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サバティカルタイムだったのか

駐在同行をきっかけに、
自分の人生について考えることが増え、
試行錯誤しながら過ごしてきました。

気づけば2024年1月で
アメリカ生活は丸3年経ちました。

いつの間に3年も経ったのだろう……
っていうくらいあっという間の3年。

私には「戦略」って全然ないのですが
(戦略的思考力がありません)
振り返ってみたらちゃんと道がありました。

そして、色々な選択や行動を
偶然の出来事のように捉えていたけれど
そこにはちゃんと理由がありました。

そして、その選択や行動は
間違っていなかったと思っています。
(私にとって正解だと思えている)

そんなことに気づけたのは
「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」
(著:尾石 晴さん)
を読んだから。


きっと限界がきていた

私は現在38歳。

40歳の壁!?
全然ピンと来ていなかったのですが
漏れなく、ぶち当たるであろう壁が
目の前に見えています。
というか、既にぶち当たって
いたんだなぁと思います。

3年前、
私35歳、息子5歳のタイミングで
会社員を辞めてアメリカへ。

会社を辞めることも、
アメリカへ行くことも、
私が選択しましたが、
そうせざるを得なかった感の方が
強かった選択でした。

仕事と家庭・子育ての両立に
疲れ果てていたので、
この選択は後悔していないし
むしろ大きなチャンスを
もらった感じでした。

たぶん、そのまま会社員を
続けていたら限界が
きていただろうなと思います。

駐在同行する=駐在妻になる。

人生を見直すチャンスだとは
思っていたけれど、
どこかで駐在妻って言うことに
後ろめたさがありました。

でも、捉え方次第だなと。

サバティカルタイムです」
って言うとなんだかポジティブに
思えちゃう。

サバティカルタイムとは「使途を決めない休暇」のこと。

40歳の壁をスルッと越える人生戦略より

期間限定だからできること

私の場合、
住む場所、付き合う人、
時間の使い方、など
自分を取り巻く環境が
ガラッと変わったので
良い意味でゼロリセットができました。

そして、
この時間は有限であることが
大きな後押しになっています。

将来的には日本に帰るし、
日本で仕事をする。

この限られた3年(4年?5年?)を
やり切った!!と言えるように、
後悔ないように過ごしたいって
思っています。

最初の頃は、
何か仕事を!スキルアップを!
という気持ちが大きかったのですが、
その気持ちは時間と共に小さくなり、
今は、やりたいことを!(仕事に限らず)
という気持ちが大きくなっています。

せっかくの
サバティカルタイムなんだから!

「お金」は大丈夫

生活するため、そして、
自立するためにはお金は必要です。

ありがたいことに、
我が家は夫の収入で生活ができています。

そして、私自身も貯えがあります。

なので、私自身は、
お金の心配ってあまりしていなくて、
(物欲もなくて、どうにかなると思っています)
必要になれば、どうにかできるという
マインドなんです。

なので、
お金のために働かなきゃ!
という気持ちや、
収入がないことへの罪悪感は
ありません。
(欲しいモノがあれば自分の貯金で買える)

とはいえ、
やりたいこと
(自分が楽しくできること)が
収入になるのかどうかは、
いつも意識しながら、
試してみています。

実際、やりたいことだけで、
(かつ限られた時間だけで)
月数万円の収入は得られることが
わかりました。

そして、最初は全くなかった
自信も持てるようになりました。
(自分にもできることがある!と
 思えるようになりました)

「つながり」で可能性が広がる

アメリカに来てから
つながりが一気に広がりました。

そして、つながる人が
これまでとは変わりました。

これまでは会社内での
つながりがほとんどだったので
同じような価値観や
同じような当たり前が
通用する人との交流がメインでした。

それが、
会社外、かつ、アメリカ、
となると当たり前ではないことばかり

いかに自分が
人に合わせてきたかに直面しました。
(合わせてきた認識持っていませんでした)

もっと自由でよいんだ……!
という衝撃。

つながりを固定化せずに、
広げていくことで、
可能性が広がることを
実感しています。

現在は、
この3年で新たに築いたつながりで
仕事ができていますし、
そこから新たなつながりが
生まれています。

「健康」のための時間は必須

なにをするにも、
とにかく土台は健康です。

出産をしてから
色々な不調を感じてきましたが、
歳を重ねるとともに、
不調の種類も変わってきている感覚。

会社員だった頃と比べると、
十分な睡眠は取れていますが
(1日9時間寝ている!)
体力の衰えを日々感じています。

これまで健康は
意識すらしていなかったのですが
ヨガを始めたり、サプリを試したり、
食事を見直したり、健康維持に
使う時間が増えて
います。

こういう時間を持てているのは
自分で自由に使える時間を
持てているから。

今となっては、
会社員だった頃の働き方は
できないなぁと感じます。

自分業を見つけていたんだ!

仕事=会社で働くこと
と捉えていた私ですが、
試行錯誤を経て、
今は、考えが変わりました。

仕事(会社)に人生を合わせるのではなく、
人生に仕事を合わせていく
という考え方がしっくりきています。

「お金」「つながり」「健康」の3つの要素を満たすことができ、かつやりがいを持って取り組める「仕事」のことを、「自分業」と呼びます。

40歳の壁をスルッと越える人生戦略より

私の場合、意図せず
「お金」「つながり」「健康」の
三要素を満たせていて、
やりがいを感じられることを
(=「自分業」)
を見つけられていました。

意図せずというのは、
それを満たそう!とか、
それを探そう!と動いたわけでは
なかったということ。

改めて、
自分がやってきたことを
振り返ってみて、
「なるほど!そういうことだったのか!」
という感じです。

漠然と感じていた
不安の正体は40歳の壁だったんだ!

そして、
それを偶然(いや、必然かも)
手にした駐在同行という
サバティカルタイム
試行錯誤していた!

試行錯誤していたことを
振り返ってみたら、
ちゃんと「自分業」
見つけていた!

さいごに

駐在妻になったから、
自分の人生について悩んでいると
思っていたのですが、
もしかしたら違ったのかも。

駐在妻になってなくても、
悩んでいたのかも。
(悩むタイミングが
 ちょっと早く訪れただけかも)

うん、きっと悩んでいたと思います。

だとすると、
このタイミングで、
自分を見つめ直す時間を持てて
本当によかったなと思います。

自分と向き合うきっかけを
逃さずに、向き合って、
一歩ずつ行動していけば、
きっと道が拓けていく!
と信じています。


ご参考)
先日、同じく駐在妻でライターのmayuさんに、インタビューをしていたく機会をいただきました。私の試行錯誤から「自分業」を見つけるまでの道のりをご紹介してくださっています。ご興味ある方は、ぜひご覧ください。

お読みいただき、
ありがとうございました!


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