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優しい気持ちでいるということ/女の人に恋をした

「優しい気持ちであなたといたい」
彼女と恋愛関係になってから、何度もそう思いました。

初めての女同士の恋愛。
好きになったのがたまたま女の人だっただけ。
何もかもが手探りでした。

今までの私は酷く我儘で、過去に付き合った男性をたくさん困らせてきた。同じように彼女を困らせたり、傷つけたり、悲しませてしまった。

私は上手に恋愛ができないのかもしれない
と何度も思いました。
お互いに不器用で、逃げたくなったり、傷つけたり、
素直になれなかったり、息ができなくなるほど泣いたり。

それでも、私たちは何度でも向き合いました。
何時間も話し合ったり、素直になろうと努力したり、
自分を顧みたり、こうしてみようと提案したり。

思い返せば、彼女の優しさに気づけなくて
不安になることも多かったんです。

実際は、いつだって優しかったのに。
たくさん愛してくれているのに。

何度も向き合い続けたからこそ、深い愛情に気づけたのだと思います。
たくさん優しくしてもらった分、
私も常に優しくありたいと心から思えるようになりました。

彼女と話していると、穏やかな気持ちになれるんです。
もちろん人間同士だから意見が食い違うこともある。
でも、それでいいんです。

全て同じにしようとすれば、衝突が生まれます。
私は彼女そのものを愛したのだから、
自分と違う意見をもつ彼女だって彼女なんです。

あなたに出会って気づけたことが山のようにある。
それをこれから綴っていきたいと思っています。


あめ/女の人に恋をした

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