターの幅允孝氏により選書された1000冊の本が並ぶライブリー、地元の名産品やクラフト作家の雑貨に出会えるショップも、宿泊客を飽きさせない作りになっていました。内観は天井の高さが開放感を演出し、まったく圧迫感を感じさせないから居心地の良さは抜群。作り手の思いが如実に実感でき、ゆったりと流れる時間、開放的な空間を満喫させてもらいました。空間が生み出すゆとり。それを引き出す高さ、重要です。明るさも。明るすぎず、暗すぎず、適度な照明感がやすらぎを与えてくれます。照明も、大事です。

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食が豊かな山形

お風呂は残念ながら撮影禁止だったので写真を撮れませんでしたが、内風呂も露天風呂も気持ちよく、烏の行水のボクがついつい長居をして夕食に遅れるほどでした。地下からくみ上げる源泉かけ流しの温泉も魅力のひとつでしたね。食事はお肉のコースをいただきました。地産地消の理念に基づいた前菜、ごぼうのスープ、山形牛のステーキ、山形米のつや姫、デザート、どれも美味しゅうございました(©岸朝子さん)。特に、久しぶりにステーキをいただきましたが胃もたれせず、お肉の硬さも絶妙でした。食が豊かな山形に感謝です!※横位置の写真がなぜか縦に表示されてます・・・すいません。

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こころを動かされたコンセプト

外観と内観のデザインに一目惚れしたスイデンテラスでしたが、実は奥底、コンセプトに心を動かされていたことがわかり、だからこそ滞在中にストレスを感じることなく、ゆったりとした過ごせたのだと思っています。思わぬ発見、感情の揺らぎがある。それが旅の楽しみかなと。繰り返しになりますが、坂茂氏さんの思いが好きです。水田を生かす、水田を取り入れる、ではなく、水田にお邪魔させてもらう。この考え方、いいですよね。本質に共感できると、より一層思いが深まる。しっかりとしたコンセプトがあるモノは強い。再認識しました。

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まだまだ、旅については続きます。お付き合いいただける方は、また明日。ではでは。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!



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