文章校正のコツやメリットを徹底解説!文章校正ツール15選もあわせて紹介!
Webライターが、誤字脱字に気づかずにクライアントへ提出を行うと、悪印象がもたれます。作成そんな時にやっておくべきなのが文章校正です。
この記事では文章校正のメリットやコツ、文章校正ツールなどをご紹介します。
文章校正とは
文章校正は、誤字脱字など、表記の誤りを見つけて修正する作業を言います。誤字脱字の他には表記の統一や表記のゆれなどをチェックし、正していきます。
文章の場合は媒体によって表記のルールが異なるため、そのルールに則って文章の表記に統一性を持たせていく狙いがあります。
校閲との違い
校閲の場合は、書かれている文章の内容や情報に関して正しく書かれているかどうかを調べる作業を指します。
例えば、単語の意味を間違えて使っている時や、前後で内容が異なっている時などにその意味を正していきます。
文章を校正するメリット
文章を校正するメリットについて、主に3つのメリットがありますので、ご紹介します。
違和感なく読んでもらえる
漢字を間違われて表記されると、漢字を間違っていることに違和感を感じて肝心の内容が入ってこなくなることがあります。校正はそれを防ぐことができるのです。
読者に信頼してもらえる
誤字脱字に関しては読者が細かくチェックする時があります。あまりにも多いと適当に書いていると思われるので、校正を行うことで、丁寧に書いていると信頼してもらえます。
離脱されにくくなる
誤字脱字だらけのサイトの場合、ユーザーが読む気力を失い、最後まで読まれずに離脱されてしまいます。校正はそれを防ぐ効果があり、最後まで読んでもらいやすくなります。
文章を校正するコツ
文章を校正するにはいくつかのコツがあります。ここからは文章校正のコツについてご紹介します。
まずは自分で全文を読んでみる
誤字脱字や表記のゆれなどは、改めてもう1度文章を読み直すことで、間違いに気づいて修正することができます。その際、文章を作ってからしばらく時間を置くことがコツで、誤字脱字に気づかされることが多々あります。
文章作成ソフトの校正機能を使う
WordやGoogleドキュメントなどに代表される文章作成ソフトでは、校正機能がついています。誤字脱字や「てにをは」など誤りに気付き、正しい表記に修正することが可能です。
特に英語のスペルチェックは間違いやすいことが多いので、正しいスペルに修正できます。
文章校正ツールを活用する
文章校正ツールは誤字脱字や表現、助詞不足や二重否定など様々なジャンルの校正が行えるツールです。
最近では無料ながら正確性の高い文章校正ツールも用意されており、長文過ぎて自分で全文を読んでみるのが難しい場合におすすめです。
文章校正ツール15選
ここからは先ほどもご紹介した文章校正ツールに関して16のサイトをまとめましたのでご紹介します。
文賢
文賢は、文章校正・推敲・表現改善をサポートするAIツールです。誤字脱字のチェックはもちろん、冗長表現や読みにくい文章の改善まで、文章力を格段に向上させてくれます。
文賢の5つの特徴
AIが徹底的にチェック:文法、句読点、誤字脱字、表記揺れ、重複表現などのチェックポイントを網羅。AIが的確な指摘と改善案を提示します。
読みやすさを向上:冗長表現や分かりにくい表現を検知し、より簡潔で読みやすい文章へと導きます。
表現を豊かに:豊富な表現パターンを提案し、文章に彩りを添えます。
オリジナル辞書作成:誤字脱字の多い言葉や専門用語などを登録し、自分だけの辞書を作ることができます。
複数人で利用可能:チームで文賢を共有し、一貫性のある文章作成を実現できます。
PRUV(プルーフ)
無料ユーザー登録をすることで、最大2万字まで文章の校正を行うほか、ユーザー辞書の設定などが行えます。また文章の読み上げツールがあり、違和感などを感じ取り、校正につなげることも可能です。
おすすめポイントは西暦を入力すれば和暦が出てきたり、紛らわしい社名のチェックなど作成者が気が付きにくい間違いの訂正なども行ってくれます。
★こんな方におすすめ:Webライター・ブロガーなど
Enno
1度に校正できる文字数が無制限のほか、校正前と校正後の文章が表示されるため、比較しながら作業ができます。間違っている可能性が高い単語なごにマークがついており、説明も見られます。
おすすめポイントはチェックした文章がデータベースに保存されないため、プライベートなことが書かれた文章の校正にも活用できます。
★こんな方におすすめ:フォーマルな文章を作成する人
Just Right!7 Pro
Word・Excelと連携しており、校正した内容がWordなどにそのまま反映されるため、二度手間になりません。文体の統一チェックなど、言葉のゆれやミスを見逃さず、理由なども提示します。
おすすめポイントはおよそ10万字ある文章をわずか10秒で校正するなど、校正が素早く、目視よりも明らかに早くて正確です。
★こんな方におすすめ:企業文書や広報などフォーマルな文章を書く人
チョイミテーナ
Yahoo!APIを活用し、間違いの深刻度に応じて色分けを行い、不自然な日本語などを見つけ出します。無料の文章校正ツールと比べても機能自体はシンプルです。
おすすめポイントは有料ながら読み上げ機能や音声翻訳、文字起こしが行えます。
★こんな方におすすめ:手っ取り早く校正をしておきたい人
日本語校正サポート
Yahoo!APIを活用しており、事前にチェックしておきたい校正の種類を決めた上で文章のチェックが行えます。説明もシンプルで、誰でもわかりやすく使える仕様です。
おすすめポイントは文字数のカウントでは句読点や改行など除外文字をカウントしないように設定できるので、正確な文字数を知りたい人におすすめです。
★こんな方におすすめ:小論文や自己PR文といった長めの文章を作成する学生など
Shodo
AIが校正を行うツールで、ブラウザ拡張機能で使えるため、GmailやTwitter、WordPressなどと連携できます。ブラウザ上で文章を作成すると自動で校正を行う仕組みです。
おすすめポイントはショートカットキーを使うことで自動で立ち上がり、校正を行ってくれるので使い勝手の良さが特徴的です。
★こんな方におすすめ:AIを使った校正に興味がある方
MOJI-KA
文章校正の機能だけでなく、Webライティングに欠かせない構成とライティングも行うことができるほか、ポモドーロタイマーで作業時間をチェックできるツールです。
おすすめポイントは漢字使用率カウントや音声読み上げなど無料でも十分に機能を使えるが盛りだくさんです。
★こんな方におすすめ:Webライティングの仕事をする方
Microsoft Word
文書作成ソフトでありながら、校正機能がついており、間違った語句の使用を正すなどの機能を持ちます。パソコンに標準装備されていることが多く、オフラインで校正が行えます。
おすすめポイントはシンプルな誤字脱字や表記のゆれをチェックしたい方はWordで事足ります。
★こんな方におすすめ:使いなじみのあるツールを使いたい方
Novel supporter
概要:小説の校正に特化したツールで、文章の読みやすさをメインにした校正が行われます。文末の重複などありがちなミスを見つけることが可能です。
おすすめポイントは小説の校正がメインでありながら、普通の文章の校正にも活用できるので、他の校正ツールとの併用におすすめです。
★こんな方におすすめ:同じ単語や文末を重複させやすい方
proofreading-tool
WordファイルやPDFファイルをドロップするだけで校正を行ってくれるツールです。元々は企業の社内向け校正ツールだったものが一般公開されています。
おすすめポイントはテキスト文書など様々なファイルもドロップすれば校正ができるため、効率的に校正作業が行えます。
★こんな方におすすめ:手っ取り早く校正作業に取り掛かりたい方
idraft by goo
校正機能のほか、辞書検索機能などを取り込んだテキスト編集アプリです。分からない言葉はアプリ内で完結し、誤字脱字をすぐに指摘してくれます。
おすすめポイントはスマホアプリやタブレットアプリで文書作成から校正までが行えるので、外出先までも素早く校正作業が行えます。
★こんな方におすすめ:パソコンを持っていないけど文書作成・校正まで行いたい方
Tomarigi
青山学院大学で作られた文章校正ツールでパソコンにダウンロードして用います。チェックする項目が多く、細かなところまで校正が行えるほか、若者言葉の有無まで調べられるツールです。
おすすめポイントは修飾関係が図でわかりやすく示されるなど、主語と述語をより正確にでき、読み手に伝えることができます。
★こんな方におすすめ:正確に文章を作りたい方
プレスリリース校正ツール
プレスリリースを作る際に効率よく確認作業ができるように作られた文書校正ツールです。間違った表現があれば色付きですぐに示されるので、早急な修正が行えます。
おすすめポイントはプレスリリース校正ツールではあるものの、一般的な文章にも対応しています。
★こんな方におすすめ:校正前と校正後の比較を行いたい方
Konisimple Tools
校正したい文章について品詞分解を行う文章校正ツールです。新聞記者などが用いる辞書を参考に、当て字などを見つけて是正することができます。
おすすめポイントはわかりやすい文章を目指し、17つの指摘事項があるのでわかりやすい文章を心がけやすくなります。
★こんな方におすすめ:正しい日本語でわかりやすい文章を作りたい方
文章校正ツールの選定ポイント
文章校正ツールを選ぶ際にどんなポイントで選べばいいのかをまとめました。
やり方がわかりやすい
文章校正ツールがいくら優秀でもやり方がわかりにくければ使い勝手が悪く、校正どころではありません。やり方がわかりやすいツールを見つけ、その中で正確性の高いものを見つけるのがおすすめです。
校正ツールを使う頻度
校正ツールを頻繁に使う場合、有料サイトの方がより効果的に利用できるようになりますが、さほど使わない場合は無料サイトでも事足ります。
費用対効果を考えた際、校正ツールを使う頻度を考え、無料サイトの中で探すか、有料サイトの中で探すかを決めるのがポイントです。
文章校正ツール活用するコツ
最後に、文章校正ツールをうまく活用していくためのコツについてまとめました。
校正ツールを使う理由を明確にする
校正ツールは多機能なものが多いです。そのため、本来の使用目的を忘れて「おもちゃ」のように校正ツールやアプリを使う人がいます。
これでは活用はできません。誤字脱字を少なくするなら誤字脱字を正確に見つけられるサイト・ツールを見つけるなど、誤字脱字で用いる場合はこのサイト、表記ゆれを何とかするならこのサイトと、分けていくのも1つの方法です。
校正ツールで表現を学ぶ
校正ツールで示される改善策は、文章を作成する上で参考になるものばかりです。
どんな指摘を受けたか、どんな指摘を受けやすいかをメモなどにまとめて、勉強していくことでより正確な文章が作れるようになります。
AIに頼り切るのもいいですが、AIが示す改善策から何を学ぶかを考えていくことも学びにつながるのです。
まとめ
今回は文章校正のコツやメリット、文章校正ツールについてご紹介してきました。
無料サイトや有料サイト、AIを使った文章校正ややり方がわかりやすいツールまで、ありとあらゆる文章校正ツールがありました。あとはご自身にとって使いやすい文章校正ツールを見つけていくことです。
そして、まだまだ少ないスマホアプリの校正ツールやAIを活用したツールなどこれからどんどん出てくるでしょう。その時に再び吟味し、より効率的に校正ができるツールを使い続けましょう。
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