Chapter8:人生で一番勉強した三週間(国家総合職二次試験対策) 2021年5月②

筆者の就活実績はこちら→ https://note.com/sanjo/n/ncab04bcee9ff


こんにちは。三条です。

5月2日に都庁の試験が終わり、いよいよ国総二次試験の対策に乗り出します。


しかし、一次試験の合格発表日は5月10日でした。そのため、フルスペックで対策をしてしまうと万が一落ちた時に萎えてしまうと考えました。無駄なコスト意識が発動してしまったのです(本来良くないです)。

とはいえ、さすがに何もしないわけにはいきません。むしろブーストをかけないといけません。そこで、科目の戦略を練ることにしました。


まず、国総二次(政治・国際区分)の記述試験の科目は下記の通りで、うち3科目を選択します。

憲法、政治学、行政学、国際法、国際関係A、国際関係B、公共政策A、公共政策B

国際法は真っ先に除外しました。履修経験はあるものの、2週間で記述できるレベルに持っていくのは不可能でした。
次に国際関係も除外しました。こちらも履修経験はあり学問的に興味もありますが、やはり記述できるレベルに持っていくのは難しいと判断しました。
公共政策については情報が少なく謎に満ちていましたが、得点源になりうるというネットの情報を見て保留にしていました(詳細は後述)。

以上を踏まえると、残る科目は憲法、政治学、行政学です。また、政治学と行政学の記述対策は都庁対策でやっていたのは前回述べた通りです。これらを踏まえて弾き出された答えは








憲法の記述対策をガチる


でした。
憲法は法律研究サークルで教えていたこともあり、択一試験においては得点源でした。しかし、法律科目の記述は中央大学在籍時代から苦手で、ここまで避けてきました。ところが、内容のインプットが磐石な科目を使わない手は無いだろうと思い、憲法の記述対策を3週間で完成させる決意をし、少しずつ手を動かし始めました。


そして、ここまでそろばんを弾いて計画を練ったところで5月10日を迎えました。結果は一次試験通過。


やるしかない。




なお、使った教材は下記の通りです。
①TACの地上用記述対策テキスト(有能)
②公務員試験 専門記述式 憲法 答案完成ゼミ(実務教育出版)
③国家総合職試験過去問500(実務教育出版)

過去問500は択一試験では使わなかったのにわざわざ仕入れました。BOOK OFFで直近5年分の問題が載ったやつを仕入れられたのが幸運でした。

※②はこれです
→https://www.amazon.co.jp/dp/4788977559/ref=cm_sw_r_tw_apa_glt_i_E23QGE1GTD07ZJ1VB887?_encoding=UTF8&psc=1
※②はこっちでもいいと思います。好みの問題です
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そして、勉強の手順は下記の通りです。
・①を読み込んで答案の書き方を叩き込む & 重要な事項にチェックを入れる(3日、一次発表前に着手)

・②を参照してすり合わせながら、①のチェックした内容を単元ごとにノートにまとめる(1週間程度)

・そのノートをひたすら頭に叩き込む(残りの時間)


一見すると直前の勉強にしては非効率かもしれません。しかし、本番は記述です。





書けなければ全く意味がありません。


そういう意味で、書いて頭に叩き込むことは非常に意義があります。
そして何より、自分で苦労して作ったノートはどんな参考書にも勝ります。努力の結晶のように感じられて、絶対に全て覚えて試験場に行ってやるぞ、と思うようになります。


この期間は1日8時間くらい憲法をやっていた気がします。毎日大学の図書館に籠り、当時新発売だったペットボトルのコスタコーヒーとラムネをお供にひたすらノート作成と暗記に勤しんでいました。今までの勉強の3倍くらいの密度はあったと思います。実質1日24時間憲法をやってました。



そして、憲法を進めていくうちに思ったことがあります。





政治学と行政学を憲法と同じ密度まで持っていくのキツい。


当然と言えば当然です。都庁と国総では難易度が段違いです。それに出題形式が全然違うので、慣れるのにも時間がかかります。憲法と掛け持ちするのはかなり難しいと考えるようになりました。




そんな時に浮上したのが、公共政策です。公共政策については以下のサイトに先人の教えが詳しく載っているので、真剣に選択を検討している人は下記のURLに飛んで必ず読んでください(丸投げ)。

→https://jumper-nobita.hatenablog.com/entry/2013/05/08/092627

このサイトに書いてあることは全て真です。使った参考書(下記参照)もこれだけです。というかこれ以外にやりようがありません。しっかりインプットして、あとは本番の己の読解力と文章力を信じる。ある意味一番能力を測られる試験かもしれませんが、自分はこれに賭けることにしました。

→https://www.amazon.co.jp/dp/4788976978/ref=cm_sw_r_tw_apa_glt_i_WXJS1AHSVFE8QXN1890N?_encoding=UTF8&psc=1

注:公共政策を2科目使えるのは政治・国際区分のみです。法律区分と経済区分は1科目しか選択できません。



以上を踏まえて、本番の科目選択は下記のように決めました。

憲法   →必答
公共政策A→準必答
公共政策B→準必答
政治学  →予備
行政学  →予備




なお、政策論文については喜治塾という予備校のオンライン講座を取りました。1時間の講座と大量の過去問とレジュメが付いて1万円。国総に特化した予備校に通っていない場合は非常におすすめです。
ちなみに今年度の問題の予測は大外れしました(笑) でも他のところも外したであろうくらい大きな変化だったので仕方ないです。喜治塾には大いに助けられました。




Chapter9に続く

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