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日進月歩

アルビレックス新潟戦を観戦して思ったことについて

我が子の誘いを受けて久々にJリーグを観戦してきました。1年ぶりでしたが、やっぱりスタジアムはいいですよね。

つい最近、Jリーグ30周年に寄せて『ハッピーバースデーJリーグ』を全4回で書きました。スタジアムからの眺めでは、主に専用スタジアムをピックアップさせてもらいました。

ビッグスワンは陸上トラックが併設されているものの、日韓ワールドカップ開催スタジアムだけありスタンドからの眺めは申し分ありませんでした。我が子が太鼓の音など大きい音が苦手なので、2階席から観戦となりましたが、ピッチ全体をしっかり見渡せて2人とも大満足!

さてさて、今季、好調のアルビレックス新潟。監督が交代されてどうなるのかなと思っていましたが、しっかりとトレーニングされていることが伺えました。

昨年はロングボールとボールをつなぐバランスが一昨年より取れた印象。今年は、よりボールの動かし方が洗練されていました。

特に、ボクが現場を離れてからルール改正され、それを有効利用していたのが目を引きました。ゴールキックの際にペナルティエリア内にフィールドプレイヤーが入ってもいいことになったので、アルビは2枚のセンターバックがエリア内に落ちてビルドアップに参加していました。

前々からゴールキックをGKが蹴り、それを前線の選手が競ることに違和感を覚えていてボク。アルビの後方からの組み立てに、「なるほど!」と膝を打ったのでした。

いくら競り合いに強い前線の選手でも、空中戦に毎回勝てるとは限りません。GKは相手に易々とボールを渡してしまいますが、かといって後方からつなげば自陣で奪われた時には失点につながるリスクを抱えます。

そこの折り合い、バランスが難しく、GKがゴールキックを蹴るのが一般的でした。その潮流が変わったのは、おそらく天才・グアルディオラの影響かなと。

易々とボールを相手に明け渡すことなく、自陣でボールロストするリスクを抑えながら、しっかりとボールを運んでいく。アルビは2枚のセンターバックがクレバーなので、臨機応変に相手の配置を観察しながらボールを動かすことで時にはあっさりとボールを通してしまうことも。

受け手と出し手の呼吸が良く、ボールが循環したことで相手の横浜FCは、なかなかプレスがハマりませんでした。松橋力蔵新監督の戦術を理解し、それを体現していたアルビ、強しでした。

松橋力蔵監督は、横浜F・マリノスで指導経験を積まれたようなので、現セルティックのアンジェロス・ポステコグルー監督の影響を受けているのでしょうか。とにかく、ボール運び、切り替えが素晴らしかったアルビ。

前半戦が好調だった昨季。今季も序盤は申し分ない成績だけに、ここからが勝負になるでしょうね。また機会があれば観戦に訪れてみたいと思います。

それにしても、戦術は日進月歩で変わっていきますね。フットボールのトレンドの変化は、いつも面白く興味深い。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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