お願いの仕方なのか、関係性なのか。
コミュニティ活動の一つに、ZOOM UPがある。
ZOOM UPは、ゲストスピーカーをお招きして、その方の経験やチャレンジしている事などのお話をして頂く。簡潔に言えば、その方の人生に触れる事ができる。
では、そのゲストスピーカーはどうしているのか。
それは、人と人との繋がりで登壇の依頼をしている。ある程度の関係性が築けている上でお願いをしているため、応援も含めて承諾してもらいやすい。
関係性がある程度ある場合の事は、誰でも容易にできると思う。
今回は、ほとんど関係性がない状況でのお願いをして発見した事を書きたい。
まず、お願いするにあたり考えておかなくてはいけないものがある。
①僕たちが受け取るもの
②相手から奪ってしまうもの
③何が返せるのか
基本的に、どんな事でもそうだがお願いする時はこれらを考えるようにしている。もちろん、③に限っては即効性がない場合が多いし、現状で返せない場合もあるが、しっかりと考えるようにしている。
受け取るもの
経験
ZOOM UPをする上で受け取るものは、その方の経験である。これまで積み重ねて来た時間を共有してもらえる。これには、個人の価値観、考え方、成功、失敗など自分だけでは得る事が出来ない。
相手から奪ってしまうもの
時間
一番に考える事は、時間である。
オーストラリアに来てから時間に対する価値を考えるようになり、人生において一番高価なものは、時間であると分かった。
それを踏まえると、相当な時間を奪ってしまう。
ZOOM UPでの拘束時間は約2時間。
ZOOM UPの準備をして頂くのにも1時間以上(スライドなど)
軽く、3時間以上も奪ってしまう。
なぜ、時間を奪ってしまうものと位置づけるのか。
それは、絶対にその時間は返せないもので、簡単に奪っていいものではないからである。その時間で、他にできる事は山程ある。
その時間の価値を一番と設定して話をすると、それを超える、もしくは納得してもらえるものをお返しとして用意できなければ難しい。
何が返せるのか
これに関しては、非常に難しい。人により違う上、返せるものが非常に少ない。ここでいうと、返せるものと少しずれてくるが
"やってよかった"
そう思ってもらう事が第一優先として考えている。
それと、登壇してくださった方のファンを作る事。
コミュニティはいわば、人の集まり。コミュニティにより多少特性が出てしまうがアンケートや、ファンを作るにはもってこいの場所だと考えている。
広告という意味で言うなれば、広く告知する事はできないが、確実に伝えられる事ができるし、フォロワー(ファン)として近い関係性を作ることができる。
面白要素=武器
とはいえ、コミュニティの素人であり相手が満足してくれる設計など容易には出来ない。
ただ、実際にはお願いをして登壇し頂いている。
この結果の大きな要因は、武器を持っている事だともう。
留学生
まだまだ、未知数で自由に動き回る事ができる留学生。
そこに、コミュニティ+コロナ
偶然に重なり、少し他とは違う色を発している事は武器であると思う。
お願いの仕方×関係性
関係性がない状態でお願いするのであれば、お願いの仕方を考えるべきで、
僕たちはこんなことをしているよ!というお願いの仕方(相手に面白いと思わせる)が重要であると
今回、お願いをしてみて思った。
結論、関係性が少しでもあるのであれば、お願いの仕方を工夫して突っ込んで行くべき。
また、突っ込みに行ってこよう。(玉砕なんて当たり前精神で)