学生のあるべき環境#55
今日は私個人の一意見であることを強調してから書き進めたい。
比べる必要ないし、自分を含める誰かを責めることは絶対にしないでほしい。
ただ「学生とは」ということを考えさせられたという話を書きたいだけなので。
私は仕送りなしで奨学金を借りながらアルバイトして生活をしている大学生。
決して裕福な家庭ではないが、奨学金も貸与の利子付きの方なのでお金に困っている家なわけではない。
本当に困ったらいつでも連絡しなさいと言われている。
学費も払ってもらっている。
学生だから学費はお願いしたいと思って甘えることにした。学費を払えるほどお金がないし。
仕送りなしは珍しいのかなと思っていたけど、私にとっては普通だった。
自分が生きていくために必要なお金だからそれくらい払うものと思っている。
お金に困らずに生活をしている。お金がないという理由で節約生活をしたことがないし、買いたい物は買っている。
そもそもあんまり遊びに行かないし、買い物もしないタイプだから何とかなっているのかもしれないけれど。もしかしたら飲み会とか買い物とかバンバンするようなタイプだったらしんどかったかも。
遊ばない代わりにそれなりにバイトはしてきた。飲食と薬局のバイトをしてきたが、早くチェーン店のバイトはやめたいと思っていた。マニュアル化された場所での学びもあるけれど、もっと学びがメインでそれにお金がついてくるなんてラッキーくらいのバイトがしたかった。チェーン店のバイトは時間の切り売りだし、バイトの人数がそう多くないから休むことに対して申し訳なくなり、バイトが最優先になっていた。バイトの予定が出てからほかの予定を決めるみたいな。
生活がかかっているからバイトはなかなかやめられなかった。
何度も言うが親を頼ることはできたけどしたくなかった。
だからずっとバイトを理由にほかの行動を制限してきた。
一歩踏み出すのが怖かったからバイトを言い訳にしていた部分はあるけど。
けど、あるとき「結局バイトを理由にして何もやってないやん」ある人からと言われ、悔しくなって勢いよくやめた。めちゃくちゃ行ってくれた人には感謝している。逃げていただけだし、実際やめても生活できているから。
話を戻して、今振り返ると私の大学生活におけるバイトの割合が結構高かったと思う。
生活に困っていなかったとはいえ、やめたらやっていけなかっただろうし、何よりもやっていけなくなるかもという不安があったんだと思う。
だから勉強に費やすよりたくさん働いてしまっていた。
今思えばもっといろんな体験したり、本読んだりしたらよかったなと思う。自分のこと自分でなんとかするという思いが強くなり、頑張ってバイトしすぎたなと。
こんなことを考えるきっかけになったのはお世話になっている方が私の為に学びがメインのバイトを作ってくれたからである。
なんでこの流れになったかは不思議だが、私の現状を知ったある方が環境を作ってくれた。
かわいそうな子ではないし、自分が選んだ道を進んできたし、親も悪くない。ある方もそんなことは思っていないはずだけど、応援したいというか、いい言葉が見つからないけど一緒に活動したいと考えてくれた。
その方とのやり取りをきっかけに改めて学生って何だろうと考えている。
いろんな形の学生があるし、あっていいと思う。
私が進んできた道も間違いではない。
でも、学生は本来お金とか環境とか気にせずに自由に学びを深められる立場なのかなと思った。
私にとっては当たり前だったから両立を目指してやってきたけど、気づかぬうちに心が焦ってたくさん働いていた。
ある方とのやり取りをするまで気づいていなかったし、何にも困っていないけれど、本来の学生という立場からずれてしまっていたことに気づいた。
私が頑張っていたとかかわいそうとかいう話ではなく、この気づきに深く考えさせられるものがある。
ある方には感謝しかないし、私もそんな大人になりたい。
頼るべき時はしっかり頼って、たくさん学んでいつか誰かにこの幸せを分けられるよう成長しようと思う。
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