＃15【犬と子供～初めてのワンちゃん、どうやって挨拶する？】

こんにちは！
15年以上、【犬の保育園】を行っている、なおちゃん先生です！

さて、前回は【犬と子供～犬が子供を苦手な理由①】をお伝えしました。

今回は具体的なお話です。
ワンちゃんを飼っていない、けれどワンちゃんが好きなお子さん。
この子が公園でワンちゃんに出会ったとします。

子供さんはワンちゃんに興味津々。触りたそうにしています。
こんな時、どうしますか？

まず大切なのは、飼い主さんがそのワンちゃんの傍にいるかどうか、です。

もし、近くに飼い主さんが居ない場合には、
流行りの２メートルの距離を保って、

少し離れたところからしゃがんで眺めるだけにしましょう。

飼い主さんが傍にいないで繋がれているワンちゃんは、
それだけで不安な気持ちです。
可愛いな、と思っても、手を出さないでそっと見守ってあげましょう

そして犬の態度を見ます。

犬の視界に入るくらいの距離まで近づいたとき、そのワンちゃんが
こちらを無視して地面の匂いを嗅いだり、違う方向を見ている
時は、「知らないふりをしてあげるからどこかにいってね」というサイン。

この時は、ワンちゃんはお子さんに対して少しおびえていて、怖いから見ないふりをしているかもしれません。そっとしておいてあげましょう。

リードを引っ張るくらい興奮して、嬉しそうに飛び跳ねたり、
そわそわしている時は

「え？何々！？遊んでくれるの？いいの？こっちきなよ！」というサイン。

小さな犬であれば問題ないかもしれませんが、興奮したまま近づくと
跳び付かれたり、遊ぼうと服をひっぱられたり、吠えられるかもしれません。

そして近づいてくるこちらを凝視して、耳やしっぽをピンとたてている時は

「何だお前、これ以上近づいてきたらどうなるか分かってんだろうね？」という警戒のサイン！！

これはときにはしっぽを振っている犬もいるので、「喜んでる」と非常に誤解されやすいのです。
しくは、＃13「犬がしっぽを振るワケ」をご覧くださいね。

正解は・・・はい、近づかないことです。

触れそうなワンちゃんであっても大切なことは、
「飼い主さんの許可を取る」という事です。

触りたい、近づきたい時には必ず、「可愛いですね、触ってもいいですか」という許可を得るようにしましょう。これだけで事故はだいぶ、防げます！

そして、もしどうしても、ワンちゃんに触りたい！という場合。

飼い主さんも「どうぞ」と仰って下さる場合は、
「30㎝くらいの所まで近づいてしゃがむ、相手の反応をみて、下の方にそっと手を出す」ようにお子さんにいってあげてください。
頭を上から触るのは、とくに小型犬はNGです。

８歳くらいまでは、親御さんや大人の方が一緒に付き添って、
さらに小さな子は手を重ねるなどするといいですね。

お子さんが急に動いたり、大声をあげると、

ワンちゃんはびっくりして思いもよらない行動に出ることが在るので、

静かにする。急に動かない。
という事も、触る前に確認しておきましょう！！

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました！

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