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浴衣を着て気づく丹田の大切さ

今年やりたいことの一つに「着物を着れるようになる」という目標があります。

とはいえ、いきなり着物は難しそう…
そもそも着物を持っていないのです。
中古だとサイズが合わないし、仕立てるにしてもお値段が張るのでじっくり見て決めたい。

着物以外にも必要な物も多いし、初心者が着るにはハードルが高い。
そのため手始めに、浴衣を着る練習を始めました。
この浴衣は貰い物なのでサイズは合わないのですが、着る練習をするには丁度いいのです。

さて、浴衣を着たのは小学生ぶりです。
その頃に着てみた感覚はもう忘れてるので、ほぼ初めて着たようなものです。

帯を締める前に、腰紐を2本使い浴衣を留めます。
腰紐のうち1本はギュッと結ぶので、お腹に圧がかかり引き締まります。
2本の腰紐を隠すように上から帯を締めます。

腰紐2本+帯によって腹部に圧がかかるわけです。


この感覚は初めてのものでした。

楽ちんな洋服生活では味わったことない、腹が締まる感覚。
しっかりと腹部が守られている安心した気持ち。
いわゆる「丹田」を意識するようになります。

丹田とは「臍下丹田」ともいい、お臍の下のエリアを指します。
この部分に気が集まり、その気が元気の源になるわけです。

なので女性用の浴衣帯や腰紐は、臍よりも上で結ぶので微妙に丹田の位置からズレてるわけですが、それでも腹に力が入るのを感じました。


浴衣を着てみて、自分は「日本人」なんだな、と改めて気付かされました。
着てみて窮屈とは感じません。
むしろ、気が引き締まるのです。

帯を締めることによって、腹に意識がいく感覚。
一つ一つの動作に気が入る。
座る・立つ・歩くを丁寧に行う。

「腹が据わる」という言葉は、落ち着いた様子、物事に動じない様子を示します。

浴衣を着ることで、気持ちが精神がどっしりとする。
ちょっとやそっとで動じない、軸のある人間になる。
着てみて実際にそう感じました。

帯を締めると、沸々と自信が湧いてくるというか、妙な安心感や落ち着き感が出てくるのです。

これは実際に着てみるとよくわかります。


街中で着物の人を見かけることがたまにありますが、みなさん姿勢良くシャンとされています。
本人の意識もあるとは思いますが、帯を締めることで自動的に腹に気が入るのでしょうね。

よく考えられた衣類だなと思いました。


私もうまく着付けができて、自分のサイズに合う浴衣を購入したら、浴衣で街歩きデビューをしたいと思ってます。
そして着物にも挑戦するつもりです。

週に何回かは和服生活、なんてのもイイですね。
腹に意識を込めて生活する。
着物や浴衣を着て、身も心も軸のある人になる


そんな人になれるように、まずは着付けをしっかり練習しなくちゃな。


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