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【読書】何が起こっても応用が利く「頭のよさ」が欲しいなら本を読もう (頭は「本の読み方」で磨かれる 茂木健一郎 著)

始めに

おばんでございます。サムカフェオーナーのオサムです。

本書を手に取ったのはかれこれ1年くらい前の事。
それまでの僕は読書が「キライ」でした。

「本は読んだ方がいいんだろうな~」
「一冊読むのに、めっちゃ時間かかるんだよな~」

と読書に積極的ではなかった僕に「よし!これからは読書をしよう」と思わせてくれた一冊です。そのおかげで、読書が楽しくなりました。読書をしていくうちに「アウトプット必要だ」と考えるようになったことが、noteを始めるキッカケにもなりました。
 昨年から少しづつ読書量が増えていき、今では月7~10冊ほどの本を読むようになっています。 

 本書は読書をすることのメリットを脳科学者の視点から解説している本であり、科学的に裏付けされた内容に、納得することも沢山あります。

これから、何回かに分けてご紹介していきたいと思います。

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読んだ本の数だけ、高いところから世界が見える

本を読むとどんないいことがあるのか?
それは、読んだ本の数だけ、高い所から世界が見える。(19p)

本を読めば読むほど、自分の足元に本が積みかさなっていく。そしてその数が多ければ多いほど、高いところから世界が見える。
 物事を判断する。考えを巡らせる。といった時に必要な、思考の源が豊富になることで「知識の土台」が作られていく。

 十冊読んだ人は十冊分の高さから
 百冊読んだ人は百冊分の高さから世界が見える。

と述べています。
 これが読書をすることで、頭のよさを得るということなんですね。
 こういう分かりやすいイメージで捉えると。読書に対してポジティブになりませんか?
 僕は単純な人間なので、「だったら読書したほうがいいじゃん!」とすぐにその気になっていました。 
 反対に、読書をしないといつまでたっても「同じ高さからの世界しか見えない」のではないか?とも思いました。
 30代後半にしてようやく「読書をしよう」と思いました(笑)もっと早くやっとけばよかったな。と後悔。


 しかし、「頭の良さ」と一言で表現しても、形は人により様々。
「だったら、ただ本を沢山読めばいいの?」
と考えてしまいますが、そうではありません。


読むジャンルが多ければ、足場は安定する

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 この図が表しているのは、
頭をよくするには「高さ」「幅」が必要になる。
 
 「高さ」 = 「読書量」
 「幅」  = 「ジャンル」

世の中には「本」と言っても無数に存在している。
「科学」「経済」「人間関係」「自己啓発」「小説」等、様々なジャンルの本がある。無数に存在する本の「ひとつのジャンルだけ」を読むのではなく、様々なジャンルを読むことで、学んだ知識がそれぞれの「知識の土台」を作り、より広い範囲を行動(思考)することが出来る。
 つまり、好きな本を読むだけではそのジャンルの高さが増していくばかりで、広がりがない。時には普段は手に取らない本を読むのも、知識の土台を広げる為には重要ということなんですね。

 これはとても分かりやすい表現だと思います。足場を高くすること、様々なジャンルで足場を広げていくことはとても重要な事なんですね。

 でもこれって「科学的」説明したらどういうことなんでしょうか?


脳の側頭連合野にデータが蓄積されていく

記憶や聴覚、視覚をつかさどっている部分で、人間の「経験」をストックする機能を持っている。

つまり、この脳の部分にデーターが蓄積されるという事は。

「本を読む」こと = 「自分の経験を増やす」こと

ということになる。
 例えば小説だったら、自分の感情が実際に動くことで、主人公の人生を追体験することが出来る。
 「文章を読む」という事は自分と違った人間の考え方や人生を追体験する事というわけですね。
 読書は、情報得るだけにとどまらず、知識を得る事にも有効である。さらに、一人の人間と文字を通して会話することで、文章から作者の深い思考にたどり着くことが出来る。
 それがデータとして側頭連合野に蓄積されることで、「読書が知識の足場となり、さらには自分自身の経験にもなる」ということなんですね。

 小説を読んで相手の気持ちがわかるようになる。と言うのは納得のできる事だと思います。
 さらに主人公や、登場人物に自分を重ねて本を読むこともありますね。そんな時、自分の感情が動いている事自体が、「人生の追体験」になるのではないでしょうか?
 読書をすればするほど、知識の足場が広くなる。というのは、科学的にも裏付けのあることなんですね。

終わりに

読書をすること自体が、自分の人生に価値をもたらしてくれるものだ。

というのがお分かりいただけたと思います。

今回は読書嫌いだった僕が、読書をするようになったきっかけの本を紹介いたしました。

もし、おすすめの本があったら教えて下さいね。

へばね~。






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