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18.「迷ったら原点」|西村幸志郎さん

本日は西村組の四代目若社長、西村幸志郎さんとお話させていただいた。

今回、幸志郎さんは私の自己分析に付き合ってくださった。その中でこれからも大切にしていきたいと思う考え方も教えてくださったので、まとめていきたいと思う。

↓西村幸志郎さんTwitter

↓西村組ホームページ


■慕われている理由

はじめに幸志郎さんをよく知らない人のためにも幸志郎さんについて書いてきたい。

個人的な意見だが、幸志郎さんはたくさんの方から慕われている。

「若」と呼ばれたり、「幸志郎さん」と呼ばれたり、あんまり「西村さん」と呼ばれている印象がない。「僕と一緒に飲みませんか?」という主旨のツイートには、66ものリプが集まった。

「なんでそんなに慕われているんですか?」と聞くと、「そんなに慕われている自覚がないからわかんないなー」と笑っておっしゃっていた。

「でも、来るものはあんまり拒まないから、というのはあるかな。よっぽど雰囲気が合わない人とか、ワクワクする文面をくれない人は悩むけどね笑
あとは、若いから、というのもあるかな。Twitterで絡む人の中には自分よりずっとすごい方が多いけど、自分みたいなことを30歳ぐらいの人がやっていてもここまでにはならないと思う」

そう言いつつ、謙虚に「やっぱり自覚がないからそこは自分で吸収していって~笑」とおっしゃっていた。

その謙虚さがツイートにもにじみ出て、みんなから慕われる存在になっているのだろう。



■ワクワクする方へ

もともとあった想いを幸志郎さんと深めていく中で、私は「(特に子ども・中高生ぐらいの子が)環境のせいで可能性が制限される世界を無くしていきたい」という気持ちが強いことが分かった。

しかし、その話をしているとき、私の中で若干の違和感があった。
それを、幸志郎さんはちゃんと拾ってくれた。

私はもともと、大学への進学には医学部を目指していた。
なぜなら「途上国の支援のためには医療か教育が必要だと思った」から。教育にあまり興味がなく、「今できる一番難しいことをしよう」というモットーがあった私の足は自然と医学に向いていった。

その話をするまで、自分の原体験も含め「日本の子ども」に焦点を合てた感じで話しが進んでいた。しかし、そこで私が「途上国」の言葉を出したので、幸志郎さんは私にこんな質問をした。

「『日本』と『海外』やったら、どっちがしたいん?」

正直、めちゃくちゃ難しい質問だった。
私が答えに悩んでいると、幸志郎さんは

「ワクワクする方はどっち?」

と尋ねてくださった。
そこから少し時間をおいて考えて、私は「やっぱり海外、途上国に行きたい」という気持ちが強いことを確認できた。

「難しい選択をするのはすごくいいスタンスやと思う。僕の尊敬するサッカー選手のロベルト・バッジョも『思いついたプレーの中で一番難しいプレーを選択する』って言っていたしね。
でも、その『難しい』の中には、『ワクワク』も含まれていると思う。
難しいことを歯を食いしばってやるのもいいかもしれないけど、ワクワクしてやった方が続くし成長スピードも速いよね」


幸志郎さん自身、実家を継ごうと思ったのは「難しいけどワクワクすること」を選んだ結果だったそうだ。

実家を継ぐのは、楽をしようと思えば一番楽な選択肢らしい。
しかし幸志郎さんは、自身の会社を『もっと良くしたい』と考えている。
西村組は創業80年余り。すでに、いいものも悪いものも含めて「形になっている」状態だそうだ。
幸志郎さんは、それを変えていきたいと思い、実家を継ぐ道を選んだという。


■迷ったら原点

私は、やりたいことはぼんやりあるのに「こんな可能性もある、こんな選択肢もある」考えるうちに、やるべきことがわからなくなっている状態だった。それが、今回幸志郎さんと自己分析をやっていく中で分かった。

幸志郎さんは

「迷ったら原点」

と教えてくださった。

迷うということは、選択肢があるということ。可能性や選択肢を持っていることはとてもいいことだし、そういうアンテナはずっと張っておいた方が良い。
でももしそれで何をやるか迷ったなら、原点に戻る。そしてそこでいろいろやってみるべき。それでできる・できないもわかってくるし」

私の場合、最初に医学部に進学したいと思ったときも、農学部に進路変更したときも、「途上国支援」の意識が必ずあった。
そのことを、幸志郎さんの「迷ったら原点」の言葉を聞いて、初めて思い出すことができた。

「自分を言い訳できない状態にしないとね」

自分のやりたいと思ったことに正直に、やりきったと思うところまでやらないと、後で後悔することになるだろう。それは、自分でも薄々感じていた。
しかし、幸志郎さんに改めて言われたことで、自分のやりたいこと・うやるべきことがはっきりした。

まずは時間を区切ってでもいいから自分が一番最初にやりたかったことに挑戦しよう。そう思うことができた1時間半だった。


↓西村幸志郎さんTwitter


幸志郎さんへ

本日は自己分析を手伝っていただき、ありがとうございました。

幸志郎さんと話す中で「私ってこれがやりたかったんだ」とか、「今のこの想いってこういうところから繋がっていたんだ」という発見の連続でした。
そして改めて、幸志郎さんが教えてくださった「迷ったら原点」という部分を大切にしていきたいと感じました。
今はコロナで不自由な状態ですが、後に自由をつくれるよう、今できることをやっていきたいと思います。

私の確認ミスからリスケしていただいたことや、当初1時間の予定を30分延長して私に真摯に付き合ってくださったことも含め、感謝しています。
本日は本当にありがとうございました。

いつも読んでくださってありがとうございます。