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30年前の先輩も

先日、仕事中のパソコンに訃報メールがあったので見ると
「〇〇課の〇〇氏の御尊父様(80歳)がご逝去されました。」
と記載されていた。
訃報メールはグループ会社も含めて、毎日のように来るから、よほど気になる人しかチェックしない。

でも、このメールを見た時には、
「あ~、一矢さんが亡くなってしまったのかぁ、そっかぁ(◞‸◟)」
と、そんな気持ちになりました。
会社に入社した頃、一緒に同じ現場で仕事をして、かなり仲良くさせてもらっていた仲だったんです。

だから俺が会社へ入るころは、既に50歳くらいで現役バリバリ、血気盛んなオヤジって感じだったわけで、現場を2人で担当し、終われば一緒に酒を飲み、酒グセの悪い一矢さんの面倒を見る。そんな懐かしい思い出です。

一矢さんが家を新しく建てる時には引越しも手伝ったし、庭の植木なんかもやったりした(枯らしたけど)。

当時は何だかんだメンドクサイ親父だなぁと思って付き合っていましたけど、その後、俺も異動になったりしたので一緒に仕事をすることもなく、疎遠になったけど、会えば声を掛けるし、30歳くらい違うとも思えない仲の良さだったのでけっこう当時は楽しかったなぁと思う事もありました。

俺もすっかり親父になって、今回のように仕事を教えてもらったり、面倒を見てもらったりした先輩方が亡くなる時期になって、やっぱり時代が変わっていく寂しさみたいなものは感じます。みんな元気だったし、酒ばっかり飲んでた。

30年くらい前って今よりも同僚と飲むって当たり前だった感じで、よく上司や先輩、業者さんにも誘われていました。で、飲んでも若い自分がお金を払った記憶が全く無かった。ちゃんと払う気持ちはあるんだけど。
でも上司とか周りのお客さんとケンカが始まるから、俺はかなり迷惑をしていた記憶があります。それも今となれば楽しい経験です。

話しは変わって、先日、近所のホームセンターへ買い物に行った時にたまたま隣の車から老夫婦が下りて、お店に歩いていったんだけど、旦那さんが弱々しく奥さんに支えられる感じで歩いていてね。
それが数年前に会社を退社された仲良かった方で、数年くらい見ないうちに弱ってしまって、まぁ仕事を引退されたので仕方がないけど、俺もかなり寂しい気持ちになってしまった。
会いに行こうか、どうしようか、迷っているうちに数か月が過ぎている。

自分も同じように年齢を重ねているので、周りも当然、どんどん年を取っていつまでも健康でいる保証もない。自分もそうだが、周りも元気で健康じゃないと本当の幸せって無いんだろう。
健康寿命があるうちにみんなと幸せな時間を過ごせればいいなぁと考える。


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