持ち続けた「お金」の価値は確実に下がり続ける理由
「おおお!1ドル160円!」ざわざわ、ざわざわ。1990年4月以来、34年ぶりの円安・ドル高水準を記録して。騒いでいたら・・・あっという間に円高が加速して、「1ドル155円台」になりました。
「ドル・円」の為替相場が荒れていますね。相変わらず「為替相場」は短期視点では、上がるのか、下がるのか、本当に良く分かりませんね。けれども、僕たち長期視点の「株式投資家」にとっては、短期の上下は、正直どうでも良いことです。
焦点はあくまでも、長期視点でどうなるのか?一択です。そんな中で、ハッキリと分かっていることは。「日本円」を含めて、通貨というものは、長期視点では確実に世の中のありとあらゆるモノ・コトに対して、価値を喪失し続けるということです。
これは正直、「日本円だから」という問題ではなく、世界の基軸通貨である「米ドル」も全く同じです。短期では、相場・時合によって、価格が上下するかもしれませんが。長期視点では、通貨の価値は確実に衰えていく。まるで、生鮮食品の「生モノ」と同じように。外に放置しているままの状態では、確実に腐っていくのです。
「米ドル」と「日本円」の違いは。「米ドル」も常温で放置し続けると、確実に腐り続けるのですが。「日本円」の方が、「米ドル」よりも腐り続ける速度が速い。だから、「日本円」を「米ドル」に両替すると、腐る速度が緩和される・・・と言った違いしかありません。
どちらにしても、それが「通貨」である限り、どこの国の、どの機関が発行した通貨であろうと、長期視点では確実に「通貨」の価値は下がり続ける・・・。このミライは、約90年間で日本円の価値が「約876分の1※」になってしまった過去。※日銀の「企業物価指数」参照そして、「日本円」「米ドル」含む世界中の「通貨」の仕組みそのものが、ヒッソリと告げてくれます。
「日本円」の価値は90年で876分の1になった・・・
「お金」そのものが、価値を産んでいるわけではありません。価値があるのは、法人・個人が創り出したモノ・サービス・情報そのものであり。「お金」にあるのは、その価値あるモノ・サービス・情報との交換機能でしかありません。
「お金」の持つ交換機能の価値を図る指標の一つとして。過去から現在に至るまで数字として残されているものに、日銀が公表している、「企業物価指数」というものがあります。企業間で取引される際の財の価格(サービスは含まない)。
この数字に基づくと、今から約90年前の昭和10年(1935年)昭和11年(1936年)は約「1」でした。それが年月の経過と共に、平成になり、令和になり。
令和元年(2019年):698.7
令和2年(2020年):675.5
令和3年(2021年):733.4
令和4年(2022年):860.4
令和5年(2023年):876.3
・・・と、数字が約876倍へと膨れ上がっています。これは、「お金 = モノ」の交換の際。約90年前は、「1モノ = 1円」で交換できていたものが。今日時点では、「1モノ = 876.3円」も必要になってしまったということ。
つまり、モノの価値は約876.3倍に膨れ上がってしまったことになり。お金の価値は約876.3分の1に暴落したことになる。約90年間に渡り、「お金の交換機能」はドンドン劣化を繰り返したことによって。約90年前の876.3分の1にまで、激減してしまったことを意味します。
仮に当時の通貨で、1億円を持っていたとしても。今日では、11万円相当のモノしか交換できない価値しかないということ。何もせず、ただ放置し続けただけで、価値が目減りし続けるのが、お金が持つ特徴の一つ。
これは、「日本円」だけではなく、「米ドル」をはじめとした、世界のありとあらゆる通貨が、同じ特徴を持っていることがわかります。現に今日のアメリカでは、ボトル入りのお手軽サイズのコカ・コーラの価格が約3〜4ドルですが。価格が0.5ドル前後だった時代もあったわけです。どこの国でも、同様のことが発生しています。
「手のひらの表と裏」
「物価上昇」という側面でしか物事を見れていないと。「通貨の落とし穴」を見逃してしまいます。「手のひらの表と裏」クルリとひっくり返して見ると、「物価が上昇している」のではなく、「通貨の価値が暴落している」とも見えるわけです。
ありとあらゆる「モノ・サービス・情報」との交換機能が暴落している。なぜ、こういうことが起こってしまうのか?その大きな原因の一つに、そもそも論的な、「お金」が創られるしくみ「信用創造」にあると思います。
例えば、日銀のホームページに、「準備預金制度における準備率公表データ」に基づくと。法定準備率が「0.05〜1.3%」。仮にあなたが預金準備率1%の銀行に、1万円を預金したとすると。銀行は、あなたの預金を100回まで、貸し出すことができる。新規預金1万円を元に、100万円貸すことが可能なのです。
銀行はこの追加の10万円をどこから入手したのか?無から創り出しています。銀行の貸出し、僕たちから見たら融資。つまり、準備率1%の場合、銀行自身は手元資金が0でも、他の誰かの預金を元に、その100倍のお金を貸出(融資)によって創り出すことが可能なのです。
貸し出す(融資する)ごとに、銀行の預金が発生するのです。そして、発生した銀行預金は、返済することによって、「消滅」します。つまり、「お金」というのは、元々あって無いようなものなのです。
今流通しているお金の9割以上が、コンピューターで通帳などに数字として羅列されただけのもの。1割が、紙に印字された数字(紙幣)。つまり、世の中の方々の「信じる心」によって、「お金」が「お金」としての機能を保ち続けている状態なのです。
そして、この「信用創造」による金額は、毎年のように、数十兆円単位増え続けている。この増えた数字の分だけ、需要と供給のバランスによって、「モノ・サービス・情報」との交換機能は損なわれ続けるのです。
だから、「物価が上がっているのか?」「お金の価値が暴落しているのか?」これは表裏一体とも言えて、どちらが正しい答えなのか、分からない・・・というのが、正直なところではないでしょうか?この実態を知ってしまうと、預貯金、定期預金、タンス預金、「お金」を「お金」として、持ち続ける人たちの気がしれない。。。と僕が言い続けている意味が分かるでしょうか?
適温で保存、ばい菌のように増殖
僕からのメッセージを受け取って読むことができている方は、世の中的にはごくごく一部の方のみ。世の中的には、なんら影響も無い規模なので、堂々と言いまくってしまってますが。
正直、「お金」なんかのために、時間と労力を費やして労働し続けてお給料をもらい。もらったお給料を、預金として後生大事に持ち続ける。この行為が、いかにヤバすぎることなのか?
僕は世の中のみんなに知ってもらいたいとは思っていませんが。僕からのメッセージを受け取ることができているあなたには知ってもらいたいと考えています。マジでやめたほうが良いです。
「お金」は、「信用創造」の仕組みに乗って、銀行から借りるモノ。そして、手元にある現金は、常温で放置していると、ずっと腐り続けてしまう。だから、株式などの金融資産や、不動産、車、時計、鞄などの現物資産。そして、価値創造活動を行うべく僕たち自身の情報資産へと、直ちに交換するのが賢明だと思います。
特に今年は、「新NISA」が始まりましたし、4月からは「日本政策金融公庫」の融資制度も「神改正」。僕たちの方向性にドンピシャな新制度が、新たに開始されたので。これを活用しない手は無いわけです。
「お金は適温にして保存すると、まるでバイキンのように勝手に増殖して行く」これが、僕たちが秘密裏に水面下で行っている活動の本質です。だからこその「地下ソサエティ」。「お金持ちになれる」というよりは、「お金」を現金のまま持たない「資産家」になれる秘密のコミュニティです。
その血判的な、踏み絵的な、ゼロイチのステージで挑戦するのが、「新規創業融資」の獲得。給与収入を預貯金することしか知らない状態から。「お金の本質」への目覚めの一歩を踏み出せます。「お金を稼ぐ」ことは難しいけれど。「お金を創って」「お金を価値ある資産に変える」ことなら簡単。
まずは「新規創業融資」からスタートして、「お金」に囚われない人生を歩んでもらいたいと思います。ゼロイチの相談は、ミスタMへ。
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