痛みを治すのは鎮痛剤ではない。
こんにちは。
からだの痛みと言うものは実に不快で辛くて憂鬱で・・・
人間、肉体を持って生まれて来た以上は
一生どこも痛みなく過ごすなど不可能ですよね。
かと言って痛みがなければ肉体の危険を察知できず、
これまた問題が。
私もこれまでの長い人生の間に、数々の痛みと闘ってまいりました。
それはもう、鎮痛剤の乱用で体を壊した過去があるぐらいですから・・・
漢方薬と出会って痛みを逃がす方法は学んだものの、
原因不明の酷い痛みに襲われて全治するのに3か月を要したと言う
貴重な体験談を記録しておこうかと思います。
遡る事7年前のある日。
左肋骨の下辺りが何故か痛い・・・
触ったり押さえて痛い訳ではなく、不規則にズキッと来るような。
漢方の師匠のアドバイスで処方を替えつつ服薬するも全く良くなる気配なし。それどころか日に日に酷くなり・・・
ついに有休を取って総合病院へ。
「これは痛い~?」とドクターに肋骨辺りをげんこつでガンガン叩かれ、
(いやそれフツーに叩いてる痛さはあるでしょ)
「そうでもないです」と答え、
「触っても押しても痛くないの?」と聞かれ
「はい。でも服が擦れるだけでピリピリ痛いんですが」と訴える。
レントゲン撮ったりCTまで撮ったり。
「うーん。帯状疱疹でもなさそうだし、肋骨は折れてないし」
「一応CTの結果が出る頃にまた受診してください」と言われ、
「あの~、これ何なんでしょうかね?結構な痛みなんですけど」
「う~~ん、何でしょうかね(おいおい)。肋間神経痛・・・みたいなもの?かも知れないんで(おいおい)一応痛み止めとシップ出しときます。」
流石、期待を裏切らない西洋医学。はやり対症療法しかないのか・・・
痛み止めは飲みたくないので
何とか漢方薬で治してみよう!と自身を奮い立たせ、
漢方の師匠にあらゆる視点から漢方の処方を組み立ててもらったんだが
どれもあまりピンと来ず、いよいよ暗礁に乗り上げて来た。
痛みは最高潮の時、一日二回の痛み止め(セレコックス)を10日間服用。
仕方ないのである。
痛くて夜も寝られない。
寝ないと仕事が出来ない。
そして仕事中も痛いと集中できない。
何故だ?
何故に痛みが取れない?
このままずっと鎮痛剤飲む生活か?
CTの結果は当然だがどこにも異常はなく
ドクターの診断は「肋間神経痛」(maybe)←おいおい
これはもう、肉体的な問題ではなく
「心」の問題なのではなかろうか。
体はどこも悪くない。
なのに何故痛いのか?
痛みとはそもそも自分自身が作り上げる妄想みたいなもの
どこぞを傷つけたり炎症が起きていたりしての痛みでないのなら、
体ではなく、心の赤信号なのでは・・・。
痛み止めをもうこれ以上飲みたくなかったので、
いさぎよく自然療法に切り替えました。
精油、オイル、ミオンパシー整体、ハーブetc
痛みに効く精油を数種ブレンドして一日数回塗布。
希釈していたのはセントジョンズワート油でした。
ハーブティーも濃いめに出して仕事にも持ち歩き、
やっと何とか鎮痛剤は脱出できたが・・・
イマイチが取れないのよ。
いつもこの辺がチクチクするし常にズキッと来るしで
ほとほと精神的にも参ってました。
いつになったら治るのか、
何か良い方法はないものか。
ずっと痛みがあると言うのはアレですね、
心が病みますね。
激痛に日々耐えていらっしゃる病の方がどれほどまでにお辛いか、
この時ほど身に染みたことはありませんでした。
酷い頭痛で唸って体を丸くしているしかない時でも、
痛み自体は数日で取れるんですよ。(私自身の話ですが)
それがもう2か月以上も。
四十肩で全く右手が上がらなかった時もしんどかったですが(笑)
この時は何やってても痛いから精神的にやられるしで・・・
最終的に私を救ってくれたのは、
なんと「ショウガ」でした。「ジンジャー」ですよ。
よくある「ショウガシロップ」と言うヤツです。
確かに「痛みに効くハーブ」のひとつに挙げられています。
しかしながら、あまりに日常的過ぎて手に取ろうと思わず・・・
わざわざ購入したという訳ではなく、
妹がずっと愛飲していて「これ飲んでみたら?いいかもよ?」と一本譲ってくれたものを飲んでみることに。
飲み始めて3日目を過ぎた頃、
なんと嘘のように楽になってきたのでした✨✨
「今までのアレ、何だった?!」というぐらい。
思えば、ショウガシロップだけのお陰ではなく、
数々の自然療法を続けてきた積み重ねもあったのでしょうし、
諦め気味で飲んでいた(失礼な)漢方薬も続けていたからこそだったのだろうし、
それがショウガシロップというキッカケによって
一気に功を奏した・・・ということになったんだろうなと。
この時は何と言っても
自身の自然治癒力をとことん信じたこと。
化学薬に必要以上に頼り過ぎなかったこと。
これが大きかったんだと思っています。
何よりも植物の力には助けられました。
精油の持つパワーと優しさ、ハーブの力強さ・・・
アロマやハーブを知っていて本当に良かったと思える瞬間でした。
今回のことでは、この二冊が大いに役立ってくれました。
特に手前のドリーン先生の書は、痛みに襲われるたびに読み返すバイブルのようなもので、
ショウガシロップというヒントをもらったのも、この書からでした。
「痛みは記憶」なのだそうです。
「ここが痛かった」と無意識に思い出すたびに痛みが出る・・・
特に頭痛などはその典型なのだそうです。
そんな時、精油は大きな助けをくれる強い味方になります。
もちろん精油だけではなくてハーブも。
もっと言えば漢方や東洋医学も。
いや、自然療法全般がそう言えるのでしょうね。
私たちは、もっと自分の体の声を聞いて
自然に寄り添う生き方にできるだけチェンジしていく必要があるのだと思います。