家が欲しいと叫びたい。どうか夢を見させてくれ。

おはこんばんわ。SANKAFUNKです。

とあるコラムで「東京都内40代女性一人暮らし、都心から少し離れた土地で7坪4,000万円の狭小戸建を建てる」を読んだ。
実にざっくりとした概要であるが、実際は十数記事にも及ぶ読み応え抜群な内容だった。この記事を通して以前から思っていたことは、東京はなんて暮らしにくいところなのだろう、という現実に尽きる。

東京都心部は、なんでもあるけど、とにかく高い。なにもかもが高い。そんな街だ。家賃や住宅は最たる例だ。
私にとって、東京の位置づけは『年に数回ほど仕事または遊びに行くところ』であり、定住、ましてや家を建てたいとは終ぞ思わない。

建売住宅の新築一戸建で、間取り3LDKの条件と価格比較をしてみたのでご覧いただきたい。

・東京都新宿区/建物面積約83㎡/間取り3LDK/駐車場1台/約7,000万円
・神奈川県川崎市/建物面積約84㎡/間取り3LDK/駐車場1台/約3,200万円
・SANKAFUNK現居住地域/建物面積約84㎡/間取り3LDK/駐車場2台/ストレージ付き/約2,400万円

この比較はあくまで土地込みの建売住宅のため、「東京都内40代女性一人暮らし~」のコラムのように、土地・建物費用が別個にかかる注文住宅とすると、また大きく変わってくるだろう。

神奈川県川崎市と言えば、東京都心部のベッドタウンとして栄えている。電車や車で都内へ通勤できれば、永の住処としては確かに優秀だ。東京都新宿区の半額以下で新築一戸建が買える。庭は狭いが、ガーデニングも出来るし、車だって敷地内に停められる。

それでもやはり、駐車スペース1台分と予算約1,000万円の差はデカいなと思ってしまう。私は東京都も神奈川県も住めない。

私の居住地域であれば、7,000万円も用意すると御殿が建つ。立派な門構えの地主の家でもこんなにはかかるまい。
新築一戸建の建売で調べてみたが、建物面積約150㎡/間取り5SLDK/駐車場3台付き/ストレージ付き/4,280万円が最大値であった。

なお、築年数にこだわらなければ、1980年代建築の7DKが500万円で買える。ちょっとした会社員の年収1回分である。建て壊すために300万円前後払っても、予算が7,000万円であれば余りに余る。

築40年以上の建物が建つ地域は、おおむね似たような築年数の戸建が数軒固まっているので、7,000万円もあればそのあたり一帯を買い占めることさえ可能だ。もちろん、とんでもない山奥のド田舎ではなく、駅まで車で数分~十数分の閑静な住宅地である。
私の居住地域には、事実関東圏からの移住者は多く、丸ごと建て替えたり豪華にリノベーションしたりと大騒ぎである。毎日の仕事から解き放たれた早期退職者や高齢者、都会の仕事に疲れた若い夫婦と年齢層は様々だ。大規模災害の後はさらに混沌としている。

7,000万円って、要は住宅ローンが大半でしょ?なんて夢の無い話をしてはいけない。なかなか現金で7,000万円、ポンと用意できるはずがない。わかっている。わかっているけれど、夢見たっていいじゃない。

私はいつだって現金7億円が欲しい!喉から手が出るほど欲しい!と思いながら日々を生きている。

ちなみに、比較として掲載した約2,400万円で買える建売の新築一戸建は、私が特に欲しいと思っていた物件だ。どうか売れないでくれと願いながら生活していたが、最近不動産情報から削除されたので幸運な誰かさんが購入したのだろう。つらい。
自転車で乗り込める広大な玄関にはウォークインクローゼットばりのシューズボックスがあり、全室洋室、1階と2階それぞれでトイレと洗面台があり、家庭菜園も出来そうな庭と車間余裕のある駐車場、歩ける距離にコンビニとカフェ、さらには勤務地や市街地からもそう遠くなく、条件としてはバッチリなのだ。つらい。

つらい。本当につらい。しつこいようだがつらい。

アラブの暇な大富豪に実験台として飼われたい。日本の貧民は突然3億円を現金で渡されたら何に使うのか?という、富豪向けリアリティ番組で弄ばれる哀れな豚になりたい。

働けど働けど、令和の暮らしは楽にならず。

おはこんばんわ、サポートよろしくお願いします。コロナで収入が悪化の一途を辿っているので、いただいたサポートは食費・光熱費・家賃をメインに使わせてもらいます。