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先生やっと花が美しいと思えるようになりました

好きなもの いちご 珈琲 花 美人
懐手して宇宙見物

拝啓
長雨が続いておりますが、先生は安らかにお過ごしでしょうか。子供の頃から寺田先生のような、文理両道の知性を目指して、たくさん本を読み、いろんな経験を積んできましたが、相変わらず馬鹿やってます。

宇宙見物も美人も昔から大好きで、珈琲は毎日リッターほど飲んでます。
さて、長年の課題でした「花」ですが、やっと綺麗と感じるようになりました。

お花見以外でわざわざ「花」を見に行くなんて考えもしませんでしたが、最近はよく足を伸ばし、時々感動して泣いたりもします。
そうそう、最近では感動することを「エモい」って言うらしいです。流石の寺田先生でも、この言葉は使わないかな。いや先生ならば、流行りの言葉を使って「エモい」随筆を書かれるでしょうね。

↑↑↑ひたちなか海浜公園のネモフィラ。凄すぎて息を飲みました。ここは初秋のコキアも素晴らしい。

↑↑↑羊山公園の芝桜です。遠目ではピンクと白のコントラストですが、花自体は小さくて、小さいものの集合体が全体を成す。分子構造みたいですね。

↑↑↑あしかがフラワーパーク。藤の香りってラベンダーと似てるんですね。化学的にはどうなんでしょうか?今度調べておきます。ここは人の力と自然が融和した究極の芸術です。

↑↑↑高尾山のヤマユリ。もう少ししたら、またこれを見に行くのが楽しみです。去年と同じ場所にいてくれるのでしょうか。銀座で仕事していた頃は「ユリは花粉を掃除しておくのがめんどい」なんて生意気言ってましたが、山でひっそりと咲くユリは、気品があって、溜め息が出てしまいます。

まだまだ学ぶことばかりで、そう遠くないうちに「日月流るるが如く老い将に到らんとす」と口にしても、しっくりくるようになると思いますが、その頃にまた先生のお墓がある、高知の青山に遊びに行かせて下さい。先生が喜ぶように美人の妻も連れてお邪魔します。
敬具

追伸 「イチゴ」なんですが、好きではありますが果物の中では、梨が一番でごさいまして、それだけは。

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