Chapter10:火事場の馬鹿力(国総二次面接試験) 2021年5月④

筆者の就活実績はこちら→ https://note.com/sanjo/n/ncab04bcee9ff

こんにちは。三条です。

大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m


なんと半年以上放置してしまいました。己の怠惰さを呪うのみです。ひとまず勢いで書き上げていきたいと思うので、よろしくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

前回は国家総合職二次試験の筆記試験の話をしました。筆記試験がヤマ場だと思っていたら、2日後に人事院面接をぶち込まれるという感動的な当たりの悪さでした。

二次筆記試験の会場は成蹊大学。試験が終わり成蹊大学を出るやいなや、猛スピードで頼れそうな各位にメッセージを送りまくった。フリック入力のスピードがえげつなかったことは言うまでもない。

さらに、人事院面接の際に必要な面接カードの項目も帰宅までにほとんどスマホで書き出した。ここで、民間就活をそれなりにやっていた自分にめちゃくちゃ感謝した。民間就活で書き溜めていたESの下書きがあったので、これらを使うことで短時間で草稿を書くことができた。苦しかったけどやっててよかった……

ただし、この草稿のまま面接カードを提出するのはやはり不安でした。そこで、下記の5名に添削をお願いしていました。

・出版社に内定していた東大のS氏

・生保業界を受けていた早稲田のY氏

・共に民間就活を戦ってきた外大のN氏

・文章力がずば抜けている外大の後輩Y氏

・某県庁に勤めている社会人のK氏

この5名には本当にお世話になりました。ボロクソに添削してもらいましたが、添削を乗り切ったことで自信がついたので、本当にありがたかったです。

また、キャリアセンターのおばさん職員にもお世話になりました。率直ながら昔の「おかあさん」的な優しさで色々と教えてくれて、気持ちが楽になりました。

さて、そんなこんなであっという間に面接試験当日がやって来ました。


5/25 AM6:00 起床

正直もう覚えてない ←半年放置したからだ

ただ、京浜東北線に乗ってさいたま新都心に1駅ずつ近づくにつれて感じる何とも形容し難い感覚はヤバかった。簡単に言えば死刑執行が近づく囚人の気持ちだろうか。あれはもう二度と経験したくない。


試験場所はさいたま新都心の合同庁舎2号館。入るや否やデカい吹き抜けがお出迎え。どこぞの外大のガ〇リアを彷彿とさせる。

さいたま新都心のガレ〇ア


その後エレベーターで上がり、面接予定者の待機室へ。人数は大体30人くらいで、5グループに分かれて各6名ずついた。欠席者は1割くらい。私は3グループの3番目だった。順番としては悪くない。

面接自体は20分で終わるが、3番目ということは1時間弱待たされるのでまあまあ心臓に悪い。しかも就活において初めての対面面接が人事院面接だった。編入試験ぶりの対面面接。ひたすらソワソワしながら面接の順番を待つ。

いよいよ自分の番がやってきたので、エレベーターで面接会場に向かう。隣の席に座っていた2グループの人と一緒に会場に向かったが、まるで戦友のようだった。

感染症対策のために面接会場のドアは開いていた。そのため、ノックせずに入ったのは少し物足りなかった。

面接官は3人。編入試験の面接と全く同じ配置だった。質問はほとんど面接カードに沿ったもので、奇をてらったような質問は無かった。ABCD評価のBは行ってほしいと思った(後日確認したら本当にBだった)。


面接を終えて重いのか軽いのかよく分からない気持ちでエレベーターを待っていると、2グループの彼がやってきた。お互い奇をてらった質問も無く乗り切れたようで、まさに「戦友」だった。

その後諸々の手続きを終えて、関東第2合同庁舎を後にした。入る前はえらく大きく見えた庁舎が、少し小さく見えた気がした。

対戦ありがとうございました
さいたま新都心駅に向かう道

歩けば歩くほど一抹の達成感を覚えるような足取りでさいたま新都心駅に到着。すると、先ほどの戦友がいるではないか。途中まで一緒だったので車内で話したところ、

外大ロシ科の人だった(!!!!!!)


LINE交換をし損ねたが、彼は元気にしているだろうか……

この後は帰宅して家でゆっくり……とはならず、外大に登校して絶対に落とせない中国語を受けてきました。我ながらアホだと思いましたが、編入生ならではの限界芸をせざるをえませんでした。下校の時にたまたま会って労ってくれた後輩の顔を今でも忘れません。

ーーーーーーーーー

こんな感じで、国総二次試験のドタバタの3日間を終えました。本当の地獄はこれからでしたが、この時は嵐の中に一筋の光が差し込んだような安堵感がありました。あの頃の妙にねっとり心に張り付くような幸せは悪くなかったかもしれません。

Chapter 11 へ続く

この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?