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【中学生時代】不良に呼び出される

小学校時代までは身長もそんなに高くはなかった私ですが、中学校に入ってから一気に背が伸びた。前から3番目だったのですが、それが後ろから2番目になるくらい伸びていた。

そのせいなのかわからないけどクラスの子たちからはいじめられることはなかった。

しかし、その当時の私は見た目が男の子のような女の子だったこともありちょっと周りから浮いていたと思う。

いじめにはあわないものの、次女が近所で有名な不良だったこともありその噂が広まって同級生の不良の子たちに目をつけられることになる。

その不良たちは私に対していつの日か嫌がらせをするようになった。

ある時は靴箱の上履きがなかったり、ローファーの靴が片方だけ投げ飛ばされていたり、上履きに油性マジックペンで「クソ馬鹿」と書かれたり、画鋲が入っている時もありました。

「なんでこんな目に合わなきゃいけないんだろう・・・」

そう思っていた。

そんな日が1か月続いた後、

ある日突然

同じ年の不良女子2人に「お前の姉ちゃんヤンキ―だろ、なんかお前気に食わないから帰りに公園にこいよ」といきなり呼び出された。

姉が不良だというだけでなんで行かなきゃいけないのかな?

本当は公園には行きたくなかったけど、明日何か言われたら嫌だから仕方なく帰り道にある公園に向かった。

15分ほど歩くとその公園についた。

公園のベンチにあの不良女子2人と男がひとりいた。

その男も不良で有名な柄の悪い男だった。

こっちの存在に気付くと「お前よ、なんか生意気なんだよ!!」と威勢よく言われて正直その時の私はポカーンとしていたが、

その後にまた「お前のことなんかムカつくからボコボコにしてやるよ!」といきなり女が胸ぐらをつかみ始めた。


その子よりも私の方が身長が高かったせいか、何となくこの子だったら勝てそう!そう思った。ケンカなんかしたくないけど身を守るための正当防衛だと思って私も相手の胸ぐらをつかみ始めた。

その時相手の強い蹴りが腰に入ってきた。

「痛ッ」

その後顔にもグーパンチがバシバシ入ってくる。

負けてたまるもんか!と思い、やり返そうと一瞬後ろに引いてやり返そうと思った瞬間です、一緒にいた不良の男の足蹴りが胸元に思いっきり入った。

飛ばされた私はスローモーションのようにゆっくり後ろに飛ばされて地面にたたきつけられていいました。今でもこのときのことをよく覚えています。


あ~~~!!!

ドンッ!!


その時、私は息ができない状態だった。

上手く息ができない。

横から入ってくるなんてズルい!

そう思った。

うちの次女が「ケンカはタイマンを張る!」っていうのをよく聞いていた。

ケンカするなら1対1のサシでやるべきなんじゃないのか??と内心思っていた。

私は悔しかった。しばらく痛すぎてその場から動けなかった。

不良の3人は私を見て笑っていたのです。

それから3日ほど学校を休む。鏡で胸を見ると青く腫れていた。

そのことを家族のだれにも言えなかった。

少し痛みもなくなった数日後学校に行ったら、蹴りを入れてきた不良の男が私に近づいてきた。

またなんかされるのかな??と焦ったが、「この間はちょっとやりすぎたと思って・・」と謝ってきた。

意外と素直なんだな・・・と驚いた。

その不良たちは一度やり合ったことで気が済んだのか私に対してそれから普通に優しくなったのです。

私は保育園、小学校といじめに遭ってきたけど、クラス全体で行われる陰湿ないじめよりも不良のように「嫌いなら嫌い」と物事をハッキリ面と向かって言えるような人達のが生き方的にはカッコいいんじゃないのか?とこの時思ったものです。


今思うと私のメンターよくが「すべてはあなたにちょうどいい」と教えてくれていますが、本当にそう感じるのです。

その時はつらくて悪い出来事に見える点なんですけど、その点と点が繋がって今となります。

姉もそうだけど不良との出会いも私には意味のある出会いだったんだとなんとなくわかるのです。


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