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翻訳者の余命あと何年?もはやカウントダウン始まってる感


最初に仕事で機械翻訳を使ったのは、2016年だったと思う。
長文を短期間で訳す必要があり、人力では無理、あるなら使おうとの経緯で、まだまだ実使用には難があって、業務ではあまり使われていない状況だった。
その時は数十ページを数分で訳し、二人で数日でチェック、校正をかけて、期限に間に合わせたし、やはりあるとなしでは違うなと、ありがたみが分かった。

その後、翻訳精度があがる様を目の当たりにしたし、ドキュメントの体裁の再現性なども向上していった。それでも、人間によるチェックや手直しは必要なのが機械翻訳という認識は揺るがなかった。

しかし、ChatGPTの登場以降、翻訳者の余命はみるみる縮小してないか?
産業翻訳に限っては、社内文書など分かればいい文書は、機械で十分な段階にきているとは思っていたけど、そこそこの翻訳者以上になってるわ、既に。
これまでは専門性を上げれば、単価を上げられるという認識だった。それが今や、専門性が高くても、ある意味パターン化されている言い回しなどを駆使してそれらしい翻訳を返すことは、AIにとっては難しいことではなさそうだ。むしろ今、正直に言うと、私はAIに教えて貰っている、ってことは私いらんやん?

そして、AIは翻訳のみならず、文を書く作業をやってくれるし、こちらで書いた文をブラッシュアップして貰うことも可能だ。(勉強になる〜。)

最近、衝撃を受けたGrammarly Goというサービスは、メールの返信、プレスリリース、resumeなど、自動で作成してくれる。書くだけじゃなく、読むも自動化、長い文書の要点を教えてくれる。

あるアメリカ人のコピーライターは、ChatGPT4.0が出て、2週間で失業したらしい (国際報道2023)。商品説明を数十秒で書くことができるAIを前に、手も足も出なさそうだった。エアコンの整備士に転職するそうな。

もう人間は何をするんですか?ってなるけど、自分なりのリスキリングの方向性を考えるしかない。
1、機械翻訳の最終チェックと体裁の編集係。
2、日英書けるライターとして、取材から文書作成までをやる
3、日本語の字数制限が厳しくてAIでは困難(多分)な字幕翻訳

1以外はハードル高い。
語学学習に終わりはないと思ってはいたけど、勉強したところで…って気持ちに傾いてきたのが、怖いところです。




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